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グリンデルワルト・スキー日記:1日目
  

  

ウェンゲン

  晴れてなにより
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グリンデルワルト:夜景   
夜のグリンデルワルト
左の岩山がアイガー
 初日、夕方にチューリヒに到着してバスでグリンデルワルトへ。高速道路が発達してアクセスもよくなったらしい。ルツェルン経由で日没ごろに到着した。グリンデルワルトに入る山道ではバスの車窓から夕日を浴びるユングフラウとアイガー北壁が見えたので、この天気が続きますようにと祈らずにはいられなかった。
 ガイドの話によると、雪はまあまあだったのに、数日前にフェーンが発生して雪が吹き飛ばされ、大変だったらしい(フェーン現象は日本でも夏の日本海側で発生するが、もともとドイツ語であり、このアルプスで発生するものが本家本元だ)。ところがつい昨日あたりまで強い雪が降って、かなり復活したという。ううむ、今回はあやうく先週来るはずだったが、危なかった。ホテルのベランダからはグリンデルワルトの村が絵葉書のような美しさで静まりかえっているのが見渡せた。眼前にはアイガー北壁があるのだが、真っ暗で輪郭しか分からない。途中にポツンと光が見えるが、あれがユングフラウ鉄道のアイガーヴァンド駅の光だ。明日はいい天気でありますように。
グリンデルワルト:朝   
朝のグリンデルワルト
 
 翌日は予報通りいい天気であった。空は明るいがアイガー北壁はちょうど日が昇るのを背にしているので薄暗く、写真が逆光になってしまうのが残念だ。撮影は午後がいいらしい。それにしてもグリンデルワルトの村は高い建物が無いせいか、箱庭を見ているようで実にのどかだ。登山鉄道がゆっくり走っているのを見るとこれだけでスイスに来た実感があるというものだ。三脚を立てて何枚も写真を撮った。朝食後、集合場所の登山鉄道の駅に向かう。
 さて、初日は足ならしでクライネシャイデック周辺を滑ることになった。ユングフラウヨッホのような高所は明日以降ということになった。まあ、順当だろう。とりあえずラウバーホルンをぐるっと囲むように滑ることになった。昼はちょうど裏側のウィンゲンでとるという。

■ベルナーオーバーラント全図 (地図はスイス政府観光局のものを加工)

インターラーケン地図
■クライネシャイデック・メンリッヘン地域(上図の中央部) (地図は配布パンフを加工)
 
グリンデルワルト:駅  
グリンデルワルト駅。電車に乗り込む
 
 
クライネシャイデックからのベッターホルン
山の影が村に伸びている
ワールドカップのスタート小屋
 
スタート地点から見下ろしたコース。
ユングフラウとの谷間に飛び込み自殺するようだ
横を見ながらカメラ目線のアイガー。
電車がいいですな
これが直滑降コース
バリバリの観光地だ。中央の穴から顔を出すだけ。
さあ、あなたも!
  
