▼国内スキー場実走レポート(群馬上信越道:草津、万座、表万座、嬬恋、パルコール、鹿沢ハイランド)

群馬(上信越道)のスキー場
 
 
草津,万座,表万座,バラギ嬬恋・パルコール,鹿沢ハイランド


  

雪だるま 草津     滑走感は無いが、雪と温泉街が魅力

 
テレカ
白根の樹氷が見える
本白根より、逢の峰方面を見る
 
寝転がってるんじゃないよ
清水沢、振子沢ともこんな感じ
 
いっぺん、やってみたい
オリンピック選手を育てたジャンプ台
 
いい感じ
西の河原にも行ってみよう
 
湯畑はいやでも見ることになる!
 


 草津はスキー場よりも温泉で有名なところだが、スキー場も日本では数少ない標高2000m級(2171m)を誇っている。
 下からは天狗山クワッドと殺生クワッドを乗り継ぎ、白根火山ロープウェイで逢の峰口に降りる。ここからリフトで本白根または逢の峰に上るので、合計4本のリフトを利用することになる。毎年11月には人工降雪機を使って逢の峰だけバーンを作り、「11月オープン」をうたうが、もちろん、トップシーズンに行くのがいい。私が生まれて初めて、まがりなりにも樹氷を見たのは、ここの本白根でだ。ここからは志賀高原に向かって見た時の笠岳、横手山が意外と近くにあって驚いたものだ。夏は渋峠経由ですぐなのだが、冬は閉鎖されるため、とんでもなく遠回りになる。しかし、オフピステツアーでは、つながっているらしい。途中の白根火口湖のあたりは木が生えていなくて、吹雪かれたら遭難するだろう。左手には万座温泉スキー場がよく見える。本白根の頂上裏側の南西向き斜面には表万座があり、草津とほぼ背中合わせになっている。この本白根の付近は硫黄の匂いもかすかに漂い、ちょっとした異次元空間なので、登ってみるだけでも価値があるだろう。
 さて、ここから滑り降りるのだが、清水沢と振子沢の2つの狭い、急斜面の谷間のコースしかない。初心者でも降りられるように、よく圧雪されているのだが、立ち止まっている人や、記念写真を撮っているヤツ、寝転がっているバカタレアベックもいて、とても飛ばせるものではない。コースの質はここがベストだと思うのだが、仕方が無い。その下の殺生クワッド沿いのしゃくなげコースには閉口した。水平なのだ。登ってくる時、殺生クワッドが全然高度が上がらず、ただ水平に移動しているだけなので、思わず一人笑いして気味悪がられたが、やはりその通りであった。とにかく、漕がないと前に進まない。ここはクロスカントリーのコースだと思ったほうがいい。下の天狗山(写真のテレカの斜面)はコブコブの斜面だ。上に急斜面、中に緩斜面、下にコブ斜面という構成はグランデコにも似ているが、当然、初心者用のコースもある。
 ここで初めてのバッヂテスト2級を受けようかと思ったが、天狗山でやると聞いて、ビビッてやめた。後でテストを見に来たら、コブのすぐ下の圧雪された中斜面でやっていた。
 草津は何と言っても、温泉街だ。疲れて宿で寝るなどとんでもない。野沢温泉、志賀の渋温泉、蔵王と並んでお勧めの温泉街だ(妙高赤倉は意外と小さい)。明るいうちに切り上げた時は、西の河原にも行ってみるといい。



 
温泉街の入り口のひとつ
 
これが「天狗の壁」
 
本白根山に向かって
 
上部の逢の峰コース。11月ごろ、
ここに人工雪で1枚バーンを作る
本白根のコースは樹氷の中だ
 
こういうトロトロコースが多い
 
温泉街を見ながら
 
温泉街
 
あやしい漢方薬
 
賽の河原
 
温泉街はいい雰囲気だ
 
夜の湯畑はモウモウとしている
 
湯畑はぜひ行こう
 
客引き饅頭屋のひとつだ
 
 温泉街では、通行人に饅頭を食わせる店が数軒ある。それも、怖くなるほど強引に勧めるのだ。「金は無い!」と言っても勧めるので、食べたら、お茶まで勧めてきた。本当にタダだった。結局、帰る日に立ち寄って買ってしまった。最近行った人によると、今でもやっているらしい。いったい、何が彼らをあそこまで奮い立たせるのだろうか。


