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マウントレースイ、札幌藻岩山

    なかなかやるじゃん
スキー 2003年レポート(6) 札幌-1
redline
テレカ 藻岩山
テレカ(藻岩山)
テレカ 藻岩山
テレカ(藻岩山)
レースイ
天気はいまひとつ
だががんばろう
レースイ
なぜか鐘がある
レースイ
ゴンドラと交差するクワッドだ
レースイ
わずかに晴れ間が
レースイ
コースはいい
レースイ
サホロのノースアベニュー
のような尾根コースだ
レースイ
これが名物ラーメン
(あまりうまくない)
レースイ
帰るころには晴れた。
ホテルを横から見る
レースイ
ホテルマウントレースイ
レースイ
夕張メロンのソフトクリームだ
(メロンの味がする)
藻岩山
藻岩山スキー場の
ベースは広い
藻岩山
なかなかいいぞ
藻岩山
やるなあ!
 奇跡が起きた。3月、連続した休みが取れたのだ。12〜3月のスキーシーズンは会社の仕事が忙しくて連続休暇は取れず、しかも木曜日と日曜日の週休2日であったため、2日連続して休むなど年始の時しかなかったのだ(だから最近のレポートはほとんど平日日帰りだ)。 連続してとはいえ、木〜日曜日の4日間であるが、さて、どこに行こうか迷った。東北遠征(秋田田沢湖、八幡平など)か北陸遠征(勝山など)か岐阜遠征か。新潟や長野、群馬はほとんど行き尽くして遠征するほどの所はもう無い。
 その中で、3月中旬の雪ということと、天気予報から考えて札幌地区ということが考えられた。札幌は叔父がいるし、私の会社の支店もある。そこには入社の研修以来仕事の電話でしか話したことのない同期もいるし、さらには3月の上旬に札幌駅前に大丸が入っている大型の駅ビルがオープンしてニュースになっている。話題の商業施設なんかはマメに見る方だが、小樽のマイカルも行ったことがないとあっては問題だ。ううむ、こうなっては札幌に行くしかあるまい。こうして札幌遠征となったのである。
 3月13日、4時に起きて、朝早い飛行機で札幌へ飛ぶ。ここでレンタカーを借りて、最初の目的地である夕張のマウントレースイに向かう。
 今回、私が行きたいと思っているのはレースイ、ルスツ、テイネ(ハイランド、オリンピア)、小樽地区(朝里川、天狗山)だ。テイネハイランドだけは行ったことがあるが、猛吹雪で何も見えなかった。ガイドブックには海を見ながら滑っている写真があったのを見て、これは札幌に行くことがあれば、もう一度行かなければと思っていたスキー場だ。また、最も大規模なのは北海道最大級のルスツだ。木曜日だけは午前中に雪が降るというので、景色が見えなければ行く意味が無くなるテイネやルスツは避けておこう。そこで景色が強い魅力とはいわないレースイに行くことにした。ここは新千歳空港からも近いので、初日にはぴったりだろう。予備として余裕があれば札幌藻岩山のナイターも行くことにする。ここは札幌の夜景が見えるという。完璧なプランではないか。
 新千歳空港から高速道路に乗り、一路夕張へ。ところが不思議なことに気づく。車が走っていないのだ。首都高なんかは混雑する時間帯だというのに、ここでは途中で3台の除雪車の集団を抜いただけで、対向車線とは1台たりともすれ違いもしないのだ。この道路、本当に走っていいの?。間違えて入ったかな?。どうも不安になる。昨年、北海道の高速道路はクルマよりもクマの方が多いと某議員が発言して鈴木宗男にからみつかれるスキを与えていたが、あながちウソでもないようだ。
 このムダ使い道路を夕張ICで降りると、下道にはソコソコの車が。北海道は普通の道路が高速道路のように見通しがよく信号も無いので、地元の人は高速は利用しないのだろう。そうだろうなあ。ううむ、高速料金を損した。あなたは間違えないように。
 それにしても北海道の景色は本州とはちょっと違う。道路も見通しがいい。ただし調子に乗ってスピードを出すとパクられるから注意だ。地元の人はせいぜい制限速度を10kmくらいしかオーバーしない。
 また、地名も面白い。高速道路に「キウス」という名のサービスエリアがあったし、スキー場に行く途中に越えた川の名は「ペンケマヤ川」という。知らない人が聞いたら「もっとまじめにやりなさい」と言いたくなるような名前だが、これもみなアイヌ語の地名であることは言うまでもあるまい。よしよし、なんか北海道らしくなってきたぞ。
 11時過ぎにレースイに到着した。今日は駐車場料金は無料だ。ところがゲートに係員がいるではないか。私が一旦停車するとオヤジがニコニコ笑いながら「レースイの割引券、持っている?。ない?。じゃあ来た人にこんな場所で渡すのも変だけど、あげます」と言って、一日のみならず時間券まで割引になる券と、温泉その他施設の入場券やら割引券やら、4枚もくれるではないか。カーッ、なんという良心経営!!。はるばる来た甲斐があったというものよ!。平日でも駐車料金を徴収する尾瀬岩鞍よ、よく見よ!。不安すら感じるが、生き残るために努力するのはいいことだ。ただ、マクドナルドみたいに値引きがクセになって赤字転落しないように。
 リフト券は4時間券3,600円が3,200円になるが、ランチパックは3,800円で1時間延長になる。時間券はいいものだ。午前・午後でなく、時間券があれば、札幌あたりの人が朝食を家で食べて10時ごろの中途半端な時間に来る場合に便利だ。
