▼国内スキー場実走レポート(北信越:野沢温泉、戸狩、斑尾、タングラム、黒姫高原、戸隠、飯綱、飯綱リゾート)

 

 北信越のスキー場

  

野沢温泉戸狩斑尾タングラム黒姫高原戸隠飯綱リゾート


  

雪だるま 野沢温泉               野沢よおまえもか!

テレカ
 
テレカ
 
テレカ
 
テレカ
 
いいねえ
妙高方面を見る
 
  
スカイラインは狭くて危険だ
 
立って乗る
ウィスラーでも見た、立って乗る
12人乗りのゴンドラ。つり革が見える


 野沢温泉は、野沢菜で全国的に有名だが、産業としては温泉の街として成り立っている。 そして東京の人間にはむしろ、スキー場としての方が名が通っているだろう。野沢菜はスーパーに、温泉はもっと近くにたくさんあるが、野沢に比肩するスキー場は日本にはザラにはない。そのため、遠くから足を運ぶことになる。
 しかし高速道路が発達した現在でも東京からのアクセスは悪く、石打ICから山越えして入るか、木島平から入るルートがあるが、どちらも高速を降りてから遠い。私は前者のルートで日帰りをした。強行軍ではあるが、それでも昔は東京から日帰りなど思いもよらないところだった(近所の人が年末、朝出発して、夜遅く到着したことがあったという)。

 スキー場はゴンドラを2基持つ大規模なもので、日本でも数少ない、標高差が1000mを超えるスキー場だ。歴史も古いだけでなく、技術選の開催地になるなど、ステイタスも高い。
 その誇り高い野沢温泉は、長い間スノーボード禁止であったが、スキー客の減少により、温泉街の要請もあったそうで、ついにスノーボードを解禁してしまった。

 どちらかというと、日影ゲレンデがメインとなる。繰り返し滑るには都合がいい。しかし、トップシーズン以外はやはり上部のやまびこゲレンデや上の平、パラダイスが人気がある。もちろん私のお勧めもここのエリアだ。景色もよい。
 もう一つ人気なのは、ここの名物コースともいうべきスカイラインだ。ただし、初心者(というよりも、足元を見ながら滑っているのに、自分はうまい、中級以上と思い込んでいる人)は入らない方がいい。圧雪された急斜面だが、コース幅が狭いので、ウェーデルンができないと暴走しやすい。このコースはスキー事故が実に多く、じん帯損傷は数知れず、死亡事故も何件か起きており、おいそれと入るものではない。ボーダーが入ってくると、どうなるんだろう。自分が暴走しなくても、後方から暴走してきたタコ助に激突されたらたまったものではない。
 上部では、中級者以上ならやまびこ、初級者なら上の平がおすすめだ。

 忘れてならないのは、温泉街である(忘れるわけないだろうけど)。共同浴場が多く、気軽に寄れるのがいい。土産は蒸したての饅頭がいい。ただし、野沢菜は自家製のものを買おう。中国産の野沢菜で作った漬物のパックが平気で長野産のような顔をして野沢で売られていたりするからだ。

 野沢温泉の知られた店としては「庄平そば」がある。観光案内所から温泉街に入っていったあたりの怪しいビルの2階にある(たいていのガイドブックに載っている)。そば好きの私は大いに期待して行ったのだが、どこか場末の大衆居酒屋みたいな造りの店だった。そしてなんと、ざるそばが千円なのだ。大盛りで千六百円!!。こりゃあ、きっとすごい量だろうと思い千円のを頼んだ。出てきたのは本当の、ただのざるそばだ。しかもすごい上げ底!!。味は・・・悪くは無いが、茶碗1杯分もない。これが千円とは納得がいかない。味そのものは長野市に行ったときによく行く店や、戸隠のそばと比べて、大した変りはない。うまいことはうまいが、分量や店の雰囲気などを考えると、600円が適正ではないだろうか。神田の「やぶそば」や「まつや」が安く感じられる。そば湯を頼んだら、店内にあるストーブの上に大きなやかんに入れてあるのでセルフサービスだという。飲む気がしなくなった。もしあなたがどうしても行きたいと言うなら、覚悟しておいたがいいだろう。

 とはいえ、温泉街があるというのはいいことだ。客を飽きさせることはない。外湯や饅頭屋の出す湯気の中を歩くだけでも楽しい。数日滞在して楽しむなら、野沢温泉だ。温泉街が充実している分、志賀高原や八方尾根に勝っているといえるだろう。



