ドラゴンバレー・スキー日記 2日目 
ドラゴンバレー滑走初日
 
ドラゴンバレーの概要
スキー日記:1日目  移動日:東京 〜 ソウル 〜 ドラゴンバレー
スキー日記:2日目  ドラゴンバレー
スキー日記:3日目  ドラゴンバレー
スキー日記:4日目  移動日:ドラゴンバレー 〜 ソウル 〜 東京 
   
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すごい行列だ。正面の山の左の山の
山頂がこのスキー場のトップだ
正面は「ドラゴンプラザ」という施設
 
で、でたあ!!
 
同じゴンドラに生まれても、
ヨン様が乗ると神聖な展示物となるのだ
山頂のゴンドラ駅は立派な施設だ
 
 いよいよスキー1日目だ。ホテルの朝食はバイキング形式で、リゾートホテルとしては普通の内容。なぜかサラダバーの中に白菜キムチがてんこ盛りなのがあるのが感動ものだ。レストランの窓の外が川を隔ててスキー場正面なのがいい。見ると日本では昔懐かしいリフト待ちの行列ができていて、けっこうな客数のようだ。はやくいかなきゃ。外はいい天気みたいだが、山頂は風が強くて恐ろしく寒いらしい。ガラス一枚隔てたレストラン内部からは信じられない、春の陽気のような景色だが。ところでレストラン内部には「ここがあのシーンの撮影場所です」なんてのがペタペタだが、無視することにしよう。
 厳重に防寒の準備をしていよいよゲレンデへ。ゴンドラ駅舎はちょっと歩いたゲレンデの端にある。見るとなかなか立派な建物で、ドラゴンプラザというサービス施設が併設されている。
 ところでこのゴンドラ駅内部にはゴンドラの車両が展示してある。そう、冬ソナの記念としてだ。ドラマの中で2人が乗った番号のゴンドラ(往復で2両)は観光客がそれに乗ろうとケンカになるので、外して展示しているという。ううむ、ケンカしているところを見てみたかった。
 ゴンドラは5分待ちくらいだった。ゴンドラコースは初級者コースが無いので、初級者比率が高い韓国においては乗ることができるのは少数派なのだ(初級者用に下山コースはあるが)。このゴンドラで一気に山頂へ行く。同乗者の韓国語の会話は何を言っているか分からないが、ちょっとウキウキした感じは伝わってくるものだ。
 さて、ゴンドラを降りてみるとそこは明るく遠くまで見渡せるいい天気だったのだが、
どえらい寒い。写真を撮ろうと手袋を外すと、風が強いせいもあって、長くは出していられない。天気がいいし周囲の山々は雪が積もっているわけではないので春スキーの雰囲気なのだが、とにかく寒い。インナー手袋でも買っておけばよかったか。
 さらに山頂での出迎えがアレだ。アレといえばそう、ヨン様とチェジウの看板、パネル、何でもありだ。私はそんな看板類よりも、そういう看板類にむらがる集団の方がどこか病的というか宗教的というか面白く見えたが、それにしてもドラマがここまで影響力を持つとは、驚くばかりだ。なにしろ山頂からの景色は絵になるものは何も無いくて寒いのに、ここまでスキー板を履かずに団体で登ってくるのはもう、病気軍団しかいないのだ(むこうから見れば、韓国へスキーに来る私は病気だろうが)。
 まあお金を払って好きで来ているんだからいいか。ちょいと準備運動をして、いよいよ滑ることにする!!。
ドラゴンバレーの地図(配布地図を加工)
ドラゴンバレー公式サイト(英語)
      
春スキーのような風景だ。
暖かそうだが、実はとても寒い
「時速200キロで飛ばすニダ!」
「もっと速く滑ってチュセヨ」(と、聞こえた)
本当、平気ですっ飛ばす
 
レインボウエリアはどのコースも
レーサー向きだ
降雪機を稼動していないコースは
雪がほとんどない
申し訳ないほどお辞儀をするのだ
 
  
レストランのレジ。
香辛料をぶら下げるのは、おまじないか
 
あまりうまくはなかった
 
ローディングカーペット付きの
6人乗りクワッドだ!
いかに寒いか、この写真を見れば分かるだろう
 
ここがデモバーンだ!
 