教会からの眺めがいい
 
教会前が展望台になっている。
U字渓谷であることがわかる
 さて、電車に乗り込むわけだが、ひとつ覚えておきたい裏ワザがある。初めての観光客ならば、駅舎から乗り込んで右側の、駅舎に向かった方向の座席に座るということだ。つまり進行方向に背を向けるということだ。アイガーは左手にあるからそれは損じゃないかと思うだろう。しかし次のグリンデルワルト・グルントという駅でスイッチバックして、進行方向が逆になる。そしてアイガーは進行方向の左手になるから、迫力のあるアイガーを眼前で見ることができるのだ。
 登山鉄道はのんびり走るが、それでもあっという間の35分だ。グリンデルワルト駅でトイレ休憩をとってからいよいよ滑り始めるわけだが、ここからはアイガーが手に取るように見えるだけでなく、グリンデルワルトの村とその向こうのベッターホルンが非常に美しく見える。晴天のうちでないと撮影できないので、写真大会となった。いや、すばらしい。むきになって滑ることもあるまい。とにかく広い。ここにいるだけで幸せな気分になれそうだ。
 最初は足慣らしということでクワッド1本分を滑る。再び駅に戻ってきたところで今度はラウバーホルン行きのクワッドに乗る。ラウバーホルンと聞いてピンとくる人はたぶんレーサーだろう。スキーのワールドカップでは、ウェンゲンを開催地とするものが毎年1回開催されている。そして滑降はこのラウバーホルンをスタート地点としているのだ。これについては話が長くなるので6日目のウェンゲンのレポートで詳しく解説することにしよう。
 クワッドの降り場からちょっと滑るとワールドカップの滑降のスタート小屋がある。ここからそのコースを滑ることもできて、最初は旗門も並んでいる。滑ってみたが、レース経験の無い私には何が楽しくてこんな滑り方をするんだ、と言いたくなるような旗門の設置だがよしとしよう。途中でアイガーをバックに鉄道と並行したコースを滑る。なかなか絵になるものだ。アイガーは横顔で見るとちんまりした感じだ。やはり真正面から見るのが迫力があっていい。ユングフラウも縞々の岩肌を見せており、見る場所によってそれぞれ山の表情が違うのも旅行者を飽きさせない。ちょっと移動するたびに写真を撮りまくりだ。
 鉄道と交差するところでは「針の穴」というトンネルがあり、その先はちょっと閑静な感じのゲレンデが広がっている。こちら側からクライネシャイデックに戻るにはもうリフトではなく鉄道を利用することになるし、観光客が少ないということもあるのだろう。そしてワールドカップ滑降コースの最後には、面白いコースがあった。ロープで一般の人は変に紛れ込まないように仕切られている。目の前の急斜面は圧雪されていて、一人ずつ直滑降をするためのコースのようだ。ここではスピードを計測することもできて、下でそのスピードを確認することができる。まるで競技の「スピードスキー」のようだが、おもしろい。ガイドさんは「自己責任ですからね」ということで、数名だけでチャレンジしてみた。相当スピードが出たがなかなかいい。後日、また来てみようか。最後のゴール付近にはワールドカップの表彰台での記念撮影もできるようだ(写真みて)。
 あれこれ時間を使いながら来たのでちょうど昼時にウェンゲンに到着した。ここはツェルマットのようにガソリン車は入れない。ガイドさんが「もし夜中に急病人が出てインターラーケンに運ばなければならないときはどうするか」という問題を出してきた。うう、分からん。ヘリは夜中は飛べないからだめ、雪上車もだめ、実は「夜中に鉄道を動かす」ということらしい。それにしても閑静な高級リゾートといった感じだ。ここで板を外してイタリアンレストランに入った。ガイドさんはお勧めはスパゲッティだというので頼んだはいいが、全然コシが無くて、養老院の食事みたいだ。讃岐うどんが聞いたら大笑いだ。そうしたらガイドさん(菊地さんという女性だが)、大変おいしそうに食べるではないか。スイスでもツェルマットのようなイタリアに近いところを除くと、スパゲティはアルデンテなんてもんじゃなくて、煮込みうどんのようにコシがないという。で、私はそれが好きなのよとか言うけど、それを先に言わなくちゃだめ。そうそう、お酒が飲めない私は、飲み物はもっぱらアッペルザフト(りんごジュース)かトラーベンザフト(ぶどうジュース)を頼んでいたが、おすすめだ。
 食後は町にあるプロテスタント教会に行く。町には他にカトリック、英国国教会と3つの教会がそろっているのだが、このプロテスタント教会からの眺めは絶景だ。ラウターブルンネンからミューレンに向けて巨大なU字型の渓谷が続き、奥にはブライトホルン、チンゲルホルンの岩山が連なる。スイスで最も美しい渓谷のひとつとされている。昼時だと逆光になるが、天気がいい時はぜひ写真に収めたい景色だ。
 午後はロープウェイでメンリッヘンへ登る。ここがまた絶景である。アイガー、メンヒ、ユングフラウのアルプス三山を一望するなら、クライネシャイデックよりもここからの方がいい。ベッターホルンもいい角度だ。このころは日がちょっと傾いているので、アイガー北壁もよく見えて迫力満点だ。ここでまた写真大会だが、もう、観光重視でいきましょう。このメンリッヘンは夏のアルプスをハイキングで訪れる人には重要な場所だ。グリンデルワルト・グルントからメンリッヘンまで6240m、標高差1283mを結ぶゴンドラが夏でも運行されている。夏でも運行しているというのは景色を見に来る客が多いという証拠だが、同時にここからクライネシャイデックまで歩くとちょうどアルプス三山を見ながらのハイキングになるので人気があるのだ。この一帯をちょいと滑り、あとは一気にグリンデルワルト・グルントまでの長いコースを滑り降りることになった。この長いコースはゴンドラに並行しているので、滑っている間はずっと赤いゴンドラとベッターホルンとグリンデルワルトの村を見ながらということになる。あちこちに牛小屋が点在していて、小屋をポールに見立てたスラロームのようだ。でも夏は牛が歩き回っているらしい。のんびり滑り、グリンデルワルト・グルントに到着。ここからバスに乗ってホテルの前のバス停まで1本だ。
 初日としては滑走距離はまあまあとして、なにはともあれ晴天であったことがうれしい。夏はもちろん冬でも景色を見るために世界中から観光客が集まるだけのことはある。今日はアルプスを満喫した一日であった。
   
