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新潟(石打)

石打丸山ファースト石打舞子高原後楽園上越国際
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      スキー界の建て増し旅館
 スキー 石打丸山
石打 丸山
テレカ
石打丸山
テレカ
石打丸山
ここがチロルゲレンデ
石打丸山
魚沼一帯が見渡せる尾根コースだ

伊豆半島や箱根に行くと、たまに川沿いや海沿いに建て増しを繰り返して、迷路のようになり、収拾がつかなくなったような旅館を見ることができる。歴史があって、増改築を繰り返したからそうなったのだろうが、火事になったら、大勢の客が煙に巻かれるだろう。
 スキー場もしかり。歴史がある大型スキー場には、建て増しを繰り返し、後になって考えると、「どうしてあんなリフトの架け方しちゃったの?」というのが多い。思いつくのは、八方、蔵王、赤倉、そしてこの石打丸山だ。中でも石打丸山はリーダー格だ。手元にゲレンデ案内があれば、見て欲しい。私は最も北の観光口から入ったが、標高920mの友情の鐘がある最高地点まで、乗り継がなければならないリフトはなんと、6本、ロッポン、ろっぽんもあるのだ!。リフト1本の長さも300m程度が主体だ。スイスではTバー1本で2600mなんてのもあったから、イライラするスキー場だ。いきなりけなしまくってしまったが、本当に、何とかしてほしいものだ。
 それでも大勢のスキー客が押し寄せる理由は、東京からの近さ、歴史、宿泊施設などによるもので、親子3代で来る人もいるだろう。私の叔父も、学生時代にはよく行っていたという。コース中ほどに、「銀座」という名のバーンがあるのには泣かされた。歴史というか、時代を感じる名前ではないか!。感傷的になって涙する老スキーヤーも少なくないはずだ。また、ここから見る魚沼はきれいで、とても標高1000未満とは思えない景色だ。また、ナイターにも定評がある。遠くから見ると、ほぼ全山を照らす明かりに石打の意気込みを感じることができる。
  数年前の技術選は、3月上旬に石打丸山で、雨天の中、行われた。私の上司も3月1日に雨に祟られた。私は2月に行って正解だった。世界的な豪雪地帯だが、標高が低いことに要注意だ。雪の降る量が多くても気温が上がってしまえば意味がない。2月に積雪が3mあっても、寒くて雪質がいいだろうと思い込んではならない。

スキー
石打丸山 石打丸山
長めのクワッド一本あれば
山頂へ行けるのだが
とにかく変なリフトが多い
石打丸山 石打丸山
山頂に変なものが なんだこりゃ
石打丸山 石打丸山
この先はガーラへ連絡だ 飯士山をバックに
スキー
 石打に宿をとると、石打に行かなければならなくなる。3月以降に行く時は、なるだけ車にして、雨が降りそうなら、苗場や田代に逃げられるようにしよう。越後湯沢に宿をとれば、駅から全スキー場への送迎バスが出ている。
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      ボーダーに占拠されたスキー場
 スキー ファースト石打
ファースト石打
テレカ
ファースト石打
このへんはスキー場だらけだ

 ここはスキー場ではなく、ボード場である。すっかり、ボーダーに占拠されてしまった感がある。
 私が行った95年の時点で、その時のテレカを見ても分かるが、ボード優先になっているのだ。いやー、とにかく多い。あちこちでアザラシのように寝そべっている。
 私は初めてのバッヂテスト(2級)をここで受検して落ちた、思い出のスキー場である。ウェーデルンの検定バーンは1級受検者がビビルような急斜面で行われたが、理由は「他の斜面はボーダーがいっぱいで危険がだ、ここは急なので入り込んでくるのが少ないから」という理由だった。その後私は1級まで取得したが、1級ウェーデルンでもこんな急斜面で検定を行ったことはなかった。なにしろ下が見えないのだから。あの時、一生懸命教えてくれた先生、元気でやってるかな。

スキー
ファースト石打 ファースト石打
このスキー場も今はない コース名は宝石の名が多い。アクアマリン
がバッヂテストのバーンだった
 
ファースト石打 ファースト石打
ガケありの看板はこの時初めて見た 細いコースでは寝転ぶなよ
スキー
 休業中らしい。行く時は念のため、調べてみて。
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      一体感は強くないが
 スキー 舞子後楽園
舞子 後楽園
テレカ
舞子 後楽園  
飯士山が見える
舞子 後楽園
ドームのレストハウス。
ここは、後楽園の経営だ!
舞子 後楽園
ゴンドラ降り口からドーム