デモバーンを下から
 
 まずはゴンドラのみでアクセス可能な「レインボウ」というエリアを滑ることにする。いったんここから滑り降りるともう一度あの長いゴンドラに乗らないといけないので、午前中はここをゴリゴリやって山頂でランチをとってから、下へは午後に行くことにする。写真をたくさん撮る私は集団から離れて、単独で行動することにした。
 レインボウのコースはどれも圧雪された急斜面で、本来ならコブになる斜度だが、雪が固くて圧雪しているのでまさにレーサー向きの「強い」バーンだ。雪はいったん融けてはいないから、アイスバーンにはなっていなく、ストックを強めに刺せば刺さるくらいだ。ここにはワールドカップを開催した時のスタート小屋がそのまま残っていて、レース専用で貸切になっていたコースもあった。どれどれ、ちょいとレースを見てみるかい。するとどうも中高生くらいの女子のトレーニングのようだ。韓国の女の子の顔は一重でちょっとつり上がり気味で、根性がありそうで、スポーツに向いた感じだ。会話を聞いてみても「なんとかかんとかダ!」と断定的な表現の語尾は意志の強さの表れとも感じられる。これがまた弾丸のようにすっ飛んでいくのだから、やはり気合いがあるのだろう。技術的にはまだまだだが、少ないスキー人口でスキーレースができる所得階層がまだ限られていることを考えると「これから」ということだろうか。
 このレインボウのコースはどれもレース向きで、だまっているとグングンスピードが出る。しかもコースが独立していて一般客の流入がないので貸切にしやすい。レーサーにはとてもいい環境だろう。とりあえずここを一通り滑ることにした。そこで気づいたことがいくつか。
 リフトに乗っていると、ときどきオープンしていないコースが見られた。そこにはほとんど雪がなくて、黒々としているのだ。なんのことはない、降った雪が少ないだけのことだ。だとすると、この雪の付き具合が本来のドラゴンバレーの姿であるだろうから、このコースの雪がほとんどすべて人工雪ということになる。それにしてもザウスのような人工雪としてはかなり良質の雪だ。日本の八ヶ岳にある野辺山あたりだったら、何度も融けては固まっているのでスケートリンクのような顔が映って見えるほどのコンクリバーンになるはずだ。しかし晴天でも寒いドラゴンバレーでは散布したままの結晶が残っているようだ。固いことは固いが、ストックは楽に刺さるくらいだ。まさに山全体がザウスといえよう。
 もうひとつ、リフトを降りるときに係員のにいちゃんがお辞儀をするのだ。降車する客にお辞儀をするのは日本では今シーズン復活を果たした岩手高原スキー場で見たくらいだが、ここでは両手を体の脇に置いて、まるで百貨店か高級ホテルの接客のようだ。しかしよく見ると、これはどうも接客マニュアルというよりも、長幼の序を重んじた韓国の儒教の精神が影響しているのではないかと思えた。なぜなら、リフトから降りる客が係員より若い少年ばかりだと頭を下げないし、年齢の高そうな人がいるとまるで借金を申し込んでいるかのように思いっきり頭を下げるのだ。遠くからしばらく見ていたが、ううむ、やっぱりそうだ。リフト係がフレンドリーに話しかけてくるのが普通という北米の客が見たら、さすがは礼節の国と涙したであろう。
 さて、ここは昼近くまで滑りまくり、お昼は山頂のタワーにあるレストランで食事をすることにした。ここの駅舎はまるで巨大な砦のようなデザインで、用がなくても入りたくなるような建物だ。
 しかし、内部は冬ソナでも最も重要な撮影現場ということで、それはもう大変な騒ぎだ。ゲレ食は2階にあった。中を見たが、メニューなんぞ分かるわけが無い。見本に番号ば振ってあればいいのだが、それもない。ううむ、思い切って「クッパ」とか「ビビンバ」とか言えば通じるかな。でも、「何のクッパですか」とか言われたら、笑うしかない。するとレジ係の背景の看板に英語メニューがあったので、とりあえず適当なのを指差して頼んだ。
 ハズレであった。牛肉スープのようだが、あまりおいしくない。どうも味が薄い。塩かなにか自分で加えるのだろうか。よく分からないので、とりあえず流し込んだ。料金は1000円くらいだった。まあ、しかたないか。翌日のレポで話すが、ゴンドラの下の駅舎であるドラゴンプラザの方がお勧めだ。
 ここで食事の注意だが、スプーンやはしはすべて金属製だ。これは資源保護のためという意味があるらしい。紙コップもダメなので、金属のコップが使用される。また、つまようじは緑色のプラスチックのようなものでできている。これは実はデンプンでできているのだ。残飯を処理するときは豚のえさにするのだが、つまようじが入っていたりすると豚が腹を壊すので、胃の中で分解するようにデンプンで作っているらしい。なるほど。
 食事の後はゆったりとした下山道を滑る。そしてグリーンと呼ばれるエリアへ。ここは初心者向けの広いコースなのだが、ここはなかなか混雑していた。また、ここには6人乗りのリフトがある。ローディングカーペット付きだ。広々としていてなかなか滑りやすくていい。ただし初心者がワンサカいるので、衝突は注意だ。
 そして今日は時間がないのですぐにレッドと呼ばれるゾーンで最後にする。ここはスキー場の看板ともいうべき、ベースから正面に見える、大きな一枚バーンだ。ここはモロにリフト脇だがリフト客はこのバーンを迂回して別の優しいコースから滑り降りるので、すいている。もう、注目度は満点だ。ようし、日韓友好のためにSAJ1級をみせてあげよう!。ところが夕方近くで斜面はモコモコしていた。いかん、転倒して笑われるわけにはいかん!。ではみんな見たこと無いだろうから、不整地に強いベンディングのウェーデルンをみせてやる!!。遠くのゴール地点を想定して目線と頭の高さを動かさずに、「伸ばし回し・曲げ切り替え」のベンディングで滑りきった。ちょっと疲れたが、このバーンをスピードを抑えながら一直線に滑るとすごい目立つから、みんな見ていてくれたかな?。ちょっと充実のラストランであった。
 で、切り上げる前にマーケターであった私は施設を見るとどうしても見たくなるので、ドラゴンプラザへ向かった。ここは1階はスキーセンターだが、2階以上は飲食店が充実していた。韓国風の店もいい感じだ。あしたのランチはここにしよう。
 この日はちょっと疲れたので、早々に寝ることにした。 


