| HOME > 海外スキーレポート > ツェルマット | ||
| ツェルマット・スキー日記:4日目 | ||
| 太陽ポカポカ | ||||||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||||||
イタリア側から見たゲレンデマップ |
||||||||||||||||||||||||
このイタリア遠征の特徴の一つに、「パスポート持参」という約束事がある。ガイドによると、めったに検閲されることは無いし、実際に見たことは無いというが、ロープウェイの中で抜き打ちで検査があった話を数件聞いており、念のために持ってきてくれとのことだ。また、チェルビニアを観光するので、普通の靴もリュックに入れる。 今回は巡回バスでロープウェイの駅へ行き、昨日も使ったFuri、Trockener Stegを乗り継ぎ、標高3820mのクラインマッターホルンの駅に到着した(2本目のロープウェイの運転手は、我々が日本人であると知ると、観光案内の車内放送を日本語でもやってくれた。たいしたものだ)。 駅は岩山をくりぬいて造られたもので、向こう側へはトンネル内を歩いて移動する。トンネルの中間にエレベーターがあり、これに乗って展望台へ上がる。何だか楽しそうに聞こえるだろうが、ここは富士山の山頂よりも高いことを忘れてはならない。普通の感覚でスキー板を担いで大また気味に歩くと、とたんに息切れしてしまう。時々、クラクラする。這うようにして展望台に上がった。 ここから見た眺めは、すばらしくもあり、失望するものでもある。というのは、アルプスの山々はきれいだが、肝心のマッターホルンが「ええっ」と言うほどかっこうが悪い。ツェルマット側から見ると、無限の感動を与える山だが、南壁側から見るとえらく不恰好で、しかも肩と呼ばれる出っ張りが8合目ほどにあり、ただの岩山のようにも見える。ちょうど東壁に白く雪がかかっているのに対して、南壁側は融けるせいか、雪が少なくて黒ずんでいる。イタリアに対してずいぶん薄情な山だと思ったものだ。イタリアにいるときは、イタリア名のモンテチェルビーノと呼ぶべきであろうほど、スイス側とは別の山という気がしたものだ。 ここからはモンブランも遠望できるが、ガイドに「こことあそこの間の、あの丸い山」と教えてもらわないと分からないだろう。絵になる山は見えないので、長居は無用だ(シャモニのミディ展望台は1時間いても飽きなかったが)。 展望台をいったん下り、国境線を越え、いよいよイタリアの国境の都市、チェルビニア(標高2050m)に向かう。ここから延々とダウンヒルが続くのだが、そのコース幅と、行き届いた圧雪、快適な斜度、さえぎるものが無い視界の良さ、人の少なさは真の感動ものだ。八方尾根の朝イチのリーゼンが延々と続いていると思えばいい。ほとんど木の1本も見ることなく、チェルビニアの町に到着した。土産屋で板や靴を預け、運動靴に履き替えて、町に出る。小さな町だが、みやげ物屋が軒を並べる。マッターホルンが頭上に見える。 昼食は、Sporting Hotelと教会の間を少し歩いた角にある、Matterhorn というレストランでとった。スパゲティとピザだが、量が多い。チェルビニアの町では3時間くらい過ごしただろうか。強風になってロープウェイが止まるとまずいというので、早めに切り上げて帰る。2つのロープウェイを乗り継ぎ、最後の駅の壁に国境のラインがあった。ここから広いテオデュル氷河(凍傷になったところ)を抜けて、町への長いロングランで締めくくった。 今日はすこし早めに切り上げたので、町をゆっくり見ることができた。少し町を解説しよう。まず、駅前広場のすぐ横に少し細くなったメインストリートのバンホーフ通りがあり、みやげ物屋や、スキーショップがびっしり並んでいる。原宿の竹下通りのようである。ここには山岳博物館や山岳センター、教会などランドマークがあり、ぜひ最初に覚えてほしい。このメインストリートは教会あたりで賑わいが弱まる。この通りには、川が並行して流れており、川向こうはホテルやみやげ物屋、飲食店が多い。とりあえずこのバンホーフ通りをしっかり覚えておいて、川がどちら側かが頭にあれば、困らないだろう。 |
||||||||||||||||||||||||
■マッターホルンの南壁を
見ながら
■チェルビニアの町とマッターホルン
もう、ただの岩山だ
■イタリア側のロープウェイ
■ロープウェイ駅の国境ライン。
CHはスイスを意味する
■右奥の通りがメインストリート
■みやげ物屋。見ている
だけでも楽しい
■子供はそりで運ぶのだ!
■時計屋が多いのも
特徴だ
■クリスマスは近い
日本への義理のお土産は、生協で買おう。特にチョコレートがいい。(空港で売っているようなデザインのものも多い)。特売品でも安くておいしい。しかし、NOIRと書かれたものは(結構、多い)、カカオの粉を固めたような、甘味のほとんど無い、苦いだけのチョコなので、要注意だ。習字に使う墨をかじっているようで、参った。ちなみにNOIRとは、「黒い」を意味するフランス語であるが、チョコでは「苦い」を意味する。ネスレの製品は比較的ハズレが少ない。
その他、絵葉書も安い。最初に値段をよく見ておけば、町中の無数のお土産屋を評価する基準になる。
ツェルマット・スキーの概要 日記:1〜2日目(東京〜ジュネーブ〜ツェルマット 移動日) 日記:3日目(ゴルナグラート〜シュヴァルツゼー) 日記:4日目(クラインマッターホルン〜チェルビニア) 日記:5日目(ヴァルトゥールナンシュ〜チェルビニア) 日記:6日目(スネガ〜ロートホルン +そり遊び) 日記:7日目(チェルビニア〜テオデュル氷河) 日記:8日目(ツェルマット〜チューリヒ〜東京 移動日) HOME > 海外スキーレポート > ツェルマット