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白樺湖ROYAL HILL、白樺リゾート

  おむすび山!
雪だるま 2003年レポート(2)
redline
白樺湖ロイヤルヒル
でたあ!修学旅行
軍団だ!!
白樺湖ロイヤルヒル
一番下のバーンだが、
実にいい。 
白樺湖ロイヤルヒル
湖に向かって
白樺湖ロイヤルヒル
車山を背に
レッスンだ 
白樺湖ロイヤルヒル
上半分の部分へは
すこし平らになっている
白樺湖ロイヤルヒル
すばらしいバーンだ
白樺湖ロイヤルヒル
そのバーンの上部
から。車山が見える
白樺湖ロイヤルヒル
左端の中級バーン。
修学旅行がいた
白樺湖ロイヤルヒル
中央がボードパーク。
左に蓼科山が見える 
白樺湖ロイヤルヒル
三角形の山だ
白樺湖ロイヤルヒル
最下部は湖に顔を
つけるように滑る 
白樺湖ロイヤルヒル
長野五輪で使われた
というご神木だ 
白樺リゾート
【ここから白樺リゾート】
白樺リゾートのゲレンデから白樺湖
白樺リゾート
リフト脇にはなぜか
イギリスの衛兵が 
白樺リゾート
車山と白樺湖
(木に隠れている)
白樺リゾート
ファミリーにいい
白樺リゾート
チビッコ諸君、
蓼科山が見ておる!
白樺リゾート
これが池の平ホテル。
この白鳥、なんとかして 
氷燈祭
氷燈祭はこんなかんじ
氷燈祭
すべり台が一番の人気
白樺湖
白樺湖と蓼科山
 この2003年のシーズンは降雪について言えば、当り年といえるだろう。それは量というよりも、降り始めの早さによるもので、11月ごろからあちこちで滑走開始の声を聞いたものだ。
 その中で私は遅ればせながらイエティでカービングデビューを果たしたのだが、どうも高速で滑っていないので板の性能がよく分からない。それと、肝心の温泉には入らずに御殿場のアウトレットモールの見学をしたため、今ひとつ「スキー感」が無い気がする。どうしたものか。
 例によって平日休みの利点を生かして、「私が行ったことがなくて」「小さすぎなくて」「近場」を探してリストアップしてみたのだが、そのひとつが蓼科にある白樺湖ロイヤルヒルである。
 なんとか休めそうなので、今度は温泉付きで行くか。かくして白樺湖行きが決まったのであった。
 蓼科地区はご存知の通り、車山を大将として、それに比肩する中規模スキー場が多い。高原なので大規模スキー場に向かないのだろうが、ベース部の標高も高いので、人工降雪機という近代兵器の恩恵にあずかることができるのだ。中央高速沿いという地の利もあり、日帰りスキーヤー御用達のエリアである。もともとここは夏の避暑地でも有名で、エアコンの名にもなった「霧が峰」は車山のすぐ隣だ。
 実を言うと私は今回、もう一つの行ったことがないスキー場、「しらかば2in1」にするか迷ったが、ロイヤルヒルのロングバーンで高速パラレルを試したくて決定したいきさつがある。しかし、午前券で上がり、ついでに面白そうな巨大なペンギンがいて、白樺湖に突っ込むようにして滑ることができるという「白樺リゾート」も3本くらい滑って見学してみることにする。その後は温泉だな。まったく、いつも通りの軟弱スキーだ。
  リフトは8時半から開始というので、5時半ごろ家を出発する。6時半ごろ談合坂、7半ごろ八ヶ岳SAで休憩し、諏訪南ICを降りて蓼科に向かう。
 一般にガイドブックでは蓼科方面は諏訪ICの利用が推奨されているが、ここだと高速料金だけでなく、短い茅野有料トンネル(100円)という馬鹿らしい出費をしないと変な回り道を強いられることになる。諏訪南ICからならば、奥蓼科の看板に惑わされないようにすれば簡単に芹ケ沢で大門街道に入れるだろう。
