ごりん、北志賀よませ、北志賀竜王、高井富士、木島平・牧の入 |
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よませがきれい |
ごりん |
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ごりんのゴンドラ |
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よませを見ながら |
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プリンス系だが、プリンスホテルが無い。ゴンドラとロープウェイまである贅沢なスキー場なのに、スキースクールが無い。だから、ごりんで1級を取った、なんてのがいたら、それは嘘つきか、クラブの検定である。
ごりんは、焼額山の山塊、五輪山の北西向き斜面に広がる。そのため、南東向き斜面の北志賀よませとは、ほとんど向かい合った格好で、よませがきれいに見える。
標高は1500m程度で、雪質はすぐ近くに志賀高原があるので、見劣りしてしまうようだ。そのためか、いつもすいているそうだ。しかし斜面の向きにより、決して悪くはない。
コースバリエーションは少ないので、飽きやすいかもしれないが、独特の林間コースとよませがきれいであること、ゴンドラ利用のロングコースであることが強みになりそうだ。志賀高原というビッグネームに食われてしまった感じだが、とにかくすいているので、混雑がいやな人にはいいだろう。
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ここが入り口だ |
ロープウェイでスキー場のベースまで登る |
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ゴンドラの更衣室 |
こっちはゴンドラの休憩室だ |
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6人乗りゴンドラだ |
さあ、着いたぞ |
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細長いコースばかり |
気をつけていこう |
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どのコースもこんな感じ |
ポールをやっていた |
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いい感じだ |
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ごりんは湯田中にロープウェイ駅があるが、駐車場は有料だ。湯田中温泉街からも離れており、温泉街に宿を取ると、場所によっては、板を担いで長く歩くことになる。
もし、駐車料金を払って車で行くのであれば、いっそのこと渋温泉に宿泊することをお勧めする。温泉街としては、こちらの方が雰囲気がいい。 |
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南向き斜面の名門レースコース |
北志賀よませ |
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テレカ |
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大きなバーンだ |
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信州中野〜湯田中方面を見ながら |
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最上部より。左は北志賀竜王。写真の
ど真ん中上には志賀高原高天原がある |
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よませと言えば、スキーヤーの間では、あの海和氏がいることで有名だ(テレカ)。
しかし、よませ自体は、高杜山(こうしゃやま)南東向き斜面で標高も低く、シーズンは短い。志賀高原の高天原のてっぺんからはよませを見下ろすことができるが、12月ごろ行くと、まだ土色になっている場合が多い。スクールの先生は、「ここから見て土色というのは、現地に行くと、もっとすごい」と言っていたから、やっぱり標高が低いというのはつらそうだと思ったものだ。
私が行ったのは2月だ(というか、2月でないと行く気にならなかった)。雪は良く、コースもトレーニングにはもってこいだ。
広いバーンはボーダーも多いが、上部の急斜面は上級者の溜まり場、右側のポールコースはレーサーが多く、うまく棲み分けされた感じだ。午後には下の方にもコブが生まれ始めたが、おしなべて圧雪状態は良かった。斜面からは、湯田中方面の風景が広がり、ごりん高原がきれいに見える。
下のリフトの改札口には、どえらいよくしゃべるオヤジがいて、客の一人一人に、機関銃のように話し掛けまくっていた。「よー、お兄さん、木村拓也に似てるねェ」「よく言われまーす」「あーそー」こんな感じだ。いったい、何を食べるとああなるんだろう。またあのおじさんを見に行ってみたいものだ。
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コースの名前は凝っているが、
それなりの由来はあるのだろうか |
いい感じだ |
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ここはのろいリフトだ |
下も広くて滑りやすい |
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レーサーが集まる |
広くてボーダーにもいい |
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私は渋温泉に宿をとったので使わなかったが、ゲレンデの近くには天然温泉の共同浴場があり、その一つ「遠見乃湯」は夜景を見ながらの露天風呂が楽しめるという。次回、行ってみたいものだ。 |
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天空と下界 |
北志賀竜王 |
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テレカ |
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ロープウェイ |
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ロープウェイ駅から見た高杜山。
左はよませの上部、中央は高井富士 |
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ここは、オニコウベやピラタス蓼科のように、上下はっきりと分断されたスキー場だ。下はやたら修学旅行が多い、古い感じのスキー場。リフトものろいのが多く、古い造りの食堂が軒を連ねる。