    
さあ、あの山の上に行くぞ
 
上部のペアリフト。
電波塔も見える
上は景色がいい
 
妙高がきれいだ
 
シュナイダーのコブ斜面
 
天気がいい日は上を滑ろう
 
日影ゲレンデ
 
これが「遊ロード」入口だ
おお、何処へ連れて行くんだ
「遊ロード」は楽チンだ
 
遊ロードは長いぞ
 
麻釜を見に行こう
 
後ろから見た麻釜。地元の人が何か
煮る場合以外、入っちゃだめ
 
麻釜付近は野沢菜漬けの
店が多い
 
温泉街中心部は何でもアリだ
 
この立派な建物が外湯だ。
入ったが、なかなか良かった
外湯はあちこちにある
 
これも外湯だ
 
まんじゅうは、「まんぢう」という
 
  
 蒸したての饅頭は、温泉街で、動く歩道のあるほうに多い。
  



雪だるま 戸狩                野沢の逆襲にあやうし!
   
  
テレカ
お地蔵さん
 信濃川を挟んで野沢温泉にお見合いするように位置するスキー場で、当然、南向きである。そのため、シーズンは野沢より1ヶ月以上短い。
 野沢がボード禁止だったのでボーダー客が押し寄せていたが、解禁に伴い、客が減少したという。危うし!
 戸狩のパノラマゲレンデには屈曲リフトという、途中で直角に曲がって登るリフトがあったのだが、撤去されてしまった。残念、見たかった。しかし地蔵は今でも健在で、ゲレンデを見守っている。蔵王の地蔵は野ざらしだが、ここは屋根付きだ。
 ゲレンデは写真の通り、開放感あふれるものだ。のんびり滑ろう。


   
パノラマゲレンデを下から
 
パノラマゲレンデを上から
 
すいていていい
 
昭和61年にできたスキー地蔵は
万願成就だという。すごい話だ

 
ごりごり滑ろう
 
標識もプリンス系に負けていない
 
  
 温泉街は無いに等しいので、野沢に勝るのはすいている事くらい。宿は交渉してみよう!
  


  

雪だるま 斑尾                 かつてのミーハースキー場は今
  
テレカ
 
ジャイアントはボード禁止だった。
今は、全日全面OKだ


 斑尾はゲレンデのほぼすべてが新潟県で、タングラムと接する尾根が長野との県境であるが、ベースの斑尾高原ホテルは長野県にあり、2つのアクセス路は長野から入るので、登録上も一般客の実感も長野県のスキー場に分類されている。
 斑尾といえば、苗場と並んでミーハーが多いことで有名だった(らしい)。おしゃれなプチホテルやペンションが多く、かつてはそうであった雰囲気を漂わせている。ここはタングラムと連絡しているので、共通リフト券を買えば両方楽しむことができる。どちらかというと、タングラムの方が大人の雰囲気で、斑尾は体育会系の滑りが多かった。何しろ、今ではモーグル大会などで有名だからだ。
 斜面はタングラムに近い尾根に挟まれたクリスタルコースのある谷間のエリアと、八方尾根を思わせるジャイアント、チャンピオンコースのあるエリアの二つに分類される。
 やはり、ここはジャイアントがお勧めだ。圧雪も丁寧で、幅も広く、快適に飛ばせる。
 午前中に重点的に滑って、午後はタングラムに逃げ込むのがいい。こちらの方がすいているからだ。
 ガイドブックにあるコースレイアウトを見るとそそられるものがあるが、注意しよう。地元長野県民の話では、ここは標高が低いので、本当のトップシーズン以外は行かないという。行く前には必ず電話で確認しよう。




   
雲がたれこめていた
 
ここがセンターハウスだ
 
道路の対面に初心者ゲレンデがある
 
リフト脇のモーグルコースだ
 
 私は休憩の時は、いつもゲレ食でコップだけ借りて、自動販売機の缶コーヒーを飲む。そしていつもお茶受けにチョコレート菓子を持ち込んで食べているが、結構、充実したティータイムになる。コーヒー売り場のレジに並ばなくてもいい。
 ただし、ここの缶コーヒーの自動販売機は200円で、私の知る限りの最高記録だった。詳しくは、「変な写真集」「スキー場のマーケティング」を読んで。


   

雪だるま タングラム                ホテルに泊まろう
テレカ
 
妙高を見ながら
 
 
ホテルタングラムを上から
 


 タングラムはホテルタングラムのプライベート状態のゲレンデである。それはミニ苗場を彷彿とさせる。
 ゲレンデ自体は、純粋に初心者向けといえるのは、センターハウス前くらいであり、ファミリー指向ということではない。
 コースからは妙高、黒姫、野尻湖が見える。景色はなかなかだ。快適なロングコースといわれると困るが、斑尾と連絡しており、共通リフト券も売られているので、行ってみるのもいいだろう。
 