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夜、三脚を立てて長時間露光した
アイガー北壁。オリオン座がきれいだった
グリンデルワルト村を走る登山電車。
いもむしのようだ
ホテルのレストラン
 
あちこちに日本語があるぞ
 
いろいろあるんだけど・・・
 
最初はいいが、7日連続で同じ内容だと、
さすがに飽きたなあ
ランチョンマットはインターラーケンの地図だ!
 
グリンデルワルト駅を線路側から見たところ。
この裏手がメインストリートになる
車掌さんをクライネシャイデックの駅で
  
クライネシャイデックの駅だ
 
アイガーをバックに、
ちんまりしたお土産屋だ
どこへ行こうか・・・
 
ちょっと下を滑ってから駅に戻る
 
アイガー北壁のアップ
 
ユングフラウをバックに
 
ラウバーホルン行きのクワッドだ
 
窓がスイス風だが、
これはクワッドの駅舎だ
ラウバーホルンへ
 
ラウバーホルンからクライネシャイデック
を見下ろす
標識は分かりやすい
 
まだまだ逆光のアルプス三山
 
アイガーと、遠くに見えるのが
ベッターホルン
ブライトホルン(左)と
チンゲルホルン
アイガーをバックにリフトで登る
 
こっちはベッターホルンだ
 
これが針の穴
 
行くぞ!
 
ウェンゲンの町が見えてきたぞ
 
牛小屋だ
 たくさんあったぞ
さて、お昼にするか
 
どこも窓はスイス風で統一だ
 
町の中もいい感じだ
 
ここがそのイタリアンレストラン
 
りんごジュースはよく注文した。
4Sfrだった。コーヒーは3.8Sfr
もう二度とたのまん。
サラダとスパゲティセットで20Sfr
天井にはこんなおじさんが
 
ユングフラウがかっこいい
 
子供はそりで移動だ
 
本当、谷間の村だ
 
ロープウェイの駅で。定員数が過ぎると、これが動かなくなる。
(上に電光掲示板で残り人数がカウント表示されている)
気楽にいきましょう
 
ロープウェイから町を見下ろしていたら、
カーリング場を見つけたぞ
U字渓谷と、その先にチンゲルホルンが見える
 
メンリッヘンからアイガー北壁
 
メンリッヘンからベッターホルン(望遠)
 
アイガー北壁のてっぺん付近(望遠)
 
メンリッヘンからアルプス三山。
このころには太陽の位置もよく、写真撮影に向いている
赤いゴンドラのコースにそって
 
突然、そり隊があらわれた
 
えらい勢いで滑っていったぞ
 
グリンデルワルト村をバックに
 
北壁に向かって滑る
 
アイガーがこちらを見ておる
 
上部はどこを滑ってもいい
 
ずーっとこんな景色だ
 
だいぶ下までおりてきたぞ
 
バスで帰ろう
 
TIP
 MOVIEを大きな画面でUPしました。見なくちゃダメ! (メンリッヘン
 
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グリンデルワルトの概要 (タウンガイド) 
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スキー日記:2日目  シルトホルン
スキー日記:3日目  ユングフラウヨッホ
スキー日記:4日目  フィルスト
スキー日記:5日目  ベルン(休憩日)
スキー日記:6日目  ウェンゲン
スキー日記:7日目  移動日:グリンデルワルト 〜 東京

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