   
雪だるま 万座温泉             雪質抜群の虎の穴
 
テレカ
 
テレカ(スキー学校)
 
スクールの専用ハウス
 
吹雪いていた 


 プリンス系の万座は、温泉と、スキースクールで有名だ。雪質も日本では数少ない2000m級であり、同じ標高でも南西向きの表万座は3月いっぱいでシーズンを終えることもあるが、万座はGWまで営業する。雪を踏んだ時に、クリクリと片栗粉のような感触がある、すばらしい雪だ。

 レイアウトとしては、万座山を頂点とするプリンスホテル側と朝日山側に分かれており、連絡コースでつながっている。ただし万座から朝日山への一方通行であり、朝日山からプリンスに戻るにはシャトルバスを使うか、板を担いで車道を10分ほど歩くことになる。

 スキー場そのものは古めかしい雰囲気がある。それはやはりリフトの古さだ。クワッドは1つしかない。短いペアリフトがいくつもあるが、トップシーズンに行くと、寒くて冷えてしまう。特に朝日山はつらい。

 私はここのスキースクールでバッヂ1級の検定合宿に入って落ちたのだが、壮絶なドラマがあった。ぜひともスーパーエッセイのバッヂテスト物語(4)をご一読いただきたい。
 



 
スクール内の熊の毛皮
 
スクール内にスキー博物館がある
 
このプリンスゲレンデで
1級のバッヂだと
プリンスゲレンデから朝日山を見る
 
 万座プリンスには、露天風呂もある。○○温泉という名のスキー場に来たら、入らない手はない。


    


雪だるま 表万座             南向きがもったいない!

テレカ
 
本当はこの先に浅間山が


 プリンス系のスキー場。発音しにくいので、「おもまん」の愛称もある。標高は2000m級(2131m)で、最高地点は草津本白根の山頂近くにあり、風向きによっては、硫黄の匂いもする。
 ここのパノラマゲレンデから見る浅間山は実にすばらしい(はずだ)。しかし、嬬恋もそうだが、この辺から浅間山を見るということは南向きということである。雪はすぐに腐り、スキー場は学校が春休みの時期でシーズンを終える。

 私が行ったのは、3月の上旬だった。その日は沼田のサエラに行こうかと言っていたが、天候が怪しく、サービスエリアで電話したら雨だという。表万座に電話したら、雪だというので、急遽予定を変更して来たのだ。リフトの上でスキーウェアに降る雪の結晶を見たら、見たことも無い十字の形などもあり、しばらく雪の観察をしていたものだ。湿気が少なく、標高が高い場所で生まれる雪の結晶は違うのかな?

 もう一つの難点はこのスキー場の看板ともいうべきパノラマコースのリフト(第3ロマンス)がのろいことだ。これがフード付きクワッドだったら、だいぶ違っていただろう。午後に少し晴れ間が見え、浅間山が見える。晴れていたら、嬬恋から見た時よりもすばらしかっただろう。
 



 
入り口だ
プリンス得意の標識の山
 富士山も見えるんだろうなあ
上部のコースは本当は快適バーンだ
これまたプリンス得意の
ゲレ食、アリエスカ

 似たような名前で、同じプリンス系だが、万座は北向き斜面で、たいていGWまで営業している。同じ有料道路を登っていった、下の方が表万座だ。3月以降は、雪の状態に注意して、場合によっては万座に行った方がいいかもしれない。


    

雪だるま バラギ嬬恋・パルコール        景色はいいけど!