(2日目へ続く)
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レストランの窓からスキー場を見る。
手前には・・・
ここで二人は初めて二人だけの晩餐を
とったのでございますニダ 
コース、全部滑れそうだな。
帰国後、会社の女の子に見てもらったら、
「ホテルの部屋は全部空室があります」だと。 
ジグソーの牛らしいが、そのココロは?

 
2月だが、クリスマスは終わらない!
 
ゴンドラはどんどん飛んでいくようだ
 
とにかく朝イチの下は混雑しておった
 
「ゴンドラ 中、上級者用」らしい
 
ゴンドラ駅内部
 
カラフルなゴンドラだ
 
いきなり看板の出迎えだ
 
はい、はい、はい。日本語の優先順位が高いのは
喜んでいいのやら
うわさには聞いておったが・・・・
 
記念撮影大会だ。
 
春スキーのような風景に
カラフルなゴンドラが映える
右は下山コース、左は強烈なレインボウエリアだ
 
女の子たちがトレーニングをしておった
 
寒いのかな?
 
先生たちも寒そうだ
 
リフトからちょうどレースを見物できた
 
またあ、変なものがある
 
「二人がここで雪だるまを作ったのを
覚えていますか?」わしゃ知らんぞ
板はそのへんに散らかす、これがドラゴンスタイルだ
 
そら来た!。もう驚かんぞ
 
英語もいいが、万国共通の記号はありがたい
 
番号をふってほしかったなあ。
それと、おすすめとか。 
金属コップを使うのだ
 
はし、スプーンも金属だ
 
こんな感じ。ここは安いゲレ食だ
 
簡単なスナック類もある
 
3階の、ドラマで最も重要なレストラン前。
ここでは「願いカード」に何か願いを書くのが
商売になっていた
このサボテンみたいなのにぶら下げる。
カードにはアラビア語まであったぞ。みんなここに
来たら何か書かずにはいられないのだ
 
3階は高めだが、日本と比べるとリーズナブルだ
 
3階には、「冬のソナタ」の内容を全部書いた屏風の
ようなものがあった。途中まで読んで、登場人物の
名前についていけなくなって挫折した
「上級者の助言とパトロールの指示を謙虚に受け取りましょう」と書いてあるらしい
「みんなの安全のため、自分の実力に合ったスロープを選択しましょう」と書いてあるらしい
下山コースはやさしい
 
「おでん」は日本語だが、韓国でも通じる
 
いろいろあるぞ
 
「食券を先に買ってください」は日本語標記だ
 
グリーンコースの上だが、初心者ぞろいだ
 
ゆっくり、のんびりいこう
 
面白そうなのがあったぞ
 
広告用の大型テレビ。
もちろん、ヨン様もちょくちょく登場するぞ
ドラゴンプラザ内。ドラマではここでサンヒョクが
企画した特別コンサートが行われた。
今ではそのまま時が止まってしまっているかのようだ
ドラゴンプラザ内部の暖炉の塔
 
キムスポーツでワックスを買ったぞ
 
たこ焼きがあったぞ!
 
これ、なんと移動式のキャッシングマシーンだ!
 
ホテルの夕食はチゲ鍋。これは4人前。
1000円ランチ程度だ。しかも辛いのに弱い人は
全然食べることができないほど辛かった。
 
    
 ひげそりは必ず持っていこう。リゾートホテルであろうが、環境保護のため、ホテルは使い捨てかみそりは置くことができないらしい。そのため仕方なくスーパーへ行って使い捨てかみそりを買ったのだが、これが刃が立ちすぎていて、皮膚の表面まで剃れてしまうのだ。おかげで翌日も少し顔を赤くしてしまい、おまけに日焼け止めを塗ることができなくなってしまい、大変だった。 
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