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| グリンデルワルト・スキー日記:2日目 | ||
| 007は永遠に | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| グリンデルワルトにスキーで来た場合、滑るエリアは3つに分けることができる。下のベルナーオーバーラント全図の左側の「フィルスト」と、真ん中の「クライネシャイデック・メンリッヘン」と右側の「シルトホルン」であり、公式の観光地図もこの分類を採用している。 しかし観光で来た人にはこの分類とは別に、クライネシャイデックから電車でユングフラウヨッホまで登って景色や世界遺産のアレッチ氷河を見たりすることが1つの大きなイベントになっている。 海外スキーには観光の要素もあるべきであり、斜面だけ見て滑るなら海外に行く必要はないだろう。だからそういう所は是非行って見ておくべきだといえる。ただし景色を楽しむのは天気におおいに左右されるから、私は天気がいいうちにこのユングフラウヨッホの観光に行ってみたかった。ところが参加者の高齢者には夏にユングフラウヨッホに登ったことがある、という人が多くてなぜか翌日に回され、2日目はシルトホルンになった。残念。もっともここも山頂に回転展望レストラン「ピッツ・グロリア」があり、これは007シリーズの「女王陛下の007」でロケに使われて有名になり、グリンデルワルト観光のもうひとつの目玉になったらしい。もちろん展望台を持つくらいだから景色も半端ではないとのことだが。まあ、天気はしばらく良さそうだからいいが。 |
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| ■ベルナーオーバーラント全図 (地図はスイス政府観光局のものを加工) |
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| ■ミューレン・シルトホルン地域(上図の右側) (地図は配布パンフを加工) |
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バスはあのU字型渓谷を奥へと進む。9時近いというのに、谷間なので薄暗い。しかし空だけはえらい明るく、期待が持てそうだ。やがてシュテッヘルベルクに到着した。ここは何も無いのだが、U字渓谷のずっと上には別の世界が待っていて、今日のランチ予定のシルトホルン展望台に至るロープウェイたちの起点となっている。 ロープウェイを乗り継ぎ、Birg(ビルク、2676m)に到着した。ここには展望台があるのだが、小さいながらもシルトホルン山頂の手前に作るだけにすばらしい景色だ。ここはアイガーよりもユングフラウの方が眼前に迫っていてよく見える。特にブライトホルンとチンゲルホルンが手に取るように見えるのがいい。しばらくここで過ごしてから板を履いた。スキー客はまだあまりいないせいもあるが、コースはとにかく広々としている。変な音楽が響いて賑わっていたクライネシャイデック駅前と比べるとひっそりとしているが、ヨーロッパらしくて実にすばらしい。 ここから谷間を滑るコースが続くのだが、これまたいい。ぐにゃぐにゃで上下にも左右にもうねっている谷間の雪溜まりに強引に圧雪車でコースを作りましたという感じなのだが、圧雪がしっかりしていれば滑りづらいことはないし、むしろ滑っていて面白い。いちおうTバーが並行しているが、もしクワッドが並行していたら、ずっとここを滑っていたいものだ。 ObereHubel という所から斜面がユングフラウやアイガーに正対し、谷底に落ち込むような谷間のコースとなる。ここはとにかく豪快だ。左右の谷が狭くなっていて、視覚的にもユングフラウの迫力を引き立てるものがある。それにしてもクライネシャイデックから見た時はアイガーを影から支えている良妻という感じのユングフラウだが、ここではアイガーはそっぽを向いて小さくなっており、うつむいているようにも見える。一方ユングフラウはそのどでかいシマシマのどてっぱらを突き出しており、ベルナーオーバーラントを仕切っているのは私だ、と言わんばかりで、まるで会社ではおっかないが家ではかあちゃんに頭が上がらないおやじの家庭を垣間見たような感じだ。申し遅れたがアイガーとは「男性」、メンヒは「僧侶」、ユングフラウは「若い女性、乙女」を意味する。 ところで、ここでガイドさんがいきなり「鹿がいる」と言い出した。みんなどこだと騒いだがよく分からない。よくよく見ると山の高みの斜面、雪がすっぽりと草木を覆う境界あたりで草を食べているのが3頭ばかり視認できた。茶色い草の色とよく似ていて分かりづらかった。それにしてもこんな空気の薄いところでよく生活できるものだ。 アルメントフーベルから今度は地図の左側にあるエリアへ滑り込む。このあたりはボウル上の地形になっているので雪の溜まりがよく、見ていると滑りたくなるような斜面が多い。一方で、手付かずのパウダーがこうも広く残っているのを見ていると、それだけでも圧倒されそうだ。、 また、こちらも高い建物が無いのがいい。まるで地面から生えてきたような小さな小屋が点在していると、日本人が持っているスイスのイメージによく合致していてよろしい(まさか、日本人のイメージにあわせて小屋を建てているわけではないだろう)。 このへんをコリコリ滑った後、いよいよロープウェイでシルトホルン頂上まで登る。