シャキンといかんか | |||||||||||||
2008年レポート(10) 東北-3 | |||||||||||||
3日目は帰る日だが、今日はジュネス栗駒と、帰りがけに仙台近くの泉スプリングバレーに行く。そのココロは、この2つをおさえれば、全国スキー場ガイドに写真付きで掲載されいている東北のスキー場をすべて滑ったことになるからだ。断っておくが、日本のスキー場を全部滑ろうとしたら、人生を賭けないとできるものではないし、そんな根性が私にあるわけない。しかしマーケッターであったこともあり、特色のある所は遠くても行きたくなる性分なのと、同じ所に繰り返し行く気になれない飽きっぽさがあって、歴のわりにはすごい数のスキー場を滑ることになった。そして全国スキー場ガイドのページに、行っていなくて行きたい所に付箋を貼っていたら、東北地区は非常に少なくなり、残りが目障りになってきたのだ。ええい面倒、この機会に全部行っちゃえ!。 |
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かまくらで有名な横手市を早めに出て、山の中へ入る。山道を登っていって、岩手との県境近くまで来ると「冬期通行止め」になっていて、その手前の道を入るとスキー場だ。 |
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ジュネス栗駒 (Webを加工) 公式サイト |
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クワッドでまずは登ってみる。コースは木が少なくオープンで、黒伏高原や栗子国際を思い出す。とにかく斜面を目いっぱい使った設計だ。ただ、鳥海山が見えないなあ。 最高地点を目指して2本目のペアリフトに。最高地点の降車駅にいた係員に鳥海山はどこかと聞いたら、「あ、見えますね。私には見えます」という、霊媒師みたいなことを言う。「ここからずっと向こうの、ほら、ぼやっと」おおお、よく見たら、ぼわ〜んと見えるではないか。周囲の山々を威圧して、1つだけ大きく四股を広げた鳥海山が。ただし裸眼では見失ってしまうほどぼやけていて、偏光レンズのゴーグルでかろうじて山容が確認できる程度だ。スカっと見えたら、どんなに気持ちいいだろうか。左の写真は望遠で撮影したデジタル画像をめいっぱいレタッチして見えているが、実際はとてもこんな見え方ではなかった。ううむ、これじゃあ感動が薄いなあ。しかし、視認できただけでもいいか。鳥海山がきれいに見えるスキー場は別にあるから、チャンスがあればそっちでリベンジだ。 スキー場はさっきも述べたように、面積の割にはバリエーションが豊富で、飽きさせないいい内容になっている。平日だからといって圧雪に手抜きをしないのもいい(特定のコースの特定の幅だけだが)。メインのアミーコース、エルコースは圧雪も広く、平日の恩恵を頭から浴びるように滑ることができるので、数本滑った。2時間ほどだったが、設備もなかなかいいし、天気が良かったらもっと滑っていたかったたかったすばらしいスキー場だ。 |
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スプリングバレー 泉高原スキー場 (配布パンフを加工) 公式サイト |
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さて、スプリングバレー泉高原は仙台から近いスキー場だ。雪不足の時が多いが、まあ営業してくれていればいいだろう。トットコ走っていたら、目の前に特徴的な泉が岳が見え始め、山麓にはスキー場が・・・。おーい、ここだと呼んでいるみたいだ。遠くから見てちょっと雪が不足して見えるから現地に行ったらとんでもないだろうけど、営業していることは電話で確認しているので、まあいいやという感じだ。看板の誘導のまま、山道へと入る。スキー場がグングン近づいてくる。ワクワクワク・・・。スキー場の駐車場らしきものが見えるが、看板は道のもっと奥へ誘導する。ついていったら、どう考えてもスキー場の横をすり抜けてしまっている。でも看板はあと○km先だという。そんな遠いところに停めてどうすんの。ところがほとんど山の裏手へと回る。もしや・・・。と思ったら、なんと山の裏手にもスキー場があった。これこそスプリングバレー泉高原であった。2時45分の到着だ。 駐車場から階段を登ってみた。建物はなかなか立派だ。さっそくリフトに乗ってみた。 コースバリエーションはまあまあだが、ボーダーの多さを考えると、もうちょっと幅はあったほうがいいかなという印象を受けた。景色は周囲が曇りで暗めであったこともあり、ただ山の中、という感じだ。なにはともあれ、仙台という大都市から1時間以内のアクセスで来れるのだから、重要なスキー場といえる。東京から1時間以内だと今や狭山くらいしかないのだから、ずっとましだ。 施設内を見学。天井が高くていいゲレ食だ。 今日は最終日で東京まで走るから、早めにあがりたいところだ。しかしどうしても気になることがあった。さっき、スプリングバレーと勘違いしたスキー場だ。名は泉ヶ岳というらしい。ううむ、声をかけといて、人違いだったからといって謝りもせずにこっちに来てしまったようなものだが、そんな礼儀に反することを200 SNOW REPORTSの管理人がやっていいものだろうか。やっぱり、1本、挨拶を入れておくか。車を走らせ、さっきのスキー場の駐車場に入っていった。 |
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泉ヶ岳スキー場 (Web地図を加工) 公式サイト(泉ヶ岳ロッジ) |
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鳥海山といい、今シーズンの滑り収めはシャキンとしなかったが、まあ滑れたことだし、シーズンが無事に終わったことに感謝しよう。 |
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東成瀬村は「仙人の郷」で村おこし。 ここから先は冬期閉鎖だ |
設備は立派だ |
大動脈のクワッド。向こう側のゲレンデは 平日閉鎖か? |
クセの無いウェーブだ |
どこかいいと思いませんか | 広く開放感のあるコースだ |
ええと、鳥海山は・・・・ | うわ、キリンだ! |
階段の上のゆきだるまファミリー。 なんか、イタリアのコルチナで見たのにそっくりだ! |
これが秋田でブレイク中の超神ネイガーだ! |
幼児カレー300円、すばらしい発想だ!! | 畳は子供連れにはいい |
濡れたウエアの乾燥室!。 食堂の端で、目が届くのでいい! |
唯一の名物メニューらしきは 「成瀬バーガー」だったが、どこが成瀬なのでしょう |
横手が近いんだから、かまくらがなくっちゃ! | ひゃぐとは、「百」の秋田弁。 ネイガーデザイン利用の商品、多かった |
【ここからスプリングバレー】 これがリフトカードだ |
斜面は強めだ |
建物だけはかっこいい | とにかく低い山ばかり、という感じ |
こんなランチもいいねえ | 天井が高く、明るいのがいい |
【ここから泉ヶ岳】 雪がないね〜 |
海が見えるような見えないような・・・ |
ナイターもやったりする | 夏もアウトドア関係をやるので、 設備はなかなかいい |
板で境界を設定するのがいい | |
【ギャラリー】 | |
ジュネス栗駒のエルコース。ウェーブが逆に飽きさせない効果があるようだ。 すいている時に1年分、かっ飛ばそう! |
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エルコースを上から。山並みの向こうにある盆地が秋田こまちの産地だ |
写真は前沢のサービスエリアで食べた前沢牛の牛丼に冷麺のセット、1500円。前沢牛は岩手が誇る日本の三大牛肉の一つで、これに冷麺がつけば完璧だ(わんこそばはダメらしい)。一瞬だったが、岩手県にいた気分にさせてくれるぞ。 | ||
横手市観光協会 ジュネス栗駒 東成瀬村(役場) 超神ネイガー(公式サイト) 鳥海山(秋田河川国道事務所) スプリングバレー 泉高原 前沢牛(前沢牛協会) 泉ヶ岳(泉ヶ岳ロッジ) |
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