ゲレンデは小粒でも・・・ | |||||
2009年レポート(4) 信州 | |||||
長野市を8時前には出発。ところが白馬ハイランドに入る道を間違えて、到着は9時過ぎになってしまった。 |
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白馬ハイランドスノーパーク (Webパンフを加工) 白馬ハイランドスノーパーク(公式サイト) |
さて、雪もやんだしリフトに乗るか。木々の間を縫って登っていくと、中ほどで広いコースの上を横切る場所に出る。おっ、なかなかいいじゃないか。後ろを振り向くと、雲の合間に白馬の連山が見えた。リフトを降りた場所で改めて見てみると、スキー場のすぐ前から谷間に向かって落ち込んでいて、その対岸は北アルプスの高山の荒々しい岩肌が見える。間にさえぎるものが全く無いから、特等席から景色を眺めている感じだ。ううむ、以前、白馬みねかたから五竜の武田菱を初めて見たときは感激したものだが、それは山間の向こうに顔だけ出した五竜岳だった。しかしここは全体モロで実にいい。スキーのコースそのものは、うーん、まあいいけど、コースパターンはほぼ1つだし、中級以上の人は飽きるなあという印象だが、景色は抜群で、白馬の美しさを堪能するなら、対岸の白馬ハイランドからだと思う。この白馬ハイランドの強みとしては、たとえば、「白馬地区に連泊していたけど、今日は最終日だから昼には出発するか。しかし今日は天気がいいなあ」という場合などに最終日を締めるには最高ではないだろうか。前日まで滑ってきた八方や岩岳を遠くから見てみるのも一興だろう。とにかく写真を見て評価してほしい。景色を見ただけでも来た甲斐があったと思うすばらしいスキー場だ。 11時過ぎには出発し、30分ほどで爺ガ岳に到着した。 |
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爺ガ岳スキー場 〒398-0001 長野県大町市平4819 Tel 0261-22-0551 |
爺ガ岳スキー場 (Webを加工) 爺ガ岳スキー場公式サイト |
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ちびっこゲレンデそのものは後ろ向きでも滑れるものなので、第一リフトの方へ移動する。すると変な乗り物が置いてあった。ナント自転車の形をしたスキーというか、スキーと合体した自転車だ。雪上車のようにキャタピラで後輪を全身させるが、前輪はスキー板の形状になっている(写真見て)。うおお、これはすごい。今日はデモンストレーションの日で、いずれは販売してまわるらしい。ううむ、時間があったら、ぜひ挑戦してみたいなあ。カーブのときにことさら体を倒すのは、エッジを効かせるためだろうか。ううむ、実にすばらしい。でも思わぬ動きをするものが増えると、ゲレンデの事故が増えたりしないかが心配だ。 一番上の第3リフトのコースは急に子供がいなくなって、ちょっと落ち着いた雰囲気だ。コース幅はどれも広めで見通しがいい。リフト料金も安いので、白馬のビッグゲレンデでは手に余るファミリーには、ちょうどいいのではないだろうか。白馬ハイランドはコースそのものは子供向けではないが、かといって中上級者だとすぐに飽きてしまう。こうしてみると白馬には1つはなくてはならない、というタイプのスキー場といえるだろう。 12時半過ぎにはスキー場を出発し、コンビニでパンを食べて1時間ちょいで聖高原(ひじりこうげん)に到着した。 |
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聖高原スキー場 〒399-7700 長野県東筑摩郡麻績村聖高原 Tel 0263-67-2145 |
聖高原スキー場 (Webパンフを加工) 聖高原スキー場(さわやか信州旅ネット) |
さて、ちょっとは滑らなきゃ。リフトに乗って最高地点へ。おお、確かに凍結した湖が見えるが、小さいなあ。ふと北の方角を見やると、千曲川がキラキラ光っていて、千曲市が広がっていた。平地はまぶしいほど明るい。たぶん、山だけ雲がかかっているのだろう。単調なバリエーションだが、千曲川の流れを遠望しているだけで、来てよかったと思った。 数本滑り、3時前には出発。途中で沓掛温泉に立ち寄り、そばを食べてから帰京した。 今回は小さなスキー場ばかりだったが、それぞれ個性が強く、行ってみてよい所ばかりであった。 |
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【白馬ハイランド】 スキーセンター内の階段 |
改札は「だいたいこのへん」でやっている |
コースを横切る | 雲、はれてくれ |
固めだがカービングの板にはいい | これがスキーセンター |
おや、ジュネス栗駒でも見たなあ |
こんなのって、いいと思いませんか |
【爺ガ岳】トロイカの屋根の鈴だ | あの小屋に引っ張ってもらうんだ |
右奥の爺ガ岳がきれいだ | 開放感あふれるゲレンデだ |
トロイカ降りたところ。 通勤電車みたいな混雑だった |
もうすぐ出発ですよ |
いろんなそりがあるぞ | 私も乗りたいなあ♪ だめですか? |
上のコースは落ち着いた雰囲気だ | 【聖高原】 こういうの、いいねえ |
おや、なんだろう | アタリはビデオテープと懐中電灯だ!!! |
当たりますように! | 泡立て器でしょ、CDケースでしょ、おろし器でしょ・・・ |
細かい枝まで凍り付いていた | 聖湖が凍り付いていた |
最高地点は、夏はバス停のようだ | リフトに乗せちゃいけないのは、マグネシウム、クロロピクリン、 メチルクロライド、液体青酸、500g以上のマッチ・・・お、おい! |
休憩小屋の中。左奥の柱時計に注目!! | プレハブのひじり食堂は営業していた。 でも、信州なのになぜそばじゃなくてうどんなの? |
廃墟となった旅館もあった | |
【ギャラリー】 | |
【白馬ハイランド】 白馬の山々を見るなら、対岸のこの白馬ハイランドが 最適なのではないかと思う |
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【爺ガ岳】 なだらかで広いバーン、楽しいトロイカ。 白馬でキッズスキーは爺ガ岳で決まりだ |
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【聖高原】 広いクセのある1枚バーン。しかしなぜ人がいないんだろう・・・。 右のリフト横、ちょうど半分高い所の木には霧氷がかかっていて、2色になっているのが面白い |
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【聖高原】 千曲市と千曲川を見下ろす。 航空写真のように街が見えるのがおもしろい |
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帰りがけ、143号線沿いの車屋浦里店でくるみそばを食べたが、私の口にはとてもまずかった。評判の店だったし、そば自体はうまいので、これは好みの問題だが、心してかかったがいい。左の写真の左下、そばちょこに入っているのがくるみのミソでこれにそばつゆをとかして食べるのだが、とにかく甘いのだ。 いままでのそばで失敗したと思ったのは、このくるみそばと辛味そば(特にねずみ大根にはまいった)であり、この2つは、私の痛恨の2大失敗そばなので、みなさんも油断なきよう。 |
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白馬ハイランド(公式サイト) 白馬村観光局 爺ガ岳(公式サイト) 爺ガ岳の種まき爺さん(山の名前の由来) 聖高原(さわやか信州旅ネット) 麻績(おみ)村観光ガイド 車屋(そば、Yahooグルメ) ねずみ大根 |
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