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カルルス温泉サンライバ、北広島

      鬼の出迎え
 雪だるま 2009年レポート(5) 札幌-1
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サンライバ
新千歳に到着していたときは
降雪は無かったが
サンライバ
登別へ。ずっとこんな感じ
 いろいろあって、3日間の休暇がとれた。こういうときは遠くの行きたかった所に遠征するものだが、東北はビッグネームはほぼ滑りつくしたし、北海道もそうだ。あえていえばニセコは4月に来て、ゴンドラでアンヌプリの上部だけ滑ったので、いつかはパウダー期にじっくり時間をかけて全面滑走したいと思っていた。また、洞爺湖サミットが開催されたウィンザーホテルはスキー場も経営していて、小さいけれども洞爺湖モロ見えで、太平洋もきれいな絶景だというので、こちらも寄ってみたいものだ。しかし、天気がどうかなあ・・・。せっかくの2月にとれた3連休はスキーヤーにとっては貴重だ。だめなら登別も太平洋が見えるというし、温泉も有名。北広島という札幌に近いスキー場はナイターがいいらしい。これを予備とし、さらに今回の遠征のメインでは小樽近くのスノークルーズオーンズに行く。ここは海が視界に収まらないほど広がっているという。そういう段取りで今回の遠征となった。
札幌 地図


のぼりべつ高原
カルルス温泉サンライバスキー場
〒059-0553 北海道登別市カルルス町27 
Tel 0143-84-2872

カルルス温泉サンライバスキー場
(Webパンフを加工) 

カルルス温泉サンライバスキー場(公式サイト)
サンライバ 地図
登別 鬼
でっかい赤鬼の出迎えだ
サンライバ
リフト下、滑りたいなあ
エアガン
リフトの雪を飛ばすエアガンだ
 困ったことに新千歳空港に到着してみると、雪は降っていないがヤル気モリモリの雪雲が空をびっしり覆っていた。予報は雪だ。洞爺湖のウィンザーホテルに電話したらモロに雪だという。ああ、仕方ない。それでもあきらめずにとりあえず道央自動車道を南下した。だんだん雪は強くなり、最後の悪あがきの電話を洞爺湖に入れたらやっぱり雪だ。ここで本日の洞爺湖を断念し、登別カルルスに行くことにした。高速を降りてしばらく行くと巨大な鬼の像があり、登別温泉を指差していた。なかなかインパクトのある出迎えだ。山の上へトットコ登って温泉街を抜け、スキー場に到着した。
 到着してみると車はちょこちょこあったが、とても強い雪だ。脇には自衛隊らしき装甲のトラックやらなにやらがあって、独特の雰囲気だ。しかしセンターハウスに入ってみると、黄色いウェアの集団がいた。男ばかりだ。めったに見ない奇抜な色のウェアを集団で着られると宗教団体の集会みたいで異様だが、まあいいだろう。どこかの男子校の修学旅行らしい。
 外は降雪が強いが、北大雪の時のように、フカフカではないだろうか。さっそくリフトに乗ってみた。リフトから見るには、コースの中央あたりを重点的に圧雪して、脇のあたりは初心者のパウダーにもってこいのフカフカを残している。こうすると滑るのに苦しくなったら圧雪ゾーンに戻ればいいので、練習にもいいだろう。
 実際に滑ってみるとコースそのものは悪くないが天候の悪さもあって、飽きやすい。北大雪の時ほどフカフカの積雪というわけではなく、パウダー感はいまひとつだ。人の少ないせいか、飛ばしやすいのは助かるのだが、足元が不安定なので、開脚である程度スピードがあったほうがきれいにラインを取れるという感じだ。ここで何本か滑って、温泉のためにそそくさとあがった。
サンライバ
オロフレ荘の浴場。とても広い
味噌ラーメン
これがかに味噌ラーメンで、840円だ
 ちなみにツムラの入浴剤「日本の名湯」では「登別カルルス」と一つになっているが、登別温泉とカルルス温泉は別で、ただ場所が近いというだけらしい。泉質は異なるというよりも、登別温泉は「温泉のデパート」と言われるほど泉質が多く、1つの入浴剤で説明がつくはずもないが、大人の事情でこうなったようだ。カルルスの名はチェコスロバキアの温泉、カルルスバードと泉質が似ていたかららしい。登別がにぎにぎしい温泉街であるのに比べて、閑静で落ち着いた雰囲気だ。ここのオロフレ荘というホテルの日帰り入浴(500円)に入った。かなりきれいで広い浴場で、昼のせいか客は数名だった。
 車で少し下り、登別温泉へ。ここでカニラーメンを食べて、地獄谷に見学に行く。降雪が強いのと、積雪のために荒々しい(はずの)谷が見えなかったが、ケムリモクモクの景色で納得して、札幌郊外の北広島スキー場へ向かう。
セントレジャー北広島スキー場
061-1267  北海道北広島市仁別152
Tel 011-376-2611
セントレジャー北広島スキー場
(配布パンフレットを加工) 

