縞枯れたスキー場 | |||||
2010年レポート(6) 東海近畿遠征-6 | |||||
ここはバッヂテストの1級を受検するために来たことがあるのだが、事前研修と検定で、じっくり滑っていないのだ。また、その後コースを増設してカプセルリフトとやらを設置したというので、見ておかなければ。 かあちゃんは寒いのが苦手なので、車の中で寝ているという。帰りがけにアトリエ・ド・フロマージュでランチという条件で、私が一人で滑ることにした。 |
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湯の丸スキー場 (公式サイトを加工) |
久しぶりに来る湯の丸は晴天で、再訪するには十分な価値があった。ちょいと縞枯れ現象が見える西篭ノ登山(にしかごのとやま:2212m)はぴょこんと高く、まるで白樺エリアから見た蓼科山のようだ。10年前のバッヂテストの時は、目に入らなかったなあ。 まずは第二ペアリフトで第二ゲレンデを滑る。圧雪が丁寧でまずますのコースだ。平らでなだらかで幅広く、子供でも安心だ。特に気に入ったのは、正面に湯の丸山(2101m)を望み、第一ゲレンデと対峙するように滑るのだが、なだらかなはずの第二ゲレンデがちょっと急に見えるのは目の錯覚だろうか。 第四ゲレンデは人は少なめで、斜面は急だ。そして第三ゲレンデもちょっと狭くて急だが、こちらは湯の丸山を真正面にして滑ることができる。一方で第六ゲレンデはカプセルリフトが売りだ。タマゴ型ゴンドラをイメージしていたが、実はただのフード付きリフトだ。これは私が前回来た時にはなかったものであり、閉鎖縮小が続くスキー業界にあって逆風をものともしない殊勝なことなのだ。ちょっと片斜面で滑りにくいのだが、まあよしとしよう。 次に通りを渡って、第一ゲレンデへ。ここはすいているので、バッヂテストの会場だった。ここはゴリゴリ滑ったなあ。あの時は欲しくて仕方なかった1級に落ちて、がっくりだったのをよく覚えている。レーサーの中学生くらいの女の子は受かっていたなあ。同じ場所にあまり繰り返し来ない性格なのだが、なぜかバッヂテストという執念を燃やした場所に来ると、感慨深いものがあるものだ。今だったら、一発で合格してやるんだが。ここをしみじみと数本滑った後、滑ったことはなかった林間Cコースを滑る。ちょっと面白い下山コースだ。 通りを挟んで一体感が無く(板を外さないと移れないので)、第一ゲレンデが取り残されている感があるが、縞枯れ現象を起こしている山と同じで、生育と枯れるのを交互に繰り返して大きくなっていくのかもしれない。 さて、もういいかな。車の中で寝て待っていたかあちゃんのところに戻り、ランチにする。この湯の丸スキー場に行く道の途中には、アトリエド・フロマージュという店がある。チーズとケーキで有名な店で、東京の南青山にもあるが、本店はここだ。店に入ると色とりどりのチーズ、そしてケーキが並んでいるが、ランチはチーズをたっぷり使った焼きチーズカレーセット(1000円)と、マスカルポーネ・シュー(350円)にした。ああ、太っちゃうかな。のんびりしたイイ感じの年明けであった。 |
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湯の丸山を正面に | あそこで1級受けて落ちたんだよなあ |
しかし、蓼科山によく似ているなあ | キップという表現、新鮮だと思いませんか |
ケガするよの下の救急車の絵がなんともいえない | 気持ちよく滑ることができる |
雪山賛歌の歌が作られた場所らしい | 湯の丸、いい名前の山だ |
第六ゲレンデの下は滑りやすい | 寒い時はフードは助かる |
うちわがいいね | 1級を受検したときは、あまり 印象に残っていなかった景色だ |
斜面を下から見上げる | 林間Cコースだ |
変な写真集では、「あったかいトイレ」 という張り紙が貼ってあったが |
湯の丸スキー場は長野県で、隣接して 群馬県になる |
値段は結構高い。おにぎり2個400円だって | 野沢菜があるのは、信州の意地だ |
アトリエド・フロマージュだ | マスカルポーネ・シューは350円だ |
【ギャラリー】 | |
おだやかで優美な山容の湯の丸山だ | |
小さな山をちょっとだけスキー場にした、という感じのスキー場だ。 雪質の良さは確実だ |
アトリエドフロマージュは湯の丸に登る山道の途中にある。おもいがけないほどいい感じのお店で、ディナーに訪れたこともある。 チーズの専門店だが、チーズ料理も楽しめる。 そのほか、東御市(とうみし)には海野宿など、観光地も多いので、1泊2日くらいのスキーならばこのあたりの組み合わせも考えてみよう。 |
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湯の丸スキー場 アトリエ・ド・フロマージュ 東御市観光情報 |
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チーズカレー |
カマンベールチーズカレー |