あら、うれしい | |||||||||||||||||||||||||
しかし、明日に伸ばして今日は近場のパッチャーコーフェルと市内観光にしようとしても、明日はもっと天気が悪いらしい。ううむ、かといってまたオーストリアに来る機会がある保証はないし、やはり今回でアクサマー・リーツムは押さえておかないと。とにかく観念して、今日は予定通りアクサマー・リーツムに行くことにした。スキーバスでいったん王宮裏に集まり、アクサマー行きに乗り換えて出発した。 |
|||||||||||||||||||||||||
◆アクサマー・リーツム、 ムッテラーアルム◆ (公式サイトの地図を加工) |
|||||||||||||||||||||||||
長いリフトを1本乗り、そこから少し滑り下りたところに山頂行きのリフトがあり、乗ってみた。ここでルーカス君という、ドイツのスキー少年団の男の子とその友達に会った。片言の英語だが、まあ、話せるようだ。天気良くてよかったね、とか言っているうちに山頂に到着した。 山頂には特大の十字架があり、周囲は360度見渡せるようになっていた。ここで名物コースともいうべきDohlennest経由のコースへ。断崖絶壁が迫る、豪快なコースだ。ああ、これを見たくてここに来たのだ。日本には無い景色であり、ステューバイ氷河の次に優先したのだが、それだけの価値があるなあ。写真を何枚も撮りながら、コースを滑った。 次に、ケーブルカーで再び山頂へ。このケーブルカーで気づいたことは、コースのすべてが高架を使って地表を走る(つまり、トンネルはない)にもかかわらず、消化設備だの乗務員室には非常用マスクだの、ガラスを割る道具だの、防災設備があることだ。おそらく、カプルンでの事故を受けてのことだと思うが、相当懲りたようだ。 上部を滑っているうち、どうも天気が崩れてきた。まあ、先に写真を撮っておいてよかったかな。写真を撮らないならムキになって滑ることもあるまい。今日は山頂のゲレ食でスパゲティ(7.7EUR 963円)を食べた。 さてと表を見たら、すっかりガスってしまっている。もうあの断崖絶壁もかすれてしまっている。ううむ、本当は動画とかいろいろ撮ってみたい、何度も滑ってみたいコースだったが、こうなっては仕方ない。こうなったら、ムッタラーアルムに行ってみるか。 ペアリフトでムッタラーアルム行きの最高地点へ。ここへの登りのTバーリフトが止まっていた。ありゃ、行ったらもう戻ってこれないのね。ムッタラーアルム側はちゃんと営業しているのだろうか。ちょっと心配だったが、あとから来た客も滑り下りていくので、引き込まれるように滑り下りた。 ムッタラーアルム側はゴンドラも営業していた。ワイルドなアクサマーリーツムに対して、こちらは日本的というか、しっかりした林間コース主体だ。快適に飛ばすなら、こちらの方がスピードコントロールもしやすいだろう。 こちらは、もうひとつ、歩いて登る山岳スキーが多いことが目についた。かかとが上がるスキーや、ボードをかついで登る人が多い。それをリフトの無い山でやるのではなく、スキー場のコースそのものでやっているのだ。もちろん、コース脇を安全に登るのだが。要はリフト代を節約して、1本にかける、ということか。まあ、いろんな楽しみ方があるのだろう。このムッタラーアルム、富良野のように快適なロングコースをしっかり滑りたいのであれば、なかなかいいのでお勧めだ。 リフト券は共通なので、数本滑ったが、景色はご覧のとおりで写真を撮るほどではなかったので、足が完治していなかったこともあり、早めに切り上げて、バスでインスブルックに帰った。 とにかく今日は午前中、1〜2本分だけだったが、晴れてくれたので実にラッキーだった。明日は雨だそうだが、一番近いパッチャーコーフェルに行って、午後は市内観光にしよう。 場合によっては、パッチャーコーフェルには2回行くかもしれない。インスブルックの夜景を見ながらナイターで滑ることができるとのことだ。その時のため、夜は駅裏のバス停からJバスが出ていて、それがパッチャーコーフェル行きらしい。夜にバス停に偵察に行き、確かめた。明日はせめて、夜に晴れますように。 |
|||||||||||||||||||||||||
駐車場付近の景色 | 最初のリフトの斜面 | ||||||||||||||||||||||||
ルーカス君だ | ケーブルカーもあるぞ | ||||||||||||||||||||||||
雲がびっしりと町に蓋をしている | ケーブルカーの高架脇を登る | ||||||||||||||||||||||||
これが巨大十字架だ | いい景色だ | ||||||||||||||||||||||||
ギザギザの岩山コースの スタート地点だ |
いちおう、圧雪はしている | ||||||||||||||||||||||||
これがコース途中のレストハウスだ | ケーブルカーだ | ||||||||||||||||||||||||
岩山コースの下部 | ケーブルカーの駅。 オリンピックでも使用された |
||||||||||||||||||||||||
左の缶はガスマスク、中央に消火器 | 消火器などが設置されている | ||||||||||||||||||||||||
山頂のゲレ食内部 | 豪快な売り方だ | ||||||||||||||||||||||||
パスタはまあまあだ | なぜかSHARPの電子レンジもあった | ||||||||||||||||||||||||
パウダーコースを滑ってみました | アクサマーリーツムの斜面を振り返って。 ケーブルカーのラインが見える |
||||||||||||||||||||||||
ムッタラーアルムに来ると、アクサマーリーツム には戻れんな・・・ |
こんなテントもありました | ||||||||||||||||||||||||
このイエローバスで 戻りました |
インスブルックに戻って、お土産屋を見る | ||||||||||||||||||||||||
市街地の町並み | これがJバスだ | ||||||||||||||||||||||||
【ギャラリー】 | |||||||||||||||||||||||||
◆岩山コースの上部 スキーヤーがバイキンのように写っているが、これで広大さが少しは感じられるだろうか |
|||||||||||||||||||||||||
◆アクサマーリーツムの岩山コース 日本離れした風景の中を滑る |
|||||||||||||||||||||||||
◆ケーブルカー、ペアリフト 雲海を従えた雪山を背景に、ケーブルカー、ペアリフトが映える |
|||||||||||||||||||||||||
◆アクサマーリーツムの下部 左の見おろすような恰好の岩山、コルチナダンペッツォのトファーナ・ディ・ロゼスによく似ている |
|||||||||||||||||||||||||
◆ムッタラーアルムのコース こんな感じのコースが延々と続く |
|||||||||||||||||||||||||
今回、今までの教訓でよく生きたのは、「朝イチで一番景色のいいところに行け」だった。ケーブルカーは少し歩く場所にあったのに対し、リフトはバスを降りてすぐだったので、リフトを乗り継いで登った。 山の天気は信用できないし、午後に気温が上がるとどうなるか分からないので、景色、景観が売り物のスキー場ではこの鉄則を守ろう。 |
|||||||||||||||||||||||||
HOME > 海外スキーレポート > オーストリア7日目(アクサマー・リーツム、 ムッテラー・アルム) |