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ウィスラー日記:5日目
 
ウィスラー:猛吹雪  なかなか怖い
 今日は、天気が悪くなりそうだと聞いていたが、本当に悪くなった。長い日程のリフト券を買っている人の多くは、この日に休養日をあててスキーに行かない人も多かった。しかし、私は行くことにした。
 ウィスラーのビレッジはそんなでもなかったが、ゴンドラで登るや雪が強くなり、上の駅に到着した時にはけっこう、見えなくなっていた。それでも視界はスピードを出して滑れるのだが、遠くの景色がどうだのは分からない。
 今日は一人で行動するのをやめて、みんなと同行することにした。いつもの10時の集合では10名ほどしかいない。みんな休養しているか、買い物日にあてているかだろう(それにしても、丸1日をあてても足りないほど、充実したビレッジなのだ)。滑るという人は、日本からはるばる来たので強引に参加しているという人だ(私も)。

 準備体操のあと、ピークチェアに乗る。ピークからはブラックタスクなど見えるわけがない。トロトロ滑り、ハーモニーボウルへ。ここは広々としているのはいいが、木が生えていないので、方向を見失いそうだ。それにしても吹雪きが強くなった。
 ホーム・トレイルを滑る。これはコースを外れないように蛍光塗料の塗られた標識が数十メートルごとに立てられていて、相当な吹雪でも安全に下山できるようになっている。こんな所で方向を見失ったら大変だ。今日のランチはビレッジに下りて、日本食の鍋焼きうどんを食べた。するともう山に上がる気にならなくなり、今日はこれでやめにし、ビレッジの散策に専念することにした。
 
 ウィスラービレッジは常に開発しており、変化しているので最新の情報を手に入れてから行こう。ウィスラーに関しては日本語のホームページが充実しているので安心だ。
 店を見て回っていいと思ったら、高額品の場合は他の店も探そう。みんな値段はばらばらだからだ。しかも、どこが何だかわけがわからなくなるので、安いものは適当に妥協した方がいいかもしれない。
 注意点は、ウィスラーゴンドラ駅に程近い、従業員がみんな日本人のお土産屋だ。店に入るや、すごい勢いで接客してきて、お茶を飲めとか、行く手をふさぐようにして商品説明をしたりとか、宗教的情熱を持ってやってくる。どうも歩合で仕事をしているのでこうなるらしい。ただし、特売品でもそう安くはなく、基本的に高いので私は何も買わなかった。今でもあの店、あるかなあ。

これがゴーグル拭き
(手前は10円玉)
(WHISTLERの字が見える?)
 お勧めのお土産は、ゴーグル拭きだ。ウィスラーやブラッコムの文字があり、この安全かみそりみたいなやつで(先端はゴム)、ゴーグルを拭くのだ。
 変わったところでは、スキー板のストラップがある。これはパウダーを滑る時に転倒して板が外れて潜ってしまっても、すぐにわかるようにしたリボンだ。板のバインディングの金具にリボンの端を引っ掛け、転倒してもリボンがシュルシュル出て、板のありかが分かるようにしたもの。ウィスラーやブラッコムの字が印刷されているので、いいお土産だ。圧雪しまくる日本のゲレンデの多くでは、まず必要ないだろうが。

 ウィスラーのラジオは、この吹雪は今日だけで、明日はやむであろうことを伝えていた。これが何を意味するのかは、翌日の日記に譲ることにしよう。
■ロッヂの犬
■ショップのTシャツ。クリスマスセールで値下
  げしていてもねえ。
 興味を持っても買うほどではないものは写真
 に撮ろう。

 スキー滑走日が4日くらいの土日〜土日ツアーならまだしも、10日以上滑る場合は、1日くらい吹雪かれてダメになった方がいい。その翌日のパウダーデイには数日分の価値があるからだ。
 私は1年目にこのパウダーを体験したが、2年目は晴れっぱなしで、逆に損した気分だ(本当に!)。
 
ウィスラーの概要
日記:1〜2日目(東京 〜 バンクーバー 〜 ウィスラー)
日記:3日目(ウィスラー)
日記:4日目(ブラッコム)
日記:5日目(ウィスラー 猛吹雪)
日記:6日目(ウィスラー パウダーデイ)
日記:7日目(ヘリスキー)
日記:8日目(ブラッコム ブラッコム氷河)
日記:9日目(ウィスラー 初心者コース)
日記:10日目(ウィスラー 〜 バンクーバー 〜 東京)
  
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