HOME海外スキーレポート > ツェルマット(チェルビニア)
ツェルマット・スキー日記:6日目

チェルビニア (自由行動日)

Line-blue
チェルビニア
氷河のTバーコースとマッターホルン
チェルビニア
この氷の山も、写真ではその巨大さを
表現できないだろう
ツェルマット
ツェルマットの町に向かって最後のラン
 とうとう最終日になった。一日も悪天候に遭わず、本当にラッキーだった。循環バスやロープウェイなどにもすっかり慣れ、迷うことなくクラインマッターホルンからイタリアへ渡る。一人で行動すると自分のペースで滑ることができるので、ロングランを存分に楽しむつもりでいたが、所々で写真撮影のために止まってしまった。気に入った場所では、しばらく呆然と景色を見ていた。日本では考えられないような風景の中にスキーコースがあるのだ。日本語で話す相手がいないと、本当に外国に来た気がするのだが、ここは外国というよりも地球のスキー場というべきだろうか。
 Tバーを主体とした上部の氷河コースを何本か滑る。その後、行きそこねたヴァルトゥールナンシュに向かう。ヴァルトゥールナンシュ側はとにかく人がいない。もし、女の子のようにがけから転落したら、誰が助けてくれるのだろう?コースを確認しながら滑る。うん、リフトは動いてるな。あれ、誰も乗っとらんぞ。怪しい。不安な気持ちで、シュプールを確認しながら前回待ちくたびれたリフト乗り場へ着く。せっかくだからさらに下を滑り、最も下にあるリフトの降り口まで来た。しかし、ガイドが言っていたように、一番下のリフトのコースは閉鎖されており、ヴァルトゥールナンシュへ行きたければ、リフトで降りるしかないという。うーん、面白くなさそうだし、やめよう。この辺は、リフト1本の長さが半端ではない。
 チェルビニアへ再び到着、すぐにロープウェイでプラトー・ローザに上がり、一昨日も来たレストランで昼食。景色を存分に満喫したあと、スイス側に戻る。万が一、天候が急変して戻れなくなるとヤバイので、このへんは早めにしよう。
 スイスでは上部のテオデュル氷河の上を滑る。やはりイタリアとは、日のあたり方が違う。今日が最後かと思うと、あの寒々しいグレイシャー・ブルー(青白くみえる、氷河の内部)も名残惜しい。だが、明日は出発だ。お土産も全部買っていない。Tバーを数本滑ると、ツェルマットへの最後のロングランを楽しんだ。北米や南半球とは異なる、本当に夢のようなスキーだった。
line
チェルビニア チェルビニア
 クラインマッターホルンのロープウェイ駅 向こうがイタリアだ 
チェルビニア チェルビニア
 長い長いコースを滑る 相変わらず、ずんぐりした格好だ 
チェルビニア チェルビニア
 本当、あったかい雰囲気だ  圧雪がいい
チェルビニア チェルビニア
 奇岩は写真にいい  上部はリフトは少ないくらいだ
チェルビニア チェルビニア
 テオデュル峠付近  初日、顔に凍傷を負ったところだ
チェルビニア チェルビニア
国境だ こういう乗り方もある!左がモンテローザ、
中央がリスカム、右がブライトホルン
チェルビニア チェルビニア
 マッターホルンも見納めだ 駅前では2000年を迎える準備が。
マッターホルンが見える
チェルビニア チェルビニア
教会だ マーモットの噴水だ
スキー
 99-00シーズンに、日本で最も人気のあったスキー板はサロモンのセリー3Vであった。99年夏に伊東秀人デモが「とてもいい」と推薦していたので、12月ごろ値段が下がったら買おうと思っていたら、ほぼ完売してしまった。残っていてもオープン価格をいいことに、板だけで10万円以上で販売する店もあった。
 ツェルマットで探したら、ヨーロッパでの人気はそれほどでもなく置いてなかったが、マッターホルンスポーツという店で、上級者向けにレンタルに出されていた。「このレンタルスキーはまだ未使用。1日レンタルして、気に入ったら買ってくれ。バインディング付で約7万5千円。買ってくれるなら、その時、1日レンタル代をそっくり返す」という、すばらしい条件に感激した。バインディングも相応の高機種だった。だが、長さが160cm台しかない。私の身長(173cm)では、これでいいというが、最初から170cm台を希望していたし、現在使用しているのが193cmのロシニョールなので、迷った挙句、断念した。でも、日本に持ち帰っても売れていたかも。
 いずれにせよ、12月のヨーロッパはクリスマスセールもあり、日本の1月の安さになっている。おみやげとして、スキー板を買うのもテだ。同じホテルに宿泊した人は、エクストリームの板を買っていた。なにしろ、このバーゲン価格から、さらに免税手続きによって、さらに1割近く安くなるのだ!
  
  
HOME海外スキーレポート > ツェルマット(チェルビニア)