 早速ゴンドラに乗って頂上へ。それにしてもゲレンデトップは標高が706mしかないというのが信じられない。とにかく寒いのだ。雪質もいい。降っているのは紛れもない粉雪で、板を強く踏むとクリクリと片栗粉のような音がする。久しぶりのパウダーだ。遠くは見えないが、隣の山が見える程度に吹雪いている。まあいいだろう。今日は我慢の日だ。
 ここはダンシングAラインというコースがいい。ゴンドラから眺めていて、一目で気に入った。このバーンは広い斜面のど真ん中にダンサーズという名のリフトを架けてその左右をAライン、Bラインとしているが、Bラインはやや片斜面だ。Aラインでカービングを試しながら滑る。2本目はワインディングロードという尾根のロングコースだ。吹雪いている時は、林間がいい。コースがよく見えるからだ。3本目はスウィンギングAラインへ。ここでいきなり視界が開け、遠く石狩平野が遠望できた。遠くの平野が光って見える。吹雪いているのは、この山だけなのだろう。思わず見入ってしまったが、3分もしないうちに再び雪が降り出した。
 さて、昼食にする。昼食クーポンはメイン1品とサイド1品の2品を選べるシステムになっている。メインとはカレー、ラーメン等(どれも600〜700円)であり、サイドとは焼きおにぎり、ポテト等(どれも200〜300円)となっており、組み合わせ自由だ。ここの名物はレストラン「たんぽぽ」の「蝦夷(えぞ)ねぎラーメン塩味」で、ギョウジャニンニクを麺に練りこんだオリジナルの逸品だという。おおお、もうこれしかあるまい。出てきたのは、緑色をした麺で、塩味だ(写真見て)。そんなに感動を呼ぶ味ではなかったが、まあいいだろう。食べ終わると、さっさと店を出てゴンドラステーションへ向かう(これが悲劇を呼ぶ)。イマイチの天気の中、飛ばしてケガするのもイヤなので、小回りを中心に圧雪されたパウダーの感触を楽しむ(これも良くなかった)。しばらくしてゴンドラの中で胃が重くなる。いかん、朝がえらい早かったのに、ラーメンを食べた後にロクに休憩を入れずに小回りなんかやったもんだから消化によくない。ううむ、なんたる不覚!。とにかくこんな天気の中で無理する必要はないし(写真は明るい、小雪の時を狙って撮っている)、これは早く切り上げて藻岩山でナイターでもやるか。札幌の夜景が見れそうだ。ホテルMt.レースイに寄って休憩し、夕張メロンのソフトクリームを食べて3時半にレースイを立った。ちなみにレースイの名はこの冷水山という山の名前からきたもので、その名を冠したホテルは非常に印象的なデザインである。
 夕張からとろとろ走り、札幌市内にある藻岩山スキー場へ向かう。ここはガイドブックその他によるとナイターでは夜景を見ながら滑ることができるという。すんばらしい。夜景を見ながらというのはあまり記憶にない。サエラリゾートに行った時、はるか遠くに沼田市の夜景がポソポソと見えたくらいだ。ノルン水上や新和木曽駒は山の中なので漆黒の闇の中のナイターであった。ワクワクだ。
 ちょうど日が暮れてころに到着した。よしよし。ナイター券を買ってまずはリフト1本。たった1本だが、夜景が見える。おお、いいではないか。なかなかやるじゃん。でも住宅街の夜景だ。そこでもう1本上に上るとなかなかいい感じだ。ただし、ここでミスがあった。本当に札幌の夜景を見たいなら、ゲレンデがある斜面とは別の、ロープウェイのある斜面、あるいは山頂に登らなければいけないのだが、ロープウェイの営業が早く終わってしまうため、山頂へ行くリフトもすぐにストップしてしまうのだ。つまりススキノなどの夜景とは別の方角を向いた斜面で滑ることになる。私は住宅街の夜景で十分に満足してしまっているのだが、本当はもっとすごいものなのかもしれない。正しくは、スキー場に来たら真っ先に山頂を目指すべきであったか。しかし、突発的に吹雪いたりもしたので、とりあえず見られただけでも感謝しよう。
 到着日はいろいろあろうかと叔父さんの家にも寄らず、同期にも会うことなく、ジンギスカンを食べに行った。これが大失敗。量が多いとはいえ、半分しか食べられなかったのだ。食欲がない。いや、眠い。幼稚園から高校まで無遅刻無欠席を誇った健康優良児が、食べ残しをするとは。とにかく明日はルスツに行くつもりで朝も早いから、とにかく退散だ。寝不足、筋肉痛、胃のもたれをかかえて急いで寝ることにした。明日はルスツに行けますように。
orangeline
レースイ レースイ
いいバーンだ ゲレンデからホテルへは
この通路で川を渡る
レースイ レースイ
いきなり鹿の
出迎えだ!
ゲレ食(たんぽぽ)は明るい
レースイ レースイ
ゴンドラには広告が
ビシビシあった
また吹雪いてきたぞ
レースイ レースイ
これがダンシングAコースだ 遠くは晴れている
のが分かる
レースイ レースイ
これは林間コースだ 国道からスキー場全体
を見てみると
藻岩山 藻岩山
【ここから藻岩山】
ナイターは人気があるようだ
藻岩山のセンターハウスは
小学校の校舎のようだ
藻岩山 藻岩山
最下部のバーンだが、
なかなかいい(小雪が舞う)
ナイターは充実
藻岩山 藻岩山
リフトもライトアップ よしよし
藻岩山 藻岩山
木の間から夜景が 突然、吹雪いたりする
藻岩山
なかなかやるじゃん
 
 
 
スキー TIP
 藻岩山ロープウェイはスキー場と経営母体が異なる。スキーのナイターは夜9時までだが、ロープウェイは夜7時で終わりだ。真っ先に山頂に行こう!。
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