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グラススキー:斑尾

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斑尾 紅葉  
斑尾山は紅葉が見ごろだった  
斑尾
この初級バーンを滑った
グラススキー
帽子は、どうしてもかあちゃんがかぶれというので 
グラススキー
こんな感じです
グラススキー  
 上級コース、滑りたいな  
グラススキー  
 うまい人はいい音を出している  
グラススキー  
 この人はうまい  
グラススキー  
 斜滑降の練習らしい  
 プラスノースキーを丸沼高原で滑った後、実はもうひとつ滑りたいスキーがあった。それはグラススキーで、草の上をキャタピラ付の特殊なスキーで滑るものだ。私の記憶では、プラスノーがゲレンデに登場したのは最近のことで、グラススキーの方がずっと早くからあったように思える。ただし、見た目から言って、通常のスキーとは思いっきりかけ離れていて、これをやることが夏場のトレーニングになるとは思えないので、やる人があまりいなかったようにも思える。
 夏場のトレーニングなら通常の板とブーツで滑るプラスノーが有利だろう。しかし、変わり種スキーをいろいろと体験してみたい管理人としては、やはり1回はやってみたいという思いが募るばかりであった。
 夏にかあちゃんを連れて福島に旅行に行ったとき、磐梯から天元台に行き、ちょっとだけグラススキーをやるはずだったのだが、ロープウェイの下の駅まで来たら、レンタルに予約がいるとかなんとかふざけたことを言われて、結局ロープウェイには乗らずに帰ってきたことがあった。こういう状況でシーズンをまたぐことはできない。すると
11月の2週までグラススキーを営業しているところがあるという。斑尾だ。変な宿題を持ちこさないために、行ってみることにした。
  11月3日、紅葉シーズンなので渋滞にはまらないよう、まだ薄暗い5時40分に家を出る。3時間もせずに松代SAに到着。まともな朝食をとり、10時30分前には斑尾に到着した。斑尾の山は燃えるように赤く、実にきれいだ。これを見るだけでも来た甲斐があるというものだが、これを見ながら滑るのもすばらしい。紅葉風景を見ながらのスキーもいいものだ。
 さて、グラススキーを主催している斑尾スポーツアカデミーに行ってみると、係員の人が2人ばかりいた。
 料金は初級コースのみ利用が1000円、中上級コースも滑るときは2000円だが、それは道具持参の人たち。体験的にやるなら、パックがあり、1時間2500円で、これには滑走料(リフト代)とスキー板、ブーツ、ストックのレンタル料も含まれていて、30分延長ごとに500円だ。使えるのは初心者コースのみで、中上級コースも滑りたければプラス1000円となる。おそらく中上級までやるとケガしそうなので、1時間だけ2500円でやってみることにした。
 ここで注意。スキーはキャタピラ付の特殊なものだからレンタルした方がいいが、ブーツは通常のスキーブーツでいいらしい。リヤエントリーのバコバコのがレンタルされるが、最初は足首を使いたいので、自分のスキーブーツを持ってきておいたがいいだろう。とりあえず足が痛いのはだめなので、サイズの大きなバコバコのブーツも借りた。
 最初の5分くらい、レッスンを受ける。スキーを履いて、漕いで見る。少し傾斜のあるところに来て、止まる練習。普通のスキーのようにいきなり横を向いてエッジをきかせて止まることは初心者にはできないので、すこしずつハの字を大きくして止まることになる。最初のうちは、無理しないことだ。そしてなんとなく曲がるようなきがしてきたくらいで、すぐに初級者コースに移った。この初心者向けのバーンを紅葉の斑尾山に向かってゆっくり滑る。係員もそばについて来るから、何をするのかなと思ったら、なんとコース下にあるリフト代わりのロープトウの原動機を動かし始めた。私一人のためにすみませんねえ。クラックの使い方は分かるというと、それじゃあ怪我のないようにと言って戻ってしまった。かあちゃんは写真を撮ると、ホテルのロビーに戻って寝ているという。よし、一人で落ち着いて滑ってみるか。
 ロープトウの原動機の音だけが響く静かな風景の中、風景を楽しみながらゆっくり滑ってみる。おお、なかなかいい感じだが、曲がろうとすると回旋運動(自分の足首の力でひねること。カービングスキーが出てきてから、あまり使わなくなってしまった)が必要で、なんだか骨が折れる。しかも、足元を見ながら滑ったらいきなり足を取られて真横になって転倒し、本当に骨が折れたかと思ったくらいだ。ああ、痛かった。でも3本くらいも滑るとなんとなくコツも分かってきたような気がする。しかし、スキーとは似て非なるものだとも感じた。とにかく地表から高いので、エッジ感覚がまるで違う。また、ターンが非常に難しい。プラスノーよりもはるかに、慣れるのに時間がかかりそうだ。
 するとコースの右側の斜面の方から声がするようになった。こちらは中上級斜面で、初心者コースの脇から滑り降りるようになっているので、初級者コースにいると見えないコースなのだが、よく見たら十人くらいの人が滑っている。みんなうまい。どこかのクラブのトレーニングのようだ。近くにはチェアリフトの降り口もあるではないか。ちゃんと講習もやっているようだ。さらに、リフト降車駅の近くに自転車用のスピンドル油みたいなのが置いてあって、みんな差していた。うわ、本格的だなあ。先生らしき人の滑りもすごい。豪快な音を立てながら、普通のスキー板のような勢いで滑っていく。あそこまでになるのに、どのくらいかかるのだろう。
 しかし、草の上をキャタピラで滑るなんて、実によく考えたものだ。思いついた人は天才に違いない。私はその後動画撮影などをやって、あがることにした。
 夏場のトレーニングといってしまえば、やはりプラスノースキーに軍配があがるだろう。雪の感覚に近いし、なによりもスキー板で滑るからだ。しかし、こういう緑の中を滑るのも捨てがたい。グラススキーはプラスノーに押されている可能性もあるが、私としては、こういう笑ってしまうような仕組みを使った、面白い遊びもどこかが受け継いで、残して行ってもらいたいと思う。また読者のみなさんにも、経験的に一度はやってみると面白いと思うので、おすすめしたい。
 
