レイクタホ・スキー日記:5日目


    カーウッド

  
                      寒いのにポカポカ陽気



 カーウッド
 
■さて・・・
 
■いい山だ
 
■急斜面でなごむ村里先生
  
■上部は風が強かった
 

 さて、いよいよスキー最終日である。今日はレイクタホ周辺では最も標高が高くて雪質がいい(はずだ)という、カーウッドに行く。
 例によって、ホテル前からスキーバスに乗る。もちろん、我々以外は皆アメリカ人の客のようだ。しばらく走るとガソリンスタンドに入り、料金を徴収するという。現金が無かったので、スタンド内のキャッシングマシーンを使ったが調子が悪いようなので、村里先生からお金を借りた。やれやれ。
 バスは1時間ほどでカーウッドへ。ここは大規模ではないが、コースは幅の広い林間コースになっていて、快適そうだ。ただし、リフトはのろめである。
 標高が高いのか、雪質はたしかにいい。しかし天気が良くて、なんかポカポカ陽気だ。でも、午前中に雪がゆるむことはなかった。ここで奥のほうに快適なバーンが見つかったので、お昼休みまで自由にここを滑ることになった。
 その快適バーンは圧雪もよく、見とおしがいい。上部は森林限界を超えているので障害が無くて、安心して飛ばせる。下は幅広の森林コースで緩斜面だが、勢いで速く滑ることができる。中間あたりはリフトにやや斜めに並行しているので、遠くのリフトからも丸見えだ。ウェーデルンに最適な幅広のバーンがあった。よし、日本の1級を見せてやるか。50メートルくらいをウェーデルン(アメリカ人はほとんどやらない)で滑りきると、リフトの上からストックをたたいてくれる人もいる。調子に乗って、次の1本も同じことをしたら、歓声まであがるではないか。よく見たら、村里先生とウチの女の子だ。コラ。

 昼食はスープとサンドイッチ。なぜか飽きないメニューだ。ハウス内のマシーンでクレジットカードを使ってキャッシング。先生にお金を返した。

 午後は最上部へ行く。大きな岩があるコースだ。コブもあるが、何とか滑った。眺めがいい。最上部の尾根は意外なほど平坦だが、後ろから吹く風がとても強くて、両手を広げると体全体が帆になり、前に進むのだ。全員で先生の後について両手を広げて進む。遠くから見たら、気違いの集団であろう。
 その後、先生がトレーニングを兼ねてトレーンをやってくれた。先頭を先生と八方1級の女の子と私の順で滑っていたときに、先生がいきなりリフト脇に入ってウェーデルンを始めたので、女の子と私はタイミングを合わせて後を追ったら、またリフトの客が叫んでいた。うふふ。

 客が少ないせいもあるが、のんびりした感じのスキー場であった。

 さて、今日はお楽しみがあった。それは、カジノである。実をいうと、昨日のカジノホテルのレストランの帰りにみんなでカジノにトライしてみたところ、私はポーカーマシンで日本円で5000円くらい勝ってしまったのだ。負けて先に部屋に戻っていた先生の所へ「いやあ、明日はおごりますよ」なんて言いながら(そんな気はないが)クオーター硬貨をジャクジャク鳴らして帰ってきたのだ。そして薄気味悪い笑みを浮かべながらお金の勘定をしていた私を見て、呆れていたようだ。「へっ、へっ、へ、明日もやれば、このスキーツアー代金でますかね」ところが、今回はボロボロに負けてしまった。先に5000円勝っていたので、軽い気持ちで注ぎ込んでしまったのだ。ああ、やめておけばよかった。きっと、私はギャンブルには向かないだろう。
 部屋では、先生が色々とスキーに関するアドバイスをしてくれた。そして盛岡の家に国際電話をかけたりしていた。「そうそう、八木さんがJOCの会長になるらしい。これは大変なことなんだよ。祝電でも打たないとね」ううむ、家庭があり、しかるべき世界のしかるべき地位にある人は、スキーに来ても違うものだと思った。
 




 カーウッドの帰りのバスでは、運転手がつまんねえ話をして(親切な乗客は笑っていたが)、さらにはカセットの音楽をガンガン鳴らし、あわせて歌ったかと思いきや、ハーモニカまで取り出して演奏していた(おい、運転中だろ)。なんでこんなことすんのかと思ったら、下車時に運転席脇に帽子があり、客がチップを入れるようになっていたのだ。でも、私はあげる気にはならなかったが。本日のTIPは、TIPの話でした!。


今日のアルバム   

■センターハウス内部 ■上部は木が無い ■のんびりリフトにゆられて
  
■遠くは浅間山か
   
  
■この小屋が何とも言えない ■林間コース
■人が少ない
 
    
■いいねえ ■いい景色だ
■これが丸見えコースだ ■この林間コースもいい ■菅平のダボスのようだ
       
■手前はパウダーコース ■おおい、左へいくぞ ■ランチはここで
       
■速いリフトが欲しかった
        
■あんなとこまで ■さて次は
■右上は湖ではなく、コースです
    
■分かりやすい ■リフトに揺られて
■実にいい眺めだ
  
■分かりやすい地形だ ■手前はハーフパイプ
■センターハウス外観 ■今日は中華だ!!

                      


レイクタホの概要
日記:1日目(東京 〜 リノ 〜 レイクタホ  移動日)
日記:2日目(ヘブンリー)
日記:3日目(ヘブンリー)
日記:4日目(スコーバレー)
日記:5日目(カーウッド)
日記:6・7日目(レイクタホ 〜 サンフランシスコ 観光  〜 東京 移動日)