ドラゴンバレー・スキー日記 3日目 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ドラゴンバレー滑走2日目 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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さてさて、ドラゴンバレーのスキーも2日目だ。天気はまたもや良さそうだし、昨日はガツガツして全コース制覇はしていなかったので、今日は仕上げの日だ。午前中だけちょっとゴンドラのレインボウコースをならして、午後は楽しみにとっておいたスキー場左側のゴールドというエリアをじっくり滑ってみようかい。そうそう、それとナイターね。 ゴンドラで再びレインボウエリアへ。今日はレーサーのトレーニングが無いようで、全コースが開いていた。もちろん昨日から今日にかけて雪など結晶ひとつ降っていないのだが、まずまずの固めの雪だ。降雪後の圧雪に比べれば板に食い込ませるのはちょっとだけ難しいが、カービングの板なら問題はないだろう。日本の人工降雪機使用エリアのカリカリバーンと比べれば、実によろしい。 山頂にある、例の記念撮影用のパネルのところは大人気だ。そこを尻目に各コースを1本ずつ滑る。 それにしても雪が固くて景色はいいので、ついつい飛ばしたくなるから注意だ。 |
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ただし、スキーヤーのマナーはいいように思える。日本のように手軽に滑りに来れるものではないから、逆に緊張感があるのではないだろうか。コースの真ん中に棒立ち、というのはほとんど見なかった。しかしヘタなのはいかんともしがたい。転倒して転がっているのは仕方ないが、その数が多いのだ。よそ見しながら滑ったらはねたりしかねないので、上級者でも注意だ。 下山したところで「グリーン」と呼ばれるエリアへ降りる。ここは初心者のパラダイスであり、幅広の緩斜面が広がる。シルバーエリアのTOPから滑り降りるコースは急なので、その景色は木島平の、パイオニアコースを背景とした広いバーンを見ているかのようだ(パイオニアの方が断崖だが)。この幅広緩斜面は客層に最もマッチしているので人気があり、リフトも混雑している。しかし、リフト脇には広くて立派なボードパークがあって、面白そうな造形物が多いのだが、いかんせん客の技量がついていけず、ガラガラだ。あんな高いジャンプ台、もうちょっと低くしたがいいよ。 ここでそこそこ時間を使い、ランチはゴンドラ乗車駅に隣接する、ドラゴンプラザへ行くことにする。 ここの2階にはフードコートがあり、いろいろな食事を楽しむことができるのだが、お勧めはなんと言っても韓国料理だ。比較的広い店舗で、なぜか生垣に囲まれており、綿でできた雪で装飾されていた。天井にはわけの分からない凧がたくさん飾られていたが、きっと縁起がいいに違いない。 ここで頼んだのはピビンパのセットだ。1200円くらいだろうか。まあ、そんな悪いものは出てくるまい。ところが出てきたのは小皿だけで10もある、すごいセットだ。テーブルなんか面と向かった相手とは小声で話せないほど広いのだが、当然のことだ。しかも小皿に盛られた漬物だのなんだのは、それぞれ自己主張が強い。そのうえメインのピビンパは主役は俺だと言わんばかりに香辛料ぷんぷんだ。うまい。大変おいしい。真っ赤なキムチのたれみたいなのを混ぜてさらに辛くなれば完璧だ。 結局、全部食べたら動けなくなったので、サロペットをゆるめたまま施設内を散策した。なかなかいいではないか。ランチはゴンドラ山頂駅よりもこのドラゴンプラザがお勧めだ。12時ごろは込みそうだから、遅めのランチをゆっくりとるのがいいだろう。 さて、いよいよ昨日は行かなかったゴールドエリアへ行く。ここもまた6人乗りのクワッドがあって、滑り降りるコースは3本しかないのだが、非常に斜度もあり、上級者好みのバーンでもある。 ただし、レインボウエリアに比べて初心者もいるので、注意だ。ここで全コースを滑り、レッドエリアへ戻る。 ホテルで夕食となる。今日こそは焼肉かと思いきや、山菜ごはんだという。なんだそりゃ。で、出てきたのは、ランチのピビンパセットからピビンパを抜いたような内容だ。立派な入れ物に入っているスープとやらは、酸味のありそうなにおいが鼻に付くミソ汁(いわゆる田舎ミソ)とごはんがあり、それ以外は小皿ばかりだが、要は漬物ばかりだ。なんじゃい、この食事は。他の客とブーブーいいながら、料金はリゾートだが食事はユースホステル以下だと言って怒った。客室内も、広さはいいとして、内装や調度品その他の設備のグレードは日本国内のどのリゾートよりもかなり落ちている。しかしロケに使われたホテルということで大人気らしい。ううむ、冬のソナタの、とんでもないトバッチリである。 食事が終わるとすぐ、ナイターに飛び出した。 ナイターは雪が一段と引き締まっていてよろしい。混雑度合いは昼よりはずっとましだが、グリーンエリアは、なぜ初心者の夜10時ナイターがこんなに混雑しているのか、というくらい混雑していた。これはすごい。来た以上は、めいっぱい楽しもうということだろうか。午前の半日券で滑って、午後は温泉、なんていう私のような軟弱者はおらんのだ。めいっぱい楽しむ、これが韓国スタイルだ。 これで全コース、そしてナイターを滑ったことになるが、全体を総括すれば、やはり ・雪質が固いが良好である ・見た目よりもえらい寒い ・スキーヤーは初心者が多い ・そして「冬のソナタ」 がドラゴンバレーの特徴であろうか。 ホテルに戻り、明日の帰国準備にはいる。 |
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レストランの朝食バイキングの サラダバーには、キムチがてんこ盛りだ |
昨日と同じ光景だ。 右から2つめの山頂にゴンドラ駅が見える |
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チケットを買うひとはここで |
今日はあの雪だるまもゴキゲンなようだ |
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はい、はい、はい |
ゴンドラ駅には 冬ソナグッズの専門店があったぞ |
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どんどん大きくなっていくのだ |
シングルレーンから入ろう。 本当、待たずにすむぞ |