飯山  
このスキーヤーの正体は!?  
 さて、アフタースキーについてだが、斑尾山の麓にある飯山市に立ち寄った。飯山はスキーとそばに関しては聖地でもあるので、特別にページを割いて紹介することにした。

スキーヤーなら、飯山を知らなくちゃだめです!


(クリックすると案内ページへ)
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グラススキー グラススキー
 ホテルの脇に受付がある。
人が少ないなあ
係員が調整してくれた 
グラススキー グラススキー
 私のために機械を動かしに来てくれた  下から見ると、本当に初心者コースだ
グラススキー グラススキー
これがグラススキー用のスキーだ  履いてみるとこんな感じ  
グラススキー グラススキー
これがキュルキュル回るのだ
  
斑尾山に向かって。赤いのはかあちゃんです
  
グラススキー グラススキー
こうひっかけるとカラ滑りするだけだ
  
こうやってひっかけると、うまくひっかかる
グラススキー グラススキー
 引っかけて動いているところ  こちらは上級コース。すぐ脇にある。
ここで滑るには追加料金が必要だ
グラススキー グラススキー
 私はここだけを滑りました なんと新潟県と長野県にまたがっている 
グラススキー グラススキー
 スピンドル油があるのはさすがだ  おお、あの建物、ゲレ食だったなあ
グラススキー グラススキー
 ちょっと後傾かな 斜滑降の練習だ 
グラススキー グラススキー
スクールらしい 私一人のために動かしてもらった
【ギャラリー】    
斑尾山
 紅葉はすばらしかった
斑尾
 初級コースから上級コースを見下ろす
TIP
 たとえレンタル料パックであっても、自分のブーツは持って行ったがいい。バコバコのレンタルブーツ(リヤエントリー)だと、すっころんで痛い目にあう!
【MOVIE:動画です】  写真をクリック! 
グラススキー
それでは管理人といっしょに滑ってみましょうか!!

 (大画面640×480 11.5MB 1分4秒)
 
スキー
 斑尾高原  
 グラススキーのスキー場
 
 

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