▼国内スキー場実走レポート(御岳:きそふくしま、御岳、チャオ、新和木曽駒、御岳ロープウェイ、開田高原マイア)


 御岳のスキー場

 

きそふくしま木曽駒高原新和チャオ御岳開田高原マイア
御岳ロープウェイおんたけ
 
  

   
雪だるま きそふくしま               御岳山No1
  
テレカ
きれいだ
とにかく、御岳山がきれいだ
いいねえ
すばらしい

 木曽大橋から山道を登り、新地蔵トンネルのすぐ手前にある。南西向き斜面で、3月いっぱいでクローズしてしまうので、標高が高い御岳地区のスキー場としては見劣りしてしまうが、御岳の眺望に関しては間違いなくNo1だろう。
 特に最上部のスカイコースからは絶景だ(写真)。ここに登っただけでも、きそふくしまに来た甲斐があったというものだ。写真には、御岳山の麓の左寄りに御岳ロープウェイ、右に開田高原マイアが見えるが、これらのスキー場では両方とも近すぎて、御岳山がどのような山かはよく分からない。このくらい離れていた方が、全体がよく見えるというものだ。
 近くにチャオ御岳、開田マイアといった、新しいスキー場が連発してオープンした。そのあおりか、若いボーダーを避けてか、ファミリー層が多い。
 下のファミリーコースはぐちゃぐちゃになりやすいが、斜度も適度に緩くて、ファミリーにはいいだろう。なにしろ、ここは今では珍しくもボード禁止をすることにより、他のスキー場と差別化を図っているのだから。



  

 
これがスキーセンターだ
 
春はこんな感じだ
 
下はやさしいロングコースだ
 
高度が上がるにつれて斜度
も強くなる
最上部は景色がいい
 
衝突注意だ
 
 御岳地区全般の話になるが、松本ICから木曽福島への国道19号は、高速代を節約して名古屋に行くトラックが多いので、運転には注意が必要だ。特に、何かの理由で名古屋方面から夜に北上すると、対向車のヘッドライトが目に入る。運転には気をつけよう。
  

   

雪だるま 木曽駒高原新和         圧雪ナイター!


テレカ
面白い   
ゲート上にはこのスキー場の
マスコット、モモラが
トレーニングで訪れたスキー場。
 ナイターに定評があるので、ナイター時に行ってみた。本当に山の中のスキー場で、遠くの景色も何も見えないと、ただ、真っ暗な空間が広がるだけだ。そしてナイターの照明でくっきりと浮き上がったゲレンデは、闇に浮いているようにも見えた。
 今まで、ナイターは数回経験したが、雪はしまってくるものの、昼間のスキーヤーのおかげで、雪面はボコボコになっているのが相場だった。しかし、ここは違う。ナイターを始める前に、リフトを全部止めて、再圧雪するのだ。これは、すばらしい。ナイター料金は高めだが、納得がいくものだ。
  

 
ナイターをしに来たんだ
 
いい感じだ
 
ナイターは再圧雪して気持ちいい
 
快適に飛ばせる
 
集団ウェーデルンの跡。
このバーンは圧雪無しだった
センターハウスが常に見えると
どこか安心だ
ここは山の中で、眺望など何も期待しない方がいい。行くならナイターだ!国道にでかい看板があるので、入るのは間違えないだろうが、途中はとてもせまい、本当にスキー場に行くのかと思えるような暗い道だ。心して行こう。
   
  

   

雪だるま チャオ御岳             山奥の近代リゾート

ぎょ
不気味なゲートだ
 
  
青いゴンドラに黄色いマーク
 

 98-99のシーズンであった。バブルが弾け切り、スキー場の新規オープンなどほとんど聞かなくなった時にオープンした、すごいスキー場である。
 きそふくしまスキー場のもっと山奥、峠を越えて、岐阜県に入ったところにある。御岳山の山麓、真北を向いており、標高はトップで2190m、志賀高原級のスキー場である。
 新しいだけに、あらゆる所に色々な配慮がなされている。やはり新しいスキー場の良さはレイアウトにある。ゴンドラ1本でほとんどのコースをカバーしているだけでなく、キーになるコースには、繰り返し滑るためのリフトも架けられており、非常に機能的である。
 最大の難点は、アクセスの悪さではないだろうか。とにかく、峠越えをしなければならないので、ノーマルタイヤが多い名古屋方面のスキーヤーは、チェーンの取り付けなどに難儀するだろう。私はスタッドレスだが、木曽福島の国道分岐からチャオまで1時間くらいかかった。

  

 
御岳エリアはみな
レイアウトが似ている
 
朝は雪雲に覆われていた
 
ゴンドラ駅だ
 
チケット売り場もチャオマークだ
 
ゴンドラにもマークがあるぞ
 
晴れてきたぞ
 
チャオマークの標識だ
 
高度が高いのはいいことだ
 
キッズエリアだ
 
設備は新しくていい
 
さるぼぼ チャオのスキーセンター内の休憩用のイスには、写真のような、不気味な人形がある。知らないとハッとするが、これは「さるぼぼ」という、岐阜県の飛騨高山の民芸品である。クッションとして座れるので、心配することはない。 
  

   