テレカ
 
浅間山が見える
 
パルコール下部のコース
 


 嬬恋といえば黒岩姓がやたら多い、スピードスケートのメッカであることと、高原野菜で有名であるが、スキーヤーにとっては浅間山がきれいなスキー場と覚えておくのがいいだろう。
 ここはバラギ高原嬬恋とパルコール嬬恋スキーリゾートが合体した形のスキー場だ。パルコール側はゴンドラがあり、下のドルチェというコースがメインバーンで、クワッドがぴったり寄り添うようにしてこのコースをカバーしている。上は林間コースだが、標高も高く、雪が降った後は特にきれいだという。バラギ高原側はクワッドを主体としたコースで、とにかく浅間山がきれいだ。初心者コースの占める割合が大きいので、家族で行くにはいいだろう。
 ただし、パルコールは東向き、バラギは南向きなので、合体したスキーコースとはいえ、バラギは春休みいっぱい、パルコールはGWまでの営業となる。ゴンドラリフト券が5000円もするので、本当に雪が良くて、浅間山がきれいに見える、トップシーズンの晴れが見込める時でないと、もったいない。
 私は、バッヂの2級を受検したが、落ちた。ここのスクールには辟易したので、練習には勧められない。(スーパーエッセイ「バッヂテスト物語(2)」を読んで)
 浅間山は非常に絵になる山である。しかし、この山を間近にきれいに見るためには表万座と同様に、南向き斜面にならざるをえないのだ。景色のために雪質を犠牲にしたスキー場だ。



 
遠くがよく見える
浅間山がきれいだ
いい感じの林間コース
ほとんどの場所から
浅間山が見える
下はなだからだ
望遠で浅間山を見る
表万座が見える
おもしろいリフトだ
 樹氷が好きなら、パルコールの方がいい。標高は高いので、期待できる。浅間山を見るならバラキだが、共通リフト券は高くなることに注意。 


    

雪だるま 鹿沢ハイランド     あぶねーところだ、行くもんじゃない

テレカ
 
円錐形の山だ
縦の白い線は雲である
上部の急斜面から
下部を見下ろす
広々としている
 
浅間山がちょいと見える
 


 今まで、私は3回、衝突されたことがある。1回は白馬47のコブ斜面で、真横から突っ込んできたヤツがいて、転倒した。そいつのストックは折れてしまったが、わたしは首がむちうち気味になり、その夜は、寝る時、枕から頭をあげようとすると痛みを感じる程度にやられた。もう1つは、志賀高原高天原。志賀高原のページで詳しく解説するが、これはデサントのスイスナショナルチームの揃いのウエアを着た連中の一人が突っ込んできて、止まれなくて衝突して私のストックを曲げたという、ろくでもないヤツで、レーサーだった(おめー、レーサーやめろ)。そしてもう1つが、この鹿沢である。スクールに入っていて、レッスン中に、いきなり後ろから猛スピードで突っ込んできたのだ。すっ飛ばされて、ゴーグルがはずれた。とにかく、自分の足元しか見ていないレーサーだった(おまえもやめろ)。
 高天原と鹿沢ハイランドには共通点がある。それは、ポール専用コースがあるということだ。そしてそのコース脇では、ポールの中をくぐるイメージで、ひじを出しながら高速で滑るアホウが大勢いるのだ。嘘だと思うなら、実際に行って見てみるといい。鹿沢ハイランドはセンター、エースのコース。高天原は右端のポール専用コース脇。鈴鹿でF1をやると、帰りの高速道路で100km以上のスピード違反をするやつが増えるというが、イメージを引きずっているのか、もともと飛ばし屋が集まっているのかだろう。アメリカやカナダでは、コース下では「Slow Down」を叫ぶ係がいるが、彼らには、リフト券を没収する権利があり、実際に没収される人もいるという。その点では、日本はアナーキーであるといえる。子供を上には連れて行くものではないだろう。
 もう一つ。斜面は真北を向いているので、寒ければ人工降雪機でバーンを作ることができる。シーズンインも11月上旬と早いため、首都圏では名前が知れている。雪の少ないシーズンでは、候補に挙がりやすいわけで、混雑もするのだが、なんと、おどろくなかれ、のろいリフトが5基、シングル1基しかないのだ。そのため、スクールに入ったというのに、リフトに並んだ時間だけで軽く1時間を超えており、金を返せと言いたくなった。神立のように、スクールにリフト優先権があるスクールがなつかしい。
 「それでも、俺は行く」という人は、心して行くように。
 



 
バッヂテストをやっていた
 
ナイターをやるらしい
   
 上記の通り、どこのスキー場でも、スクールに入る時は、リフト優先権があるか否か、きいてからにしよう。
  
  
群馬(沼田 新潟(苗場)