北広島 マップ
北広島
木が多く、美しいナイター風景だ
北広島
がんばってくれたまえ!
  登別から約2時間ほどで到着したが、降雪は続いていた。ううむ、仕方ないか。駐車場から暗い道をしみじみと歩くと、まばらに木が生えたゲレンデに出た。客はちょこちょこいるみたいだ。リフト券売場に行くと、ナイターは17時から21時までで1000円だから、結構リーズナブルだ。ただし景色も何もあったものではないので、1回券2枚だけにしておく。
 リフトも決して長くは無い。一番上から下が見通せるくらいだが、ありがたいことに圧雪車が元気よく走り回っていた。本来ならホコホコでスキー板ではすべりにくいはずのゲレンデを圧雪しまくっているのだ。圧雪したての雪面は食いつきもいいし、トランポリンのような反発力もあるし、初心者でもうまくなった気になれる。普通に小回りをしても、いつもより推進力がはたらいてグングン前に進むから大変愉快だ。なあんだ、こういうことやっているなら早く言いなさい。1回券は200円だから、いっそのことナイター券を買ってあげたのに。降雪が強いのが残念だが、そのおかげで圧雪したてのコースを独り占めできると考えれば、何も悪い気はしないものだ。2本目を名残惜しみながら滑り、まあ3日間の初日なので滑り足りないくらいで切り上げ、札幌市に向かった。なんだか雪に祟られた感じの1日だったが、滑ることができただけでもよしとしよう。明日は海が見えるオーンズに行くから、ぜひ晴れますように・・・。
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サンライバ サンライバ
サンライバスキー場。
とりあえず客はいるようだが
やけに自衛隊が多いなあ
サンライバ サンライバ
広島から来た高校生らしい スナックも充実
サンライバ サンライバ
私の板はどれでしょう 無造作に置いているのがいいね
サンライバ サンライバ
ティッシュ箱の上に鏡まであるぞ!
雪質はいい
サンライバ サンライバ
標識が出ていたぞ 北海道らしい改札小屋だ
サンライバ サンライバ
浅い新雪なので板は回しにくい いるんだよ、こういうの
サンライバ サンライバ
地獄谷は、煙がモコモコだ 青鬼が子供を連れている像だが、
表情は不景気そうだ
北広島 北広島
いい感じだ このあたりはモコモコだ
北広島 北広島
改札が明るいのがいいね ひさしぶりのすすきのだ
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【ギャラリー】
北広島
北広島のナイター。
人が少ないので助かったが、圧雪されていない場所はモコモコだ

 
スキー
すすきの  私が札幌に一人で行く時は、たいてい夜は以前勤めていた会社の札幌店に勤務する同期に声をかけて行くことが多いが、そうでない場合はすすきの交差点近くの居酒屋「おおーい北海道」に行くことが多い。内容的にまあまあで、一人でも入りやすく、お酒を注文しなくてもいやな顔をされないからだ。(私は飲めない)
 和民みたいな居酒屋チェーン店は安心できるが、メニューが似ているので、自分がどこにいるか忘れてしまうことがある。
 スキー好きなら、札幌や長野などにこういう店は何軒かあらかじめおさえておくといいだろう。
スキー

 カルルス温泉サンライバスキー場(公式サイト)
 カルルス温泉 (カルルス温泉旅館組合)
 登別観光ガイド (登別市観光協会)
 セントレジャー北広島スキー場 (北海道新聞)
 すすきのWEB情報:食べ処

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