かもい岳国際　スキーレポート

　　　　　　ピヤシリ再び

　2009年レポート（6）　札幌-2


朝、札幌は吹雪いていた

岩見沢のあたりでは晴れていた。走行車線だけ除雪してあった

　２日目は、できるならばスノークルーズオーンズを最優先で行く日だ。ここは海をモロに見ながら滑ることができるというので狙っているのだが、ナントナント、朝から猛烈に雪が降っている。うわあ、まいったなあ。滝川方面は晴れているというので、仕方なく本日はかもい岳国際に行くことにした。
　どちらかといえば旭川からの方が近いのだが、もし札幌地区がダメなときはもう行ったことがない場所がほとんど無いので、ここしかない。また、かもい岳とオーンズを今回制覇すると、私が使っている全国ゲレンデガイドで、写真レベルで紹介されている北海道のスキー場として行ったことが無いのは、ニセコ東山・アンヌプリ・もいわの３ヶ所だけとなる。イーストとウエストに分かれていて、「国際」の名が付いている以上、それなりのものはあるんだろうなあ。吹雪の中、8時30分ごろホテルを出発した。
高速道路に入り、岩見沢に来たころには青空が広がり始めた。うむ、こういうときは機動性の高い車に限る。そういえば初めて札幌にスキーに来た10年くらい前は、団体ツアーだったので初日はガスりまくりのテイネ、翌日は猛吹雪と分かっている札幌国際だった。朝のバスの中はまるで戦艦大和の特攻みたいな悲惨な気持ちだったが、今となってはいい思い出・・・・・でもないなあ。高速道路をしみじみと北上し、10時30分ごろにスキー場に到着した。

かもい岳国際スキー場
〒073-0404　北海道歌志内市字歌神９５番地
　
Tel　0125-42-2667

かもい岳国際スキー場
（Webパンフを加工）　
かもい岳国際スキー場（公式サイト）
かもい岳　ゲレンデ


北海道は、とんがりの時計台が好きだなあ！

リフト脇の急斜面を上から

こんな小さな子もTバー上手だ

　まあまあの斜度の斜面が出迎えてくれる。その右側の斜面にはレース大会が開催中で、まるで先日の名寄ピヤシリに来たような錯覚におそわれた。ゲレンデ左側には、急斜面の下にとんがり屋根の教会みたいなのが目立つ。これは北海道でよく見るけど、急斜面を背景にすると、志賀高原のサンバレーのようだ。
しかし純粋な初心者コースというよりも、レースに適当なくらいの斜面が多く、道産子を鍛える山という感じだ。よしよし、今日はハシゴしないから、４時間券でじっくり滑るか。
　まずは第一ペアリフトで山頂へ。ここは周辺でも見通しがいい山であるのか、電波塔が立っていた。裏に回るとウエスト側になる。イースト側の第2ペアリフト脇では子供向けのレースをやっているから、第1ペアリフト側をメインに滑ることになる。ところがこの斜面、なかなか急で、しかもTバーと第１ペアリフトの脇だから、注目度満点だ。韓国のドラゴンバレーを思い出した。よし、地元スキーヤーはあまり小回りをやらないだろうから、みせてやるか！。チョコチョコ小回りをやっても、子供はヘルメットをかぶったレーサーだらけだ。きっと「なんちゅうマドロッコシイ滑り方してるんだ」くらいに思われたかなあ。それどころか、Tバーの乗り方はみんなしっかりしている。ううむ、さすがだ！。
　レース会場におじゃましてみたが、なんだか小学校の低学年くらいからやっている。みんな、冬が楽しみで仕方ないという感じの盛り上がり方だ。女の子が結構多いのにも驚いた。
　さて、ウエスト側にいってみる。こちらは滝川市が広がっているのを遠望できる。ちょっと静かな落ち着いた感じだ。地図のDコースは比較的滑りやすく、小回りを使うことなく、パラレルで飛ばすのにいい。
　第3ペアリフトに乗っていると、ちょっとフォトジェニックなものを見つけた。Cコースの下部、コースの中央あたり通せんぼするようにに人間の手を広げたような大木があるのだ。行ってみたらやはり「世継ぎの桂」という名木であった。こういう木はスキー場開発の時でも必ず残しておいてもらいたいものだ。
　さて、センターハウスに戻る。どうやら表彰式をやっているようだ。みんな、ニッコニコだ。
　　


温泉ホテルにもとんがり屋根だ

クリオネ、本物だ！

　さて、時間があるのでスキー場の前にあるかもい岳温泉に行く。ここはかもい岳温泉ホテルという宿泊施設でもあるのだが、日帰り入浴も気軽にできる。ただびっくりしたのは、玄関脇に水の入ったボトルがあって、中を見たらクリオネが数匹いたことだ。ありゃ、これって水族館の人気者というか、客引きじゃなかったっけ。それが無造作に置いている、ううむ、さすが北海道、油断ならん。と、温泉よりも感心してしまった。
　出発するころ、よせばいいのにオーンズに電話したら、やっぱり雪らしい。ほっとした。もし「昼前には快晴になりましたよ」なんて言われたら、その場で悶絶して失神していただろう。でもかもい岳はロコとは言わせない、すばらしいスキー場だったし、期待をはるかに超える満足があった。もし、このかもい岳が無かったら、本日のスキーレポートはスキップになり、読者のみなさんには報告できなかったはずだ。
　さあて、いよいよ遠征は明日が最終日。明日こそは晴れて、海が広がっていますように。


遠くから見る。なかなかいい感じだ	ゲレ食なのか学校の教室なのか

本当、教室みたいだ！	リフト脇にはティッシュBOXだ

リフトに並行するTバーだ	あの急斜面、登れるかな？

１人で乗るの、意外と難しいのだが	電波塔だ

急斜面はデモバーンだ	レースのゴール付近

こっちにもとんがり屋根だ	本当にいい時は大雪山系も見えるとか

ようし、行けえ！	西側は滝川を見ながら

西側のリフトだ	これが世継ぎの桂だ。コースの真ん中で手を広げているようだ

ロッジアイガーだ	世継ぎ桂のコース途中、雪が融けて大穴が開いていた。係員に警告ポールを立てるよう注意しておいたが

世継ぎ桂を上から	電波塔に向かって

こちらはちょっと難しいコースだ	ゲレ食内で。こういうの、いいねえ。ななつぼしは北海道のブランド米だ

子供によろしくないタバコはダメ。ゲレ食だけど喫煙室は隅っこに隔離だ	表彰式。レベルごとに10人ずつ。プレゼンターも 10人が一斉に渡すので短時間で終わる

ホテルの入り口脇で。ん？何じゃこりゃ	ク、クリオネだ！

帰りがけ、車が寝っころがっていました	札幌市内。車が口をあけて寝そべっていた


【ギャラリー】

リフト脇の急斜面。注目度満点のデモンストレーションバーンだ



			今日は昨夜と同じ店に行って、カニを食べました！。北海道に来てカニを食べないのは、浜名湖に行ってうなぎを食べないようなものなのだ。店は事前に何軒か調べてから行こう！。

かもい岳国際スキー場（公式サイト）　クリオネ　北海道米（ななつぼし）　北海道の交通事故発生状況



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