一度はおいで | |
2010年レポート(13) 草津 | |
3月20日。転職による有給消化の休暇で、オーストリア遠征と札幌遠征という、スキー漬けになった2月が終わり、次の会社で仕事が始まった。まだ雪はあるようだし、かあちゃんを連れてどこかにいくか。 こういう時、考えていたのが草津国際スキー場だった。前回行った時も天気は良かったので写真は撮れたのだが、スキー専念の日帰りだったので、温泉街はあまり見ていなかった。こういうときは半日スキー+温泉+温泉街の散策ということにしよう。オーストリアでも札幌でも家に留守番させてしまっていたので。 |
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〒377-1711
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草津国際スキー場 (パンフを加工) 草津国際スキー場(公式サイト) |
母ちゃんは車の中で寝ているというので、ひとり板をかついでゲレンデに向かった。 ここは、私が初めて2級を受検しようかなあ、と思ってスクールに尋ねたところ、検定バーンはあの天狗山ゲレンデだと聞いて、その斜面を見てビビり、あっさり受検を断念して、急きょ、通常スキーに変更したという情けない経緯があった、思い出のゲレンデだ。今見れば何のことは無い斜面だが、当時は、あんなところで絶対にウェーデルンはできない、と思ったものだ。 さて、天狗山クワッドでジャンプ台を横目に登り、次に殺生(せっしょう)クワッドでロープウェイ山麓駅へ。この殺生クワッド、名前の割にはただ横に移動するだけのなまったるいクワッドで、横目に見る斜面も平坦だ。このあたりを境に草津スキー場が上と下に分離されて一体感が無い原因にもなっているが、まあ仕方ないだろう。ところでロープウェイ山麓駅の駅舎にはミニ博物館もあるから注意して見よう。そしてロープウェイ(ゴンドラ)で逢の峰(あいのみね)に出た。ここは標高が2000m級なので、11月でも、この峰の原の1本だけ人工降雪機でゲレンデを作り、「草津国際は11月にオープン」と高らかに謳いあげ、オープン期間を延ばしているが、でもまあ嘘じゃないから仕方ないだろう。 逢の峰ゲレンデのリフトを登ると苗場山などが見え始める。ここを1本滑り向かいにある山のリフトを登ると本白根山頂だ。実際の景色はこちらの方がいいだろう。万座温泉スキー場、志賀高原横手山、笠岳、そして苗場山が丸見えだ。以前来た時は、ここでミニ樹氷を見て感動したものだ。カワイイえびの尻尾もできていたし、硫黄の臭いもちょっとあって、感動したものだが、今回は無かった。ただの春スキーという感じだ。それでも、「私をスキーに連れてって」の舞台となった志賀高原~万座のルートが丸見えなので、いつかここを滑ってみたいと思う。 さて、ここから滑り下りる清水沢、振子沢は本当に沢というべき谷間おコースで、左右から崖が迫ってくるように見える、めずらしい良いコースだ。ただし幅は狭く、前回来た時はヘタクソボーダーが多い時代で、あちこちで寝転んでいて、実にじゃまだったが、今回は快適に滑ることができて良かった。高度下げるごとに雪質がドンドン悪くなるのはガマンだ。そしてロープウェイ乗り場から、青葉山ゲレンデへ。ここもだいぶ雪が重いが、中級者が繰り返し滑って練習するにはいいだろう。そして殺生クワッド沿いのチンタラ斜面を滑り、天狗山ゲレンデへ。ここも数本滑り、11時45分にあがった。 草津スキー場は駐車料金を1000円もとりやがるのだが、目の前のベルツ温泉利用者はタダだ。最初からここに停めて、あとで入ればいいということだろうか。ただし、営業は10時からなので、早朝到着した人は停めることができるのか、調べてみるといい。 その後、かあちゃんを連れて温泉街散策。あおやまという店でそばを食べて、西の河原で露天風呂に入り、その後湯畑など見て回った。あの長寿庵というまんじゅう屋、前回来た時よりも場所を移動していたが、必死になってタダでまんじゅうをくばりまくるのは変らずだ。そしてバスターミナルでは草津の資料館を見学。ここから私だけスキー場の駐車場に走って戻り、車でバスターミナルに戻ってかあちゃんをピックアップして5時近くに草津を出発した。ただし帰りは久しぶりの渋滞にはまり、途中ICから下車して食事をして11時に帰宅した。疲れたけど充実した日帰りスキーであった。 |
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子供向け施設も増えた。 後方にジャンプ台が見える |
最初のクワッドを降りたところ。 草津の温泉街が見える |
殺生クワッドより、 青葉山のゲレンデを見ながら |
これがロープウェイ山麓駅だ |
日本で最初のリフトの模型だ | こんな感じらしい |
ロープウェイより沢のコースを見る | ロープウェイ山頂駅だ |
逢の峰のリフトだ | 逢の峰から本白根を見る |
志賀高原方面だ | こちらは苗場山だ |
沢コースは狭いので注意だ | 右に山麓駅が見える |
青葉山の斜面を下から見上げる | ウェーブは人気だ |
道路をまたぐコースを草津で最初に見た時は 感動したものだが |
あそこから滑ってきたんだ |
あおやまの手打ちそばいただきました | まいたけ天丼セットは1200円 |
長寿庵は店を移動してがんばっていました | 温泉街の散策も楽しい |
岩魚(イワナ)を焼いていました | こっちはおせんべい屋さんだ |
西の河原園地。 この先に露天風呂がある |
ピカチュウがいました |
温泉の土地らしく、いい感じだ | 内科医ベルツ(左)と外科医スクリバが草津の 温泉の効能を研究し、世界に紹介してくれた |
温泉の入り口だ。 お湯は熱めだ |
鬼の茶釜というらしい |
豆の専門店です | こちらは手作りのがまぐち工房だ |
もち焼きせんべいの店の店頭で、 串ぬれおかきは200円。辛いのが好きな人にはいい |
お約束の湯畑です |
夜はライトアップされるらしい | 臭いも温泉だ |
ここがバスターミナル | ターミナルの中には資料館もあるぞ |
【ギャラリー】 | |
本白根から逢の峰。右奥に苗場山、逢の峰のすぐ後ろが白根さんの火口、 その後ろ左奥に志賀高原横手山が見える |
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清水沢のゲレンデ。左右の斜面に圧迫されて滑る、面白いコースだ | |
下部の平坦なコース。天気がいいとゴキゲンだ | |
東京日帰り圏で、景色もよく、温泉街もある。 もし外国人の友人をさそうなら、筆頭のスキー場だ |
草津温泉街に入る直前の山道に、道路にシカケがあり、走るとタイヤとの摩擦で「草津節」が聞こえる。 面白いから、注意して聞いてみよう。 |
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草津国際スキー場 草津温泉(湯Love草津) ベルツ博士 |
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