雪だるま 開田高原マイア     大変な時代に生まれたが、がんばろう

テレカ
 
御岳がきれいだ
 
乗鞍も負けてはいない
 


 開田高原マイアも、チャオができる少し前、もう日本で新しいスキー場などほとんど登場しなくなったころ、誕生した物件である。
 とにかく、ほぼ北向きの斜面で、標高も御岳地区では当然の2000m級と高く、雪質がいい。多くの東京の人は御岳山が松本市よりも南に位置していることから、雪質が悪いというイメージがあるのではないだろうか。標高が高く、北東向き斜面ならば、わずかな緯度の差は関係ないだろう。
 この北側から見る御岳は、日和田富士とも呼ばれ、独特の美しさがある。それにしても、写真にもあるように、坊ちゃん刈りをしたように森林限界がきれいに引かれているのは見事だ。
 ここのお勧めは、最上部のコースだ。ボード禁止で、斜面がちょうどバッヂテスト向きになっている。ここは雪質もよく、何度も繰り返し滑った。ただし、最近、ボード全面解禁になったらしい。
 


  

 
御岳が近づいてきたぞ
 
クワッドに乗りながら
 
このコースがいい
 
乗鞍がきれいだ
 
下のバーンは広くて
ボーダー向きだ
 
 スキー場内のスタンプラリーとか、色々なイベントをやっている。イベント日を調べて狙っていくと楽しさも倍増だ!
  

   

雪だるま 御岳ロープウェイ       美しい林間コース
 

  
テレカ
 
雲に向かって滑り出す!
 
遠くには乗鞍が見える
 
ベースは雲の下。札幌国際
にも、こういうのがあった。
御岳山にあるスキー場としては、最もボーダーの比率が高いのではないだろうか。高い標高と東向き斜面は、長野の南部とは思えないほど雪質がよく、林間コースも実にきれいだ。平坦な部分が多いとは思えないので、ボーダーでも、比較的上級者である気がする。
 写真の通り、上部からの景色はすばらしい。標高も高く雪質がいいので(下まで滑ると雪質が良くなかったので)、上部を繰り返し滑るのがいいだろう。
 ガイドブックでも、私が滑ったイメージでも、「林間コース」という印象がある。きれいな林間を雲に向かって滑るのは格別だ。景色を楽しみながら滑るのがよい。

 なお、道順には気をつけてもらいたい。木曽福島を通る国道の分岐から入ると「おんたけ」と「御岳ロープウェイ」の看板が交互にたくさん出ているので、非常に混乱しやすい(同時に2つ出してくれれば間違えにくいのだが)。くれぐれもこの2つのスキー場を混同しないことだ。
  

 
ロープウェイと言いつつ、
実はゴンドラだ
ゴンドラは最上部の
ハウスまで行く

 
天気がいいと
眺めはいいようだ
いい感じだ
 
これまたいい感じだ
 
ゴンドラを背にして
 
ベースがすでに雲の上
 
御岳を背に
 
 木曽福島周辺のお土産は、地酒がいい。国道沿いのスーパーなどで売っている。安くあげるなら、七笑(ななわらい)がいい。七笑を飲んで、大笑いだ!
  

   

雪だるま おんたけ                      信仰の山

テレカ(ゴールド)
 
テレカ
 
御岳が見下ろす
 


 御岳山のスキー場としては規模が最も大きい。ただし、南東向き斜面(下半分は南向き)なので、3月ごろの雪質は、明らかに最も悪くなる。
 ここは木曽福島の分岐から、延々山を登るのだが、道路の両側にはお墓が無数に並び、実に不気味だ。御岳山が信仰の山であることが分かる。
 さんざん曲がりくねった道を登ると、スキー場の最下部を通過するが、そこからまた登りが続く。実際には下から3分の1くらいのところにあるスキーセンターがベースだと思った方がいい。
 ここからはゴンドラで標高2240mまで登る。ゴンドラ駅には、山に登って行方不明になった人の捜索願いがペタペタ貼られている。
 上部からは快適なスキーが楽しめることと思うが、忘れないで欲しいのは、ゴンドラ駅の裏を回るパノラマコースがあり、そこからは御岳山が手にとるように見えるのだ。天気がいい時は、ぜひ行ってみてほしい。
 その他、このスキー場では納得のいかない内容でバッヂテストの1級に落ちている。この件については、バッヂテスト物語(4)怒涛編をご一読いただきたい。
 ここは他と比較すると、観光の意味合いが強いスキー場であるが、独特の雰囲気があり、一度は行ってみるのがいいだろう。
 
 最後にアドバイスを。御岳周辺の山は、東京からでは、松本インターから、下道を長く走ることになる。この道は中央高速の高速料金を節約するトラックがたくさん通る道であり、運転が大変だ。そういう意味で、白馬よりも遠いと思った方がいい。行くなら連休を利用して、その時の雪の状態や天候を加味し、スキー場を選んでハシゴするのもテだろう。

  

 
水晶玉を乗せたような
お墓だ
スキー場までの道にはお墓が並ぶ
 
最下部のゲレンデは死んでいた
 
中腹にある温泉施設「ざぶん」
 
青いゴンドラだ
 
これがゴンドラだ
 
ゴリゴリ登っていく
 
縦長なのはいいが、南向きだ
 
上部はいい感じだが
 
ゴンドラ駅の裏に登山口があるぞ
 
登山口には大きな鳥居がある
 
登山する人は気をつけよう
 
最上部のコブ斜面
 
中腹になぜか神社があり、
「め」にいいらしい(左の目の看板見て)
 
 時間があれば、道の途中にある、御岳神社にも寄ってみよう。神社そのものよりも、ヒノキの林が見事だ。
神社の入り口だ
 
ヒノキの林が見事だ
 
御岳神社だ
 
もうひとつの登り口
 


 
長野(白馬)   岐阜