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   ツェルマット・スキー日記:3日目
  

ゴルナグラート

   

油断はならない
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カード
ICが組込まれたリフトカード
  イタリア側も共通のもの

   
改札
登山電車の改札にて。
 
磁気カードは見せる必要
 はない。

     
鉄道とMH
登山鉄道とマッターホルン
  
名コンビ
カメラマンとバーナード君。
 息のあった
コンビだ。
  
バーナード君
バーナード君。結構、歳を
 とって
いるように見える
  
ヘルンリ尾根
東壁を見せるマッターホルン。
 
ゴルナグラートからこんな感じ

  いよいよ、滑る時が来た。初日は時差による疲れも考えて、ゴルナグラートとなった(峠越えは標高が高すぎて、疲労がすごくなるとか)。駅前に8時に集合し、駅のすぐ前にある登山鉄道の駅から電車に乗る。リフト券はテレホンカードのような大きさとデザインのICカードだ。5日間、街中の循環バスを含めて、全ての交通機関で有効だ。なお、スウォッチの腕時計に、このリフトパス機能を備えたものがあり、お土産を兼ねて売られている。

 電車にしばらく乗っていると、ほどなくマッターホルンが見えてきた。そして走るほど、マッターホルンはその威容を誇示してくるのである。だから、あまり早くから興奮してバシバシ写真を撮らない方がいい。
 約40分でゴルナグラートの駅(標高3090m)に到着する。本来はストックホルン(3405m)までロープウェイを乗り継ぐことができるのだが、まだ運行していなかった。この駅はプラネタリウムのようなドームを持ったクルムホテル・ゴルナグラートが隣接していて、カレンダーやガイドブックによく出ている場所だ(シャワーは共同なので格付けは2ツ星だが、本格的なホテルとしては世界最高地だ)。とりあえず、ここで写真大会となる。そこで登場したのが、ちょっと痩せたセント・バーナード犬を相棒に従えた、カメラマンであった。犬を加えた集合写真を撮影し、出来上がりの写真は駅前にあるカメラ屋で渡すシステムだ。私はこういうのは利用しないが、あまりいいカメラを持参していない人は、利用するといいだろう。なお、犬だけ撮影するのは自由だ(たまに外国では、黙って写真を撮らせておいて、いきなり身代金のような額を請求してくる悪党がいるので、注意が必要だが)。

 ここから見るマッターホルン(Matterhorn:4478m)は東壁と北壁を8対2くらいで見せており、その中間の尾根(ヘルンリ尾根)の長さを誇示するようなポーズをとっている。それにしても美しい山だ。視線を左後ろに向けると、ヨーロッパ第2の高峰、モンテローザ(Monte Rosa:4634m)とリスカム(Liskamm:4527m)が見える。こちらの方がマッターホルンよりも高いのだが、全体の山塊が高いためか、山頂に丸みがあるためか、なぜか低く見えてしまう。岩肌には氷が青緑がかって見えて、氷河を育む山らしい容貌をしている。
 さて、ここから山を下るのだが、途中、登山鉄道やマッターホルンの表情の変化を楽しみながら滑る。体育会系の、クローチングで滑るのは似合わないところだ。Landtunnel(2060m)で再び登山鉄道に乗る。再びゴルナグラート駅からRiffelbergに降り、Tバーなどで数本滑ったあと、昼食となった。レストランAlmで魚(ニジマス)の料理を食べる。えらいうまい。そこからFuri(1864m)に下る。ここは、イタリアやシュヴァルツゼーに行くにも使う、ロープウェイ・ゴンドラの基地でもある。ここからロープウェイでTrockener Steg(2939m)へ。ここからははるか遠くにユングフラウが見える。この周囲はテオテュル氷河の一部であり、長いTバーがバシバシ張り巡らされている。この中には世界一長いTバー(全長2.6km)もある。
 なお、この辺りは夏でも9基のチェアリフトが稼動し、標高差1000m、総延長25km、最長滑走距離7km(!)のスキーができるので、世界中のナショナルチームがキャンプを張りにくるというから、恐れ入る。

 ここで、事件がおこった。強風の中の長いTバーで体が冷えてしまい、末端の感覚が少し落ちてきた。なにしろ、10分以上、標高3000mを越える氷河の上に立っていたのと同じなのだ!そこで向かい風に向かって滑り出すと、顔が痛い。すると途中の小休止で、ガイドが私の顔をさすってきた。なんだ、気味悪いと思ったら、「凍傷になっている」だと。男が数人、両頬に黒いあざのようなものができたのだ。一生懸命こすると消えたというが、何かおかしい。Furgg(2432m)まで滑り、トレーン・ゴンドラでSchwarzsee(2583m)まで登り、ここの喫茶室で休む。顔には薄いあざができていた。ガイドは慌てて、暖めるように言ったが、はたしてこの責任はどこまで問えるのだろうか。いっしょに滑った、関西から来た夫婦のだんなは、狭い範囲で深くやられているようだ。「風呂でよくマッサージしてね」うーん、どうしてくれよう。メンバーに医師がいて、1ヶ月もすれば治るでしょうといってくれた。どうなることやら(この結果は後記で!)。ちなみに、女性はだれもかかっていなかった。

ここからは、長い長い下山道を下る。まだ薄明るいと思っていたが、マッターホルンの向こう側に日が沈むと、急に暗くなる。足慣らしとしては、十分だ。今日はこれまで!

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さて、出番です はい、ポーズ ちょっと左によっかかってないか?
出番を待つバーナード君
  
こうして記念写真を
  撮るのだ!
  
中間駅とマッターホルン
入るぞ 出てきたぞ 広告
トンネルの中を滑る トンネルから出てきた
  ところ。中には雪が
  しっかりあった
ロープウェイの乗降口。
 時計の広告が多いのは
 さすがスイスだ
レストラン お勧めはニジマス 高く見えないところに味がある
レストラン「Alm」 ■ニジマスの料理。飲み物
 は、ホットワインを注文する
 人多し
モンテローザ。
 左がゴルナ氷河
 
ゴンドラ5兄弟登場! この長さがアルプスだ
トレーンゴンドラ
  
行儀良く駅に入るトレーン
  ゴンドラ
Tバーはどれも長い
ずいぶんまた、見た目が変わるね! しかし、絵になる山だ おっかねえなあ
東壁に正対して マッターホルンに日が沈む 威嚇しているかの
  ようだ
tip
(1)ゴルナグラート行きの電車では、右側にマッターホルンが見える。できれば、右側の列に座ろう。
(2)最初は曇り気味の空だったので、男は日焼け止めを塗っていなかったが、女性陣は、あれこれ塗っていた。昼には上塗りを繰り返していた。つまり、皮膚の表面を保護していたのだ。冬山では、皮膚を保護する意味で、たとえ曇り空であっても何か塗っておくべきであろう。
ツェルマット・スキーの概要
日記:1〜2日目(東京〜ジュネーブ〜ツェルマット 移動日)
arrow 日記:3日目(ゴルナグラート〜シュヴァルツゼー)
日記:4日目(クラインマッターホルン〜チェルビニア)
日記:5日目(ヴァルトゥールナンシュ〜チェルビニア)
日記:6日目(スネガ〜ロートホルン +そり遊び)
日記:7日目(チェルビニア〜テオデュル氷河)
日記:8日目(ツェルマット〜チューリヒ〜東京 移動日)
  
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