いよいよ、オージースキーの始まりである。レースキャンプチームは早起きして、とっくに行ってしまったようだ。本来ならリフトを動かさないような早朝でも特別に動かしてもらい、一般客がいない間にレース用の訓練をゴリゴリやるらしい。
こちらは極楽スキー組なので、ゆっくり朝食をとって出発する。バスで山を登り、スレドボに到着する。
ところで、このツアーには老人会(60〜80歳)くらいのスキー軍団がいた。40人くらいはいるだろうか。もちろん、おばさん(おばあさん)もいる。最近、国内のスキー場でも老人の団体を目にすることがあったが、海外遠征しているのを見るのは初めてだ(その後、スイスのチューリヒ空港でツェルマットに向かう老人軍団を見たが)。年金生活に入った人はいいねえ。あとは、楽しむだけだからねえ。
さて、肝心のゲレンデであるが、ベースには全然雪が無い。リフト乗り場のあたりには人工降雪機によるコースができているが、山は青々としているではないか。昨晩のミーティングでは、日本から添乗してきているオヤジが大きな地図を指しながら、「このへんはもう、パウダー、パウダーで大変ですよ」とか何とか言っていたけど、大丈夫だろうな。すると「上に行けば大丈夫です、あります」と神託を受けた巫女みたいな顔で言いやがる。
ところが上部はカリカリであった。おい、どうなっているんだ。するとオヤジは、「このへんのコースは拳銃の銃身のように丸みがある地形なので、ガンバレル(gun-barrel)といいます。頑張れる?」と、訳のわからんことをいう。とにかく調子のいいオヤジであった。
午前中だけオヤジのガイドがついていたので老人会といっしょに滑る。さすがに固い斜面ではヒーコラしていたが、とりあえずどんな斜面でも降りられるようだった。
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■上部は広い |
上部は木が生えていなくて、実に爽快だ。大きな岩の頭がごつごつ出ていて、ニュージーランドのリマ-カブルに似ている。遠くにコジウスコ山が見える(らしい)。標高わずか2,228mで、志賀高原の横手山よりも低いので、どれがどれか分からないが。 これがオーストラリア大陸の最高峰だというから驚きだ。本当に平坦な大陸だ。ちなみに隣のニュージーランドのマウント・クックは3,764mだ。山は高ければいいというもんじゃないが、結構意外であった。もしも南米のように高い山があったら、夏は毎年オーストラリアでスキーといいたいところだが。
昼食は基礎スキーチームと一緒になった。みんな、本当にご苦労様。しかし、観光スキーだと1日か2日でスレドボは十分だろう。
オーストラリア人の英語の奇妙なのは知ってはいたが、本当に耳にするとびっくりしてしまう。彼らは、ふざけているのではないのだ。8は「アイト」、Good day は「グッダイ」。一番驚いたのは、テレビ番組で、チェスをするゴリラが、相手の王を詰めて自分が勝ったことを意味するチェックメイトのことを「チェックマイト」と言ったことだ。翌日、リフトで隣に座った人に聞いてみたら、「チェックマイト」と言っていた。
今日のアルバム
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■おい、雪あんのか |
■けっこう、固い |
■記念撮影
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■内部はきれいだ
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■メニュー見てもわからんぞ
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■何が出てくるのか見られるのがいい
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■顔が小さくて体が大きい女性が多い
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■なぜか奥にはカナダの国旗が |
■テラスで食べても良し。遠くは緑 |
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■上部をテレンケ滑る |
■上部の奇岩の中で
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■ベースのセンターハウス |
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