 越後湯沢からも遠くはないが、車で行く場合は石打塩沢ICを降りてすぐなので、便利で人気のあるスキー場だ。
 ここは、クワッドのある舞子高原と、中級コースの多い後楽園の2つのエリアからなる。途中には連絡コースがあり、私が行った時はいったん降りてから板を担いで登っていたが、今では連絡リフトが設置されている。
 舞子はゴンドラはあるのもの、これを利用して繰り返しロングコースを滑ろうとは思わない方がいいかもしれない。下のコースはほとんど平坦で、漕がないといけない場所もある。ゴンドラ上の奥添地ボウルは標高が高い分、雪質がまともなので、ここで繰り返し滑ろう。休憩所は、東京ドームのようなレストランがある(なお、スキー場の名前からも分かるように、ここは後楽園の経営による)。舞子のコースの名前は、なぜか「ガンガンコース」「スイスイコース」など、覚えやすいようで、混乱しやすい名前のコース名が使われている。「グイグイコース」がお勧めだ。後楽園ならば、後楽園トリプルリフトを使うコースがいいだろう。標高は低い(最高920m)なので、トップシーズンに行くのがいい。

スキー
舞子 後楽園 舞子 後楽園
宿泊もできるらしい とにかく奥添地ボウルを滑ろう
舞子 後楽園 舞子 後楽園
上越国際方面を見る コブもいい
スキー
コブの練習には、グングンコースがいい。決して急ではないので、雪がゆるんだ時はなおさらいいだろう。斜度も距離も練習にちょうどいいくらいだ。 舞子 後楽園
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      風には弱い
 スキー 上越国際
上越国際
テレカ
上越国際
テレカ
上越国際
大別当では技術選の予選が
上越国際
スタート位置からコースしたを見る
上越国際
今は無いTバーリフト。小屋のデザ
インは白馬コルチナと同じ北欧風だ

 越後湯沢から送迎バスだと30分以上かかるが、湯沢周辺では最大級の人気スキー場だ。入り口からは、平坦なリフトで心配になるが、目の前に北欧風のホテルグリーンプラザと、大別当チャンピオンという名の巨大なコブ斜面を見ると、やる気が出てくるものだ。大別当のコブ斜面はちょうど技術選の予選があって、幅50mくらいがきれいに圧雪されていて、むしろコブ斜面が無惨に見えたものだ。スキーを始めて2年目だったので、うまい人の滑りを肉眼で見て、その速さと美しさに見とれてしまったものだ。
 私が行った時は快晴だったのだが、快晴がベストとは限らなかった。山の上は風が強く、頻繁にリフトが止まってしまったのだ。最上部にはTバーがあり(生まれて初めて見たTバーで、しばらくは他の人を見て、乗り方を覚えたものだ。今は無い)、そのTバーすら途中で何度か止まっていた。
 この上越国際の弱点は、風に弱いことだ。普通のスキー場はリフトで登ったら、滑るだけだが、ここは登ったら尾根の向こう側に降りて、戻る時は向こう側からリフトに乗らなければならない地形になっている。そのため、風が強いと行ったきり帰って来れなくなる可能性もあるのだ。そのため、早めにリフトを止めようとするらしい。昼過ぎにはリフトの運行を一部打ち切り、その日は当間(あてま)ゲレンデに行けないという場内アナウンスが流れた。そのため、私はおしるこ茶屋や当間ゲレンデには行ったことがない。このような登り降りがあるためにリフトが止まりやすいスキー場は、他には、かぐら等がある。
 技術選の予選が開催されていたことと、強風のためにリフトが止まって滑る場所が限られたために、平日にもかかわらず大沢ゲレンデは混雑してしまった。ここは本来、実に快適な看板となるバーンだが。半分も見ていないので、また行きたいスキー場だ。

スキー
上越国際 上越国際
ホテルが見えてきたぞ 左上が大別当だ
上越国際 上越国際
技術選の様子がよく見える 下から見る。
近寄り難い雰囲気だ
上越国際 上越国際
シングルリフトもある ホテルグリーンプラザだ
スキー
ホテルグリーンプラザは白馬コルチナにもある。
新潟(湯沢)スキー スキー新潟(中越)
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