山形のスキー場
  

 
月山山形蔵王サンマリーナ玉庭米沢栗子国際天元台



雪だるま 月山                   ゴールデンウィークのメッカ

 
テレカ
神々しい
寒河江付近より月山を遠望
駐車場を見よ
月山の駐車場。雪の深さを見よ!
リフトいや
Tバーの行列を見てみて
月山コース
海外のスキー場のようだ
 月山(がっさん)は冬の間はクローズして、4月になってからスキー場をオープンする、超豪雪スキー場である。特にゴールデンウィークあたりにはレーサーズキャンプがあちこちで行われており、首都圏からも大勢のスキーヤーが集まるという、本当に独特な雰囲気のスキー場だ。この時期にスキーをしに集まるというのは、それだけでも気合の入り方が分かろうものだ。月山は羽黒山、湯殿山と並んで、出羽三山と呼ばれる霊峰であるが、スキーヤーにとっても霊峰である。だいたい、この時期に山形までスキーをしに集まるのは、宗教的な情熱無しにはありえないのだ。
 車で山形市側から入ると、途中で遠望できるようになるが、周囲の山が青くなりだした時に一つだけ真っ白な山があると、本当に神様が住んでいるように見えるから不思議だ(ちなみに信仰の対象で有名な霊峰は、富士山、浅間山、御岳、みなこのようなタイプだ)。
 月山の駐車場が近づくと、周囲が雪を削った断崖になっているので驚くだろう。まるで立山の山開きのようだ。
 ペアリフトの降り口からTバーで最高地点へ。ここからの眺めは感動するほどではない。周囲の山がほとんど青くなっているからだ。マッターホルン初登頂を果たしたウィンパーが、モンブランに登ると周囲に高い山が見えなくてつまらないというが、共通するものがある。ただ、山の雪の残り具合を見ると、北斜面と南斜面の差が歴然としているのが面白い。
 雪質はシャーベット状だった。寒いのだが、一回でも融けた雪の結晶は元には戻らない。レーサーたちはシャクシャク音を立てて滑っていた。
 


    
最下部で。左にロープトウがあるが、
別料金を取られるのでみんな歩いてる
雪質が良くてクワッドがあれば、
泊り込みたい
ボーダーも多い
  
中間部はボウル状だ
   
最上部。みんな休憩して
景色を楽しんでいた。
遠くは山形市かな?
  
えびすやの向こうに
白い大きな山あるの見える?
下の方は木が生えている
  
立山のようだ
         
  
 駐車場からスキー場に行くときは注意。経営母体の異なるTバーがあり、その都度、料金を徴収しているのだ。また、ペアリフトと、ポニーのTバーもリフト券は共通ではないので、確認しよう。



雪だるま 山形蔵王 (山形蔵王温泉)       歴史ある温泉スキー場

テレカ
 
テレカ
 
いいコース
2月なら樹氷なんだけど
 
標識のコース
コースの標識も、吹雪けば命綱だ
 
横倉の壁
これが横倉の壁だ!
 
 山形蔵王といえば、モンスターと呼ばれる樹氷で世界的に有名なスキー場だが、ゴールデンウィークに訪れた私には、温泉と、歴史を感じさせるスキー場というイメージがある。歴史を感じさせるとは、リフトのレイアウトが古くて、今ひとつ効率がよくないという意味も含まれる。
 まず、蔵王中央ロープウェイで登ったのだが、蔵王ロープウェイ側に行くのに難儀する。ザンゲ坂に一気に行く方法はないものか。ロープウェイは待ち時間によって、大切な時間を食われてしまう。中途半端な長さのリフトも多い。石打丸山や八方、赤倉のように、歴史あるスキー場は建て増し旅館のように、後から見てみると、おかしな構造になっているのは仕方ないことだが。
 いきなり悪い点を挙げてしまったが、スキー場としては、強烈な個性を持っているといえる。まず、基本的に雪が多い。多すぎて、私が行った年はGWなのに、下まで滑ることができた。
 また、冬でも樹氷見物のため、スキーヤー以外の観光客を山に運ぶ必要から、クワッドではなくロープウェイが整備されているということ。まるで、ヨーロッパのスキー場のようだ。ただし、山の上は風が強くて、トップシーズンは晴天下で樹氷を見ることは容易でないとか。
 そして、外湯もある温泉街。野沢、草津、渋と並んで好きな所だ。
 コースとしては、やはりザンゲ坂のコースは樹氷があるとき滑りたいものだ。百万人ゲレンデ(このネーミングも歴史を感じさせるねェ!)あたりで雪はゆるみまくりだったが、コースの幅も眺めもいい。この下に横倉のカベという、有名なコブ斜面があるのだが、コブがえらい大きさに成長していて、大変だった。
 ハーネンカムコースがある温泉街側はスクールも多い。途中の連絡路に露天風呂があり、コース途中の橋の上から丸見えなのだが、女湯は見えないようになっている。どういう趣旨なのか。
 トップシーズンではなかったので、蔵王の魅力の半分も理解できなかっただろう。温泉もあるし、再び訪れたいスキー場の第1位だ。
  