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今日もやってまーす |
昨日はレースコースだった |
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しつこいようだが、とにかく寒い。 写真の景色で判断したらえらいことになる |
飛ばしすぎに注意だ |
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ワールドカップのスタート小屋だ |
グリーンエリアは初心者天国だ |
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誤解しないでほしい。 とにかく寒いのだ |
ハスキーとお友達だ |
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ゲレ食が混雑しているときは スナックもいいぞ |
クレープ屋のにいちゃんだ。 景気よくチョコをかけちゃうよ |
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(1)子供のそり広場だが、だれも滑ってないぞ。 おりゃ、上の方で固まっているみたいだが |
(2)ん?一列になって、親も乗っているぞ。 なんか緊張感がただよっているのだが |
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(3)そおりゃあ!。みんな一斉にスタートだ!。 のんびり親子で楽しむどころではない。 悲鳴と歓声、子供のころから競争だ! |
ここではリフト背後の広告はあたりまえだ |
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おい、リフト客の板が当たりそうだぞ |
キケンなのでパトロールが標識を立てていた。 それより、支柱を高くしなさい! |
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リフト客を定員数で乗せるための 交通整理だ |
木でできた標識。なんか、いいね。 |
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ドラゴンプラザのフードコート。 韓国料理は垣根があり、綿で雪を演出していた |
コート内には韓国の住宅も! |
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天井を見よ! |
最初はどこの国旗かと思ったが、 どうやら凧らしい |
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トラの被り物が人気だ |
あのデモバーンの右側ではモーグル大会だ |
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再び、デモバーンの上部より |
リフトを架けるため、 山をバックリかち割りました! |
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6人乗りリフトも広告だ |
ゴールドエリアのコースは幅広で急斜面だ |
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ゴールドコース上部より |
リフトの上でも楽しくやろう |
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「どこ滑る?」「ちょっと待て、近くに 誰かがいるような気がするニダ・・・」 |
ナイターは雪もいいぞ |
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気持ちよくいこう |
子供はノーストックがいいだろう |
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いい感じだ |
あのデモバーンもナイターだ |
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ホテル側はイルミネーションがきれいだ |
スーパーで。賞味期限をチェックしている |
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日本製のスキーのシミュレーターは フランスにもあったぞ |
ネットカフェみたいなのがあった。 大盛況だ |
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ホテル内の冬ソナショップだ |
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私が以前から気になっていたナゾの韓国語に、まぜごはんの焼き飯、ビビンパがあった。 人によっては「ビビンバ」「ビビンパ」と分かれるが、どちらが本当なのか。 結論を言うと、後者の「ビビンパ」の方が近い。 もともとは「混ぜる」を意味する「ピビン」と、「ご飯」を意味する「パプ」が合成された言葉であり、 「ビビンバ」は間違えだが、最後のパ(PA)とパッ(つまりPの子音だけの発音)は日本人では 聞き分けることができない。 ちなみに雑炊の「クッパ」は「クッ(汁)」と「パプ(ご飯)」の合成語だ。 そういうわけでうるさく言うと「ピビンパッ」の方が近いらしいが、このカタカナを目で見た だけでモロに「ピビンパッ」と発音すると、またちょっと違うらしい。重要なことは、 この単語の発音を日本語で正しく表記することはできない ということだ。 先頭の「ピ」は日本語の「ピ」でも「ビ」でもないらしく、中間らしい。会社のネイティブの女の子に 発音してもらったが、言われてみるとどっちともとれる音だ。 あまりうるさく言うと友達を失うからやめよう。しかし、当サイトの読者はせめて「ビビンパ」で いってもらいたい。 |
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このレポートで韓国語教えてくれた会社の女の子に、ランチおごらなきゃ。 そう思って六本木ヒルズの韓国料理店「トラジ」の店頭に行ってみて驚いた。 なんとここのPOPには、「ピビンパ」になっているではないか!。きっと誇り高き韓国人の従業員がいて、日本ではマイナーな発音であっても母国語に近い表記にこだわったのであろう。 |
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