ロープウェイ(166人乗り)で上部に行くと、そこは別世界だ。樹氷とまではいかなかったが、木々には白く雪があり、雪質もいい。ここはちょうど焼額山スキー場の裏手になる。
オニコウベやピラタスと同じなのは、下山のコースが2つあり、両方とも細いコブのある急斜面であるということだ。無理に降りたが、結構、苦労した。初心者は、ロープウェイで降りた方が無難だ。
下部のバーンは広くて練習にも適度なので、上部で景色を楽しんだら、下で練習するのがいいパターンかもしれない。
なお、ロープウェイは自慢するだけのことはある立派なものだが、便の間隔があいている。下を滑ってから上に上がる時や、下山はロープウェイを使う時は、発着の時間をおさえておこう。
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上部の風速や気温を表示するのは良い |
下は初心者にバッチリだ |
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これがロープウェイだ |
遠くに妙高、白馬が見える |
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上はこんな感じ |
降りてすぐのコブ斜面 |
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ロープウェイの内部 |
下山コースの最初の部分 |
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上部のレストハウスの窓には、付近の山の案内図が窓に貼っている。ここで、付近のスキー場の地理も覚えておこう。スキー場での景色の楽しみ方が倍増する。 |
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かなり穴場 |
高井富士 |
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テレカ |
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すごい山の刈り方だ |
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高杜山の東斜面に広がるスキー場で、北志賀竜王とほぼ対峙する。ハーフパイプが並ぶボードパークがあるので、ボーダーが多い。日向平という広くて緩いバーンがあり、練習にも適していて、ボーダーにも人気だ。
すぐ隣には、真北に面した木島平・牧の入があり、池の平という新設コースによって、連絡されている。このコースは練習にとても適しているが、厳密には木島平のエリアなので木島平のところで詳しく話そう。
木島平がボーダーが多く、混雑しているのに対して高井富士はいたって地味だ。こじんまりとしていてコースもリフト1本分くらいの長さが主体だが、このちょっとひなびた雰囲気が好きな人にはおすすめだ。
共通リフト券で木島平とここを一度に滑ると、ちょっと違和感を感じるほど性格が異なるスキー場だ。
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朝イチは人が少ない |
正面には右から竜王、小丸山が見える |
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圧雪は実に丁寧だ |
なかなかいいじゃん |
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右端に竜王のロープウェイの
線が見える |
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半日くらい滑って、あとは温泉に入ろう、なんて考えているなら、木島平よりも高井富士の方が混雑も少なく、ゆったり楽しめる。 |
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2つのおむすび |
木島平・牧の入 |
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左が木島平の
パイオニアコース |
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牧の入はこんな感じ |
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木島平は標高は低いものの、真北を向いており、良質な雪を期待できる。遠く戸狩温泉スキー場を望みながら、千曲川の造った飯山一帯の平地を眺めることができる。さらにゲレンデ自体が高杜山の麓に広がる構造になっているので、実に開放感があるのだ。
ただし、ボーダー優位の状況になっており、いきなり横から突っ込んで来ないか、注意が必要だ。木島平よりも牧の入の方が、いくらかすいているように思える。また、牧の入りの方が斜面に対して直線的だが(写真下)、木島平のスカイコースは3角形になっていて、ボーダーの滑り方が交差しているようで、より注意が必要になる。これはリフトの配置も関係しているような気がする
木島平には、最上部にパイオニアコースという、平均斜度40度の、日本でも屈指の断崖のようなコースがある。私が行った時は閉鎖されていたが、パラグライダーの離陸はやっていた。リフト乗車口で板とストックを置き、リフトで見学にいくことができる(写真上)。次々と千曲川に向かって飛び立つパラグライダーを見ているのもいいものだ。ちなみに、私の今までのスキー人生で、板を履かずにリフトに乗ったのは、この時だけだ。
なお、隣接する高井富士との間には連絡コースとして池の平というコースがある。細かいことはエッセイのバッヂテスト物語(5)に詳しいが、ここは練習にもってこいだ。適度なロングコースで斜度もよく、右側に回り込んだコースは、木に隠れて、リフトから見えないのがいい。視線を気にせずに、思う存分練習ができた。しかも、連絡コースなのに、高速クワッドで練習できるのだ。さらには、木島平側から来る場合は、緩く長い登り坂があるので、ボーダーもほとんど来ない。もし、「あなたの好きなバーンは」と聞かれたら、「バッヂテストの練習のためなら、木島平の池の平」と言うだろう。
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とにかく広々としている |
パラグライダー |
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白いパラグライダーの発進だ |
パイオニアコースとパラグライダー
(左上のかすかに黒い部分) |
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パラグライダー見学は、その景色を堪能する意味もあわせて、ぜひ行ってみよう。
実際の標高以上に高く感じる。 |