     
いい景色だ 中腹のレストハウス
 
地蔵
山頂部にある、雪に埋まった地蔵 これが地蔵の大きさだ。
スキーを履いた賽銭箱見て
あの山に向かってどこまでも!
 
百万人ゲレンデの入り口だ
  
ベース部で。黄色いロープウェイが
青空にくっきり
コースの途中にある露天風呂
  
横倉のカベの入り口看板。
ウサギの絵には「無理しないでね」
カメの絵には「急がば回れ」とある。
        
  
 ロープウェイの駅前通りには、串売りの玉こんにゃくのなべを置いた店が並んでいる。尿道結石予防のためにも、食べてみよう!




雪だるま サンマリーナ玉庭スキーパーク            ぺったんこリゾート

テレカ
そろりそろり
ゆっくりいこう
  
     


 
米沢市からトコトコ山奥に入った場所にあるスキー場だ。本当にスキー場があるのか心配しながら走っていたら、目の前にスキーセンターがいきなり現れたという感じだ。
 スキー場の中腹あたりにあるホテル・サンマリーナ玉庭はちょっとしたリゾートホテルだ。離れがスキー場を挟んだ向こう側にもあるという入れ込みようだが、客で混雑しているようには見えなかったが。
 スキー場の名は、レース志向の芳賀プロスキースクールなどで知っている人も多いだろうが、その割には標高差が190mしかなく、実際に滑ってみても、玉原といい勝負のぺったんこ感がある。
 ファミリー向けの、ほのぼのとしたリゾートだ。




   
クワッドは最新鋭だ とてもなだらか
             
  
 宿泊するのでなければ、1日券ではなく、5時間券を使う手もある。上級者はすぐに飽きるだろう。




雪だるま 米沢               コンパクトでいい雰囲気

テレカ
見、見えん

 国道13号線沿いにある、コンパクトなスキー場だ。リフトは全部低速で、距離も短いが、コース幅も広いので、ファミリー向けだろうか。ロングコースは無いが、狭い地形を生かしている。
 この山の中腹には「キラキラ王国」という名のペンション村があり、リフトでないと登れない。そのため、1日券が終わる17時が近づくと、「キラキラ王国へ行く人はリフトに〜」という放送が流れ、右端のペアリフトに行列ができる。初めて来た私は何のことか分からず、びっくりした。





    
本当はもっと暗かった ナイターはいい感じ
             
  
米沢に来たら、春ならば米沢城(4月なら花見もやってる)もいいが、冬ならば上杉廟のお参りもいい。見事な杉の木に囲まれた歴代上杉家の大名の廟があるが、やはり上杉鷹山の廟が一番人気だ。
ここが入り口 すごい杉の木だ




雪だるま 栗子国際               レイアウトのうまさ抜群

テレカ
これがレインボーコースだ
開放感があって広く感じる

 スキー場は、山の尾根を中心にコースがレイアウトされるものだが、栗子国際は、そのレイアウトに無駄が少なく、機能的という印象を受けた。
 福島側から国道13号登り、山形県に入ってすぐの所にある。いきなり、目の前にレインボーという、リフト脇のすばらしいバーンがある。スキーセンターからもリフトからも目立つ、すごいコースだが、すぐにコブだらけになる。周囲のコースも一望しやすく、思ったよりも広く感じるだろう。
 ここのグランプリクワッドは、トンネルの中をくぐるクワッドで、トンネルの上はコースになっている、面白い構造だ。




レインボーコースを上から 線路のようにまっすぐ
仕事も楽しそうだ レインボーコースを横から
この中がクワッドのゲートだ これがクワッド発射口だ!
              