 さて、ここは会社の共済会のツアーで行ったのだが、宿泊はホテルタングラムだった。やはりリゾートホテルは出張で使うビジネスホテルとは異なり、えらい部屋が広いので快適だ(あたりまえか)。食事は、夕食も朝食もバイキングであり、内容も見ないで和食と洋食の二者択一なんてこともない。しかも数泊しても飽きないほどの多くのメニューから選べる。

 ホテルの名前を冠したスキー場には、ぜひ、宿泊してみたいものである。



   
リゾートでは、朝はのんびりだ
 
プロのアクロバットスキーヤー(外人)
が来ていた。リフトは使わずに上る
 
これがそのアクロバット
 
センターハウスの内部
 
  
 夕食バイキングのお勧めは、ローストビーフである。
なお、ホテルの部屋でイカを焼いたりしないように。部屋が生臭くなり、ホテルに迷惑がかかる。


   
雪だるま 黒姫高原                バッヂの名門
  
テレカ
   
おい、どこ行っても
ダイヤモンド(上級)か


 「黒姫」といえば、かつてはバッヂテストで有名だった。スクール主催のものとしては比較的易しく、バッヂテストのバスツアーなんてのもあり、特に3月の最後のテストでは、そのシーズンに参加回数が多かった人が合格させてくれるといううわさが伝説となり、今では神話となった。

 私がバッヂを受け出した頃には、そんな噂は消えたようだ。スクールの技術主任にデモンストレーターが就任し、えらい難しくなったという。菅平のSIAのスクール合宿で、黒姫1級の人から聞いた話だ。

 私が行った時は、けっこう吹雪いていた。最上部のこめつがコースは手ごわかった。レルヒ、しらかばコースは圧雪さえしていれば、中級者向けのトレーニングコースだ。



    
誰もいなかった
 
ここが検定バスツアーで有名な
黒姫スキー学校だ
 
「コブ」「視界不良」などをリフト
乗り口で表示するのはいいことだ

 
下は初心者にもいい
 
この花マークは黒姫高原のシンボルだ
(リフトのICチケットゲート)
             
 ここのTIPは無し!
 


   
雪だるま 戸隠                 修学旅行集まれ!
 
うう、ガスってる
 


 長野からトコトコ山道を登る。そして細い道をいい加減走ったところで、中社(ちゅうしゃ)という神社があり、戸隠が霊山であることが分かる。
 戸隠は、中社というエリアと、越水(こしみず)と瑪瑙(メノウ)エリアに分かれており、なぜか中社エリアには、ゼッケン軍団の中学生くらいの修学旅行が多い。
 越水はメインゲレンデに相当し、ここでスクールに入ったらマンツーマンになり、けっこう絞られた経験がある。
 私が行った時は天候が悪く、遠くが全く見えなかった。本来なら、瑪瑙エリアからは富士山を含めて、信州の山々がきれいに見えるという。ううん、残念。もう1回行ってみたいところだ。

中社ゲレンデは修学旅行の大軍団だ
 
ちょっと晴れた合間に
 
    
 解説は要らない。中社のところに蕎麦屋が軒を連ねている。どこもうまい。ぜひ、行ってみよう。


   

雪だるま 飯綱リゾート                まっすぐ縦長

  
上部はこんな感じ
 
万国旗に京たこ、いいですな
 


 戸隠の翌日に行ったが、天気は良くなかった。かすかな晴れ間に志賀高原の高天原が見えたが、良くても写真の通りだった。
 高天原の上部からは見下ろすような角度で全体がよく見えるスキー場だった。雪の状態を心配していたのだが、トップシーズンでもあり、前日の降雪もあって雪はフカフカだった。本来コブがあるはずの上級コースは写真のように半分パウダー状態になっていたので、結構楽しめた。この最上部は急斜面ばかりで、初心者やボーダーが少ないので助かった。
 
 レイアウトは直線的で、面白い。しかし、ハーフパイプ付きのボードパークがあり、ボーダーが多くて、注意が必要だ。



     
駐車場からセンターハウス
 
このような表示は外国でよく見る
 
ハーフパイプを造っている
 
さあ、行くぞ!
 
アルファベットを優先しすぎて、
日本人には混乱する

上部はパウダーゲレンデと化した
 
ボーダーも多い
 
モコモコしていた
 
   
 長野市から飯綱リゾートに入る時は、スパイラルの橋を越えることになるので、目を回さないように。また、手前に飯綱高原というスキー場があるが、これは別のスキー場なので注意しよう。リフト券を買ってから気づいても遅い。

  
長野(北志賀   山梨・長野(八ヶ岳)