ここのピッツグロリアというレストランは回転展望台になっており、どこに座ってもパノラマを楽しむことができる。さて、お勧めは何かというと、なんと「ジェームスボンド・スパゲティ」なるものがあり、日本人はよく注文するという。ただソーセージが並んでいるだけでどこがジェームスボンドなのかわからないが、ネーミングで売れているようだ。ただし麺は例によって腰抜けうどんのようなゆで方だというので私はステーキにすることにした。1969年の映画作品が今でもマーケティングの手段に使われているのだから、シリーズものは強いということを実感した。 回転レストランはなかなかいい。もし回転しなかったら、アイガービューの取り合いでケンカになっていたかもしれないが、これならば今まで見えなかったインターラーケン方面の景色も楽しむことができる。やはり「ホルン(ツノの意味)」の名が付く山の山頂は景色を楽しむには最高だ。 さて、食事も終わり、いよいよ午後のスキーだ。このレストランからの最初の滑り出しはユングフラウに向かって飛び込むような自殺斜面になっている。もしアイスバーン時に転倒しようものなら谷底まで止まらずに落っこちそうだ。そこを滑り降りると朝一番に滑った谷間のコースに出た。太陽の位置がよくなり、雪面がよく見えてなんだか朝イチより滑りやすいような感覚だ。人が少ないせいもあり、コースはほとんど荒れていなかった。ここを爽快に滑る。そしてアルメントフーベルからマウラーフーベルへ。ここはアイガーがちょっとはすに構えるが、ユングフラウを主役としたアルプス三山の写真を撮るならここがベストだ。ここからヴインターエックまで長いダウンヒルがある。ちょうど鉄道の駅にぶつかるところにリフトの乗り場があり、このリフト1本でマウラーフーベルに登ることができる。ここはロングコースを滑りたい人、時間調整で最後にゴリゴリ滑りたい人にお勧めだ。疲れた人はお茶に入ったが、私はリフトをもう1本やることにした。 リフトに乗っているといきなり頭の上で空を切り裂くような轟音がした。ジェット戦闘機だ。そしてメンヒの上空で旋回したと思ったら、円形の飛行機雲だけを残してどこかへ飛んでしまった。スイスは永世中立国だが、軍隊があるらしい。 みんなと合流した後、鉄道で帰る人は駅へ行き、ガイドさんと私の数人は滑ってインターブルンネンの駅まで先に行くことにした。そして合流後、電車に乗ってグリンデルワルト駅まで戻った。こうしてみると山の中の村だと思っていたグリンデルワルトも原宿のような喧騒に感じてしまう。ちょっといいスイスを見た1日であった。 |
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| U字渓谷はなかなか日がささない |
滝が凍り付いていたぞ |
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| シュテッヘルベルクのロープウェイ |
ロープウェイ駅の待合には剥製の ジオラマがいくつもあったぞ |
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| ビルクから見たシルトホルン |
回転レストランだ。 待ってろよ |
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| アイガーとベッターホルンが見える |
ユングフラウが手前、アイガーは ふてくされて横を向いている |
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| チンゲルホルンの頭のアップ (望遠) |
さて、行くぞ |
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| コースはなかなかだ |
圧雪も非常にいい |
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| このリフト小屋、いいと思わない? |
ペアリフトなのに、ローディング カーペットがあったぞ |
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| 長いリフトだ |
リフト脇のコースは圧雪部分が はっきりしている |
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| さあ、飛び込むぞ |
三山が美しいが 午前中は逆光ガマンだ |
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| リフト脇の非圧雪も人気があるようだ |
山はどこにいても見える |
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| いい感じだ |
乗ってすぐに直角に曲がる タイプのクワッドだ |
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| とにかく景色がいい |
しかし、ゼイタクな場所で 教わっているなあ |
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| 村に崩れ落ちそうな アイガー |
左を望遠で。登る人には ほとんど垂直に感じられる岩壁だ |
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| Tバー客のために橋が かかっているのに注意!! |
