さて、いよいよペリシャブルーである。ペリシャブルーは地下鉄を利用して山奥へ入っていく。しかも第1の駅と、その先に第2の駅があるのだ。もちろんゲレンデはつながっているので手前で降りて奥の駅から帰ることもできるが、それにしても大きなスキー場だ。
実際、標高差よりも広さがウリのスキー場であり、比較的緩斜面が多く、子供連れに向いているという。まあ、スレドボも飽きたのでそろそろいいだろう。
バスから降りて地下鉄の駅へ。青い空なので心配になる。今日の天気はいくぶん悪いが晴天に向かうという。
地下鉄に乗る。我々自由参加組の行動は送迎バス以外は自由だが、いちおう、沢田デモたちと同じく手前の駅で降りる。それにしても違和感がある。
結構、山奥に入っただろうか。あたりは銀世界というわけではないが、とりあえず雪はあるようだ。このへんはなぜかガスが強い。例によって山の上に上がるとガスが濃くなり、遠くが見えなくなってきた。雨に降られたのか、雪が腐りかけている。これではスレドボと同じだ。しかし、比較的緩斜面が多いので、このような悪雪の場合はスレドボよりも滑りやすい感じだ。ベンディングの小回りで滑っていたら、リフトに乗っている人たちがストックを鳴らして誉めてくれた(と思う)。やはり、雪が少ないオーストラリアの人たちは、決してうまいわけではなく、雪が降った時のたしなみのような感じで滑っている。うまくなろうという人は多くないようだ。
沢田デモの講習を遠くから見ていた時のこと。沢田デモが滑ると、多くのオーストラリア人が振り返って見ていたし、私に「おい、あの人知っているのか。あの人はプロか」なんて聞かれたくらいだ。
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先生を雇ってね |
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4人で乗るとあったかいよ |
(気がついたこと1)
スクールに入ってうまくなろうという人はどのくらいいるのだろう。右の写真はリフトの支柱だが、「Hire Your Own Ski Tutor:自分のスキー教師を雇いなさい」なんて看板があり、生徒集めに苦労しているのかと思った。
(気がついたこと2)
スキー場のホスピタリティが伝わる看板が右の写真だ。これは、私をうならせ、その場に5分は立ちつくさせたものである。
「Three's a crowd FOURS cosy:3人で乗ると雑然としているが、4人で乗ると(おさまりがよくて)あったかいよ」という看板だ。日本なら、「4人乗車にご協力ください」というのがほとんどだが、相手に利益を与えようという姿勢には学ぶべきものがあるといえよう。
私はここで手袋をオシャカにしてしまった。ぬれた手袋を早く乾かそうと暖房装置のすぐ上に置いたら、3割くらい縮んだうえに、まるで石膏を流したように固くなってしまい、使い物にならなくなってしまったのだ。ショッピングセンターでボーダー用の手袋(1500円くらい、なかなかいい)で後日をしのいだが、実に参ってしまった。
今日のアルバム
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■地下鉄の駅だ
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■駅の内部で左が改札 |
■これが地下鉄だ! |
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■地下鉄の内部
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■駅を降りると雪が・・・ |
■緩斜面が広がる |
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■緩斜面を上から見ると |
■上部のスキーセンター |
■トップはガスっていた
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■DIPとは、くぼみのこと。危ないぞ |
■スレドボの上みたいだ |
■WATCH FOR SWINGING TEES
(揺れているTバーに注意)下車地点で
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■ガスっているけど、みんながんばる |
■一番下のブラックダイヤモンドの
コースはカミカゼだ!
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■帰りの駅の内部 |
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■地下鉄のホーム |
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