  
 栗子国際のスキーセンターには、温泉もある。時間があれば、立ち寄りたかった。




雪だるま 天元台 (天元台高原)           風の強い、古いスキー場

テレカ
米沢方面を見ながら滑る
ほのぼの
バッヂ教習をしていた
なぜかロープウェイ駅内にある
1級の合格者発表
上部のバーン。ここもトップ
シーズンは樹氷コースのはずだ
中腹のレストハウス
なかなかいい感じだ

 米沢駅からも遠望できる、尾根沿いに細長く伸びたスキー場だ。ここはパウダーと樹氷が売り物だそうだが、私が訪れたのは4月であり、見ることはできなかった。しかし、雪はゆるんでいたものの、4月でも全コース滑走可能であったので、それなりの豪雪地帯ということができるだろう。
 まずいえることは、ロープウェイで上に登り、上だけ滑るという、ガーラ湯沢やヘブンスそのはらのような、独特のレイアウトであること。ガイドブック等では上からロープウェイ下まで標高差1000mと高らかに謳いあげているが、それは限りなく誇大広告に近い。上部の尾根エリアから下のロープウェイ湯元駅へ続く国体コースはほとんどいつも閉鎖されており、天元台でバイトしていた人に聞いても、開いているのを見たことが無いという。数年前、無理矢理このコースを滑り降りようとして遭難し、救助されたスキーヤーがテレビで謝っていたのを覚えているが、事情を知る私としては、つい同情の余地はあるなと思ったものだ。
 
 次に、上部の尾根のコースはリフト3本がつながっているのだが(最下部は2本並行)、これが全部のろい。とにかくのろい。睡眠不足の時は、寝てしまいそうだ。やる気あんのかと思いつつリフトに乗っていたら、リフトの降車位置近くで、雪上にたくさんの小さな穴が開いているのに気が付いた。ぼちょぼちょ穴が開いていて、うう、気持ち悪い。蛇の巣穴でもあるのかと見たら、穴の中にあったのはタバコの吸殻であった。フィルターの方が雪よりも光を吸収して熱を持つので、雪面を融かし、雪面に潜っていったのだろう。そして後から来たスキーヤーを気味悪がらせるのだろう。うう、気持ち悪い。このようなマナー知らずが1日に3人もいれば、シーズン終了近くには300本以上の吸殻となって穴をあけ、雪がなくなった後は風でそのへんに飛んでいくのだろう。
 朝のうちは雪が固くて,いい感じだ。昼ごろに悪くなる。しゃりしゃりいうし、局地的に融けた場所にくると、スキー板が急ブレーキをかけられたように止まろうとするので危険だ。こういうときはコブ斜面の練習がいい。スピードを抑えやすいからだ。
 
 ここで、事件が起きる。2本目のリフトが強風で止まり、うえに上がれないのだ。そのため、あまり混雑していなかったはずなのに、一番下のリフトだけえらい混雑が始まる。晴天だというのに。やはり尾根のスキー場は風がモロなので、仕方ないが、この短くてのろいリフトだけは、何とか改善してもらいたいものだ。
 
 ところで、天元台といえば、知る人ぞ知る、バッヂテストのメッカである。ここは佐藤正人という、元トップデモがいる所で(私がスキーを始めたころ、引退した)、バッヂテストも厳しいことで知られる。ロープウェイの乗り口である湯元駅には、過去のバッヂ1級の合格者の名前が張り出されていることからも想像できよう。合格者の張り出しは野辺山などでも見たことがあるが、なかなかモチベーション要因になっており、マーケティングがうまいな、と感じた。
 
 リフトの規模やコース幅には不満も残るが、パウダーと樹氷に会える時期にもう一度行ってみたいスキー場だ。



  
ロープウェイの駅から赤い
ロープウェイが発進している
なかなかキュートな
ロープウェイだ
周りは青々としている
  
緩い斜面でもコブに
なってしまう
最下部のコース
バッヂ教習もやっていた
レーサーのトレーニングも
  
リフトの下は圧雪して
いないので剥き出しだ
バッヂ受検者の列
 
最下部は誰も滑らない ロープウェイの下の駅は
白布温泉の近くだ。
米沢市では公園で花見をしていた。
上杉鷹山の銅像もある
  
 アルブ天元台というホテルのレストランの昼食に、米沢牛のステーキのランチがある。私が今まで経験したゲレ食では、トップクラスの満足感があった(米沢牛という、「名物」という意味も含めて)。上部のレストハウスでもやってるらしい。事前に確認して、食べてみて!


  
岩手 宮城