のんびり行こう |
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| ボウル状の場所はパウダーが残っていた |
ユングフラウの大岸壁だ |
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| ゲレンデ内だが、生活臭がぷんぷんだ |
ミューレンはコースがなだらかでいい |
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| いよいよ山頂へ行くぞ |
なんと、高度計がある |
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| ピッツグロリア内部 |
ステーキ、すてき 仔牛肉のステーキは20CHFだ |
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| これがトラーベンザフト(ぶどうジュース)で4.5CHF。 ポリフェノールいっぱいという濃いめの味だ |
シュヴァルツメンヒ(黒いメンヒ)という名前の デザートは7CHF。うまいけど高い |
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| 内部にはおみやげ屋も |
インターラーケン方面を見る |
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| ユングフラウはスカートをはいているようだ |
山の名前がびっしりだ |
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| 展望台から回転レストランを見る |
なんと、くちばしの黄色い鳥がいたぞ |
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| 山頂付近の急斜面だ。 ユングフラウの谷間に突っ込むように! |
下から見上げる |
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| 景色はすばらしいのだが、 見ている余裕があるかどうか・・・ |
朝イチのコースに戻ってきたぞ |
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| 午後でもいい状態だ |
谷間の、グニャグニャの コースであることが分かる |
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| スイスの国旗があるの、見える? 営業しています、という意味らしい |
狭い谷間はいつも日陰だ |
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| 再び谷間のコースへ |
表情が変わるから、何度見ても飽きない |
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| アイガー飛び込みコース |
ユングフラウに正対するコース。 遠くを見ながら滑ると不思議な感覚になる |
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| 三山にもだいぶ日がさしてきた |
向こうはラウターブルンネンか |
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| いい感じだ |
電車の線路をまたぐコースだ |
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| ユングフラウをバックに |
ジェット戦闘機が描いた円だ (まさか、観光客へのサービス?) |
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| 電車の先の荷台車に板を置く |
U字渓谷の村だ |
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| ラウターブルンネンの駅 |
これが車内です |
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| 登山鉄道はこの線路をかんで登る。 (ラックレール方式) |
ホテルのディナーの メインディッシュでした(もう、外に行きたい) |
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| MOVIEがあります!。マウラーフーベルからのアルプス三山は絶景ですのでぜひ!。(マウラーフーベル) |
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| グリンデルワルトの概要 (タウンガイド) | |
| スキー日記:1日目 ウェンゲン | |
| スキー日記:2日目 シルトホルン | |
| スキー日記:3日目 ユングフラウヨッホ | |
| スキー日記:4日目 フィルスト | |
| スキー日記:5日目 ベルン(休憩日) | |
| スキー日記:6日目 ウェンゲン | |
| スキー日記:7日目 移動日:グリンデルワルト 〜 東京 |
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