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スレドボ・ペリシャブルーの概要
スレドボ(3、4、5日目) ペリッシャー・ブルーカウ (6、7日目) ペリッシャー・ブルーカウ (6、7日目) スレドボ(Thredbo)は、オーストラリアを代表する大型のスキー場だ。このスキー場に隣接した宿泊施設を利用するのでなければ、バスで40分くらい離れた所にある人工湖に面したリゾートタウン、ジンダバイン(Jindabyne)に宿泊することになる。ここに宿を構えると「スレドボ」と「ペリシャー・ブルーカウ」の2つのスキー場を楽しむのに便利だ。 オーストラリアの時差はプラス1時間なので、ほとんど時差は無いといってよい(ただし、油断はならない)。スレドボそのものはマイナーな町なので、いったんシドニーに入り、そこから国内線で山の中の首都キャンベラに入る。そこからバスで90分だ。 その周辺はスノウイーマウンテン(Snowy Mountain)と呼ばれ、広いオーストラリア大陸の限られたスキーエリアがある。 (スレドボ) 標高2037mのクラッケンバック山にある。標高差672m、最長滑走距離はオーストラリア最長の5kmなので、データ上は苗場を少しやさしくした感じだ。しかし実際には上部は木が生えていなくて開放感満点、オフピステを開放しているので混雑は無いので、こちらの方がはるかに広く感じられる。 ベースはフライデー・フラットとバレー・ターミナルの2ヶ所があるので、一人で行動する時は要注意だ(無料シャトルバス有り)。 技術的には中級〜上級向けとされているが、コースを選べば初心者でもOKだ。 (ペリシャー・ブルー) Perisher Blue は標高2054mのペリシャーを筆頭に、3つの山に渡って、ペリシャー・バレー、スミギンズ、マウント・ブルー・カウ、グシーガの4つのスキー場のつながりの総称である。広さではオーストラリア最大級であるが、比較的平坦で初心者向けのケースが多い。 ここでびっくりするのは、スキー場へあがるのに、何と、スイス式の山岳列車である、スキーチューブ(地下鉄)を使うことである。このスタイルはヨーロッパでは珍しくないが、初めて見た時は実に奇怪に見えたものだ。 地理的にはジンダバインの町からバスで20分程度でブロックス・フラットという地下鉄の駅に到着、そこから1時間に1本、24時間運行というチューブに10分くらい乗ってゲレンデに行くことになる。駅はスレドボより町に近いが、ゲレンデは少し遠くなる。
(1)旅行費用 旅行代金の高さはニュージーランドと変わらないくらいだ。実際の航空券はニュージーランドよりも安いようだが、個人では地理的に行きづらいので、結局はツアーに入るのがよい。飛行機の乗り換え等や送迎を考えると、ニュージーランドよりも面倒だ。 リゾートなので、生活費は日本並だろうか。 (2)ツアーの種類 私が入ったツアーは、ロシニョールのキャンプと同じ日程・宿泊だったので、沢田敦・竹鼻建デモや川端絵美選手を見る機会が多かった。私はバッヂテストを受検する時に沢田デモのビデオ(JTB)を擦り切れるほど見たので、感激であった。 なお、オーストラリアのツアーはニュージーランドよりも少ないので、数は限られてしまうだろう。 デモ デモンストレーター(demonstrater):実際にやってみせる人、実証しながら説明する人。 変な訳よりも、日本語になりつつあるので、説明はいらないだろう。単にデモというと、スキーを知らない人には、示威行動のデモと間違える人もいるので注意が必要だ(同じ語源だが)。 スキーの資格制度をざっくり言うと、2級、1級の上に指導員があって、その頂点にデモンストレーターがいる。2年ごとに選考し、男性では30人ほどで20〜30代。たいていどこかのスキー学校の校長とか、専属スポンサーがいて、テレビに出たりビデオに出たりしている。 (4)その他 残念ながら、ジンダバインは観光で楽しい町ではない。小規模のショッピングモールはあるが、それ以外は何も無い。夜中はホテルの外を出歩けるものではないのだ。私のスキーレポートで紹介した町の中では、マウントハットの町、メスベンと並んで何も無い町といえるであろう。さらに、オプションツアーもほとんど無い。ニュージーランドは乗馬、バンジージャンプ、ラフティング、ジェットボート、そしてヘリスキーなどがあったが、私が探した範囲では、ここには無かった。
スレドボ・スキーの概要 日記:1・2日目(東京 〜 ジンダバイン 移動日) 日記:3日目(スレドボ 1回目) 日記:4日目(スレドボ 2回目) 日記:5日目(スレドボ 3回目 ジンダバインの様子) 日記:6日目(ペリシャブルー 1回目) 日記:7日目(ペリシャブルー 2回目) 日記:8・9日目(ジンダバイン〜シドニー〜東京 移動日)