ノルディックをなめてはいかん | |
2010年レポート(12) 札幌-4 | |
今日は帰る日だ。ニセコはせっかく2月に来たのに、本来の姿ではなくて残念であったし、トップにあるパウダーエリアに入れなかったので、また来なくちゃいけないかな、という感じだ。 それはいいとして、今日はちょいと曇り気味で、こういうときは札幌と新千歳空港のルートからあまり遠くないスキー場に行くのがいいパターンだ。で、滝野スノーワールドというスキー場に目星をつけた。ここはファミリーに特化したスキー場で、ゲレンデそのものはお子ちゃま向けで、私は後ろ向きに滑ってもいいようなところだが、持ち味としてはノルディックスキー(クロスカントリー)ができるという。おお、一度はやってみなくっちゃ。そういうわけで、滝野に寄ることにした。 |
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〒005-0862
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滝野スノーワールド (公式サイトを加工) 滝野スノーワールド(公式サイト) |
次に、いよいよノルディック(クロスカントリー)に初挑戦だ。何をどうすればいいのかよく分からなかったのだが、センターハウスの中にある受付の女性が非常に気さくで親切な方で、申し込み方から、レンタル方法、滑り方、コースの選び方など何から何まで教えてもらった。いやあ、実に心強い。 まずは板とブーツ、ストックをレンタルする。靴はとても軽いが、靴裏の先に思いっきり「留め具でございます」と言わんばかりの金具がついている。ううむ、これに板先をひっかけるってわけね。板はえらい細くて、なんだか心配だ。ストックは先が鳥の足跡みたいな変化形になっている。ううむ、ドキドキだ。 コースは上級、中級いろいろあるが、こういう初めてのときに変に頑張って、明日になってから「ここが痛い」「あそこが痛い」とかやりかねないので、とりあえず3kmのえぞりすコースにしておくか。ところが最初からいきなり、変な感じだ。いつもと全然違う変な滑り方をするので、うまく前に進まない。ついついアルペンスキーの感覚で、かかとを板につけたまま、板の押し出しだけで滑ろうとするから、エネルギーロスが大きくて、汗だくだ。まあ、落ち着いていこう。きっと、クロスカントリーしかやったことが無い人は、いきなりアルペンの板を履いたら、ギブスみたいなブーツに面食らうだろうなあ。とか思いつつ、なんとか坂を登り切った。でも本当は、まず、かかとを浮かす滑り方をゆっくりでいいからしっかりやってからでないと、えらいことになるだろう。 下りは雪が重くてスピードが出ないので楽だった。それにしても、景色を楽しむ余裕がない。ヒイヒイ言いながら森を駆け抜けると、小学生の一団に会った。どうも学校の授業でやっているらしい。うむ、いいことだ。がんばってください。そして再び広い雪原に出たと思ったら、ゴールだった。ほぼ1時間のスキーだった。ああ、疲れた。 なかなか大変だということは分かったし、本州ではなかなかできないノルディックだが、やはり1度はやってみるものだ。カントリーハウスで食事をし、新千歳空港へ向かった。 |
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人の気配が無かった | 休みの日にはリフト待ちが 発生することもあるのだろう |
お土産屋もあるぞ | 上から下を見下ろす |
下から上を見上げる。広いバーンだ | 普通のペアリフトだ |
右側には係員も待機だ | これが借りたブーツと板 |
ブーツの金具をひっかける | ええと、えぞりすコースは・・・ |
鳥の足跡みたいなストックだ | 登りはつらい |
子供たちが滑っていたぞ | 下りは楽しい |
おや、行列だ | 急坂のところは一人ずつ滑っていた |
雪の壁をプスプスやる授業だ | もうすぐだ |
みんな、がんばれ | ここがゴールだ |
雪原だ | 野菜のグラタンだ |
こんなレストランだ | とても親身に教えてくれた受付嬢だ。 ありがとうございました! |
入り口のゲートだ。 帰りに撮影 |
新千歳空港で、あれこれ入ったのをいただきました |
【ギャラリー】 | |
学校の授業に組み込まれていることは、北海道がノルディックの中心になる理由の一つだ。 才能のある子が埋もれることなく出てきて、育つ環境があるからだ |
一度はノルディックをやってみよう。オリンピックなどの競技を見る時の感覚がだいぶ違ってくるぞ。 管理人の次の目標はジャンプだ! |
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滝野スノーワールド(国営滝野すずらん丘陵公園:公式サイト) クロスカントリースキー クロカンの世界 |
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