 さて、8時半にはロイヤルヒルに到着。ここで失敗があった。ゲレンデ周囲はホテルの有料駐車場ばかりで、無料駐車場は湖畔まで降りなければならないのだ。まるで白馬八方尾根みたいだ。やむなく、湖畔へ。どうも車が少ない。後でリフトで上に登ってみて分かったことだが、このロイヤルヒルには2ヶ所の無料駐車場があり、下の湖畔の駐車場はゲレンデまで5分くらい歩かなければならないので、人気が無いのだ。逆に車で中腹まで登ったところにある八子ガ峰駐車場はゲレンデ隣接だ。上の駐車場の方が賑わっているのを見てがっくりすることとなった。あなたは間違えないように。でも、そういう情報はHP、などで公表すべきだと思うけどね。
 湖畔の駐車場から板を担いで登るが、とにかく路面が凍結していて滑りやすい。何度もコケそうになる。どうにか案内所へ。すると、すごい数の黄色いウェアの軍団が。修学旅行の大部隊だ。うわあ、せっかくすいているのを期待したのに。まあいいとして半日券を買う。
 基本的にこのスキー場は下半分と上半分になっており、中間はすこしなだらかなので、一体感は無い。2つの異なるスキー場が合体したと思った方がいいだろう。下半分は白樺湖に向かって滑ることができる。車山のスキー場も横目にすることができるのもいい。中級斜面がほとんどで、なかなか雪質もいいが、いくぶん傾いた斜面になっているので、快適というには今一歩だ。
 上半分のゲレンデにはびっくりした。本当にびっくりだ。志賀高天ヶ原か一の瀬を彷彿とさせる広大な1枚バーンで、端にはクワッドが設けられている。中央部はボードパークになっていて、奇怪なジャンプ台やら手すりやらがあり、左側はいくらかなだからなバーンだ。蓼科地区にこんなバーンが隠れていたとは!。とにかく写真を見てちょうだい。
 早速最上部まで上る。クワッド途中からは浅間山が見える。噴煙を上げているのを見ると闘志がみなぎっているようだ。遠くには妙高か飯綱高原らしきスキー場。反対側には御岳山のスキー場までが遠望できる。それにしても風が冷たい。写真を撮ろうと手袋を外すと、痛いほどだ。修学旅行の生徒はいないし(多少、うまい生徒は左の中級バーンでレッスンしていた)、もう狂喜のパラレルだ。それにしても上半分と下半分は内容的にも別のスキー場だ。
 ところで私のカービングの板、やはり小回り用のせいか、キレ方が強い。板をたわませた後の反動も強く感じられた(それまで履いていたRXDがフニャフニャになっていたせいもある)。蓼科の硬めのバーンにはカービング板はよく合うと思う。短い板ではあるが、とりあえず高速でもOKだ。
 少し下の方も滑ってみる。修学旅行生が多いが、みんな下手なようだ。ゼッケンには南紀高校とある。クワッドで乗り合わせた女子学生(茶髪はいなかった)によると、三重県熊野にある高校で、スキーは体験的にやってみたかったが、うまくなりたい訳ではないらしい。そうだろう。雪山そのものを楽しんでいってくれ。
 そういう中、バーンのリフト脇をウェーデルンで一直線に滑ったりする。クワッドに乗っている生徒たちのゴーグルが私の方に向けられる。うふふ、みんな見とるわい。こんなことに喜ぶようではトシなのかもしれないが、上級者が滑りを見せるのは、イメージトレーニングの上でも、「ああなりたい」と思わせる動機付けの意味でも、重要なことなのだ。私もそうだった。浦佐のスクールに入った時リフトの上から、滑っている人を見ていたら(ここはとにかくうまいのが多い)、スクールの先生から「君も早く振り返られるようになりなさい」と言われたのを思い出した。でも今、浦佐で同じように滑ったら、リフト上の客は「イメトレによくない」と言って目をそらすだろうなあ。
 最上部のバーンを10本以上は滑っただろうか。コースは実質的に3〜4本しかないので、トレーニングでなければすぐに飽きてしまうのだが、蓼科山を筆頭とする景色のよさには退屈することは無かった。それにしても蓼科山は絵になる山だ。ニョキッと突き出した山頂、円錐形の山の形はおむすび山のようだ。時が経つのも忘れてしまいそうだ。
 さて、次は白樺リゾートである。ここは池の平ホテルが運営しているスキー場だ。車で3分くらいの場所にある。ここはリフト2本のファミリーゲレンデだが、「湖に向かって滑る」というフレーズがどうしても気になり、1回券を3枚買った。ところがここは、写真にあるように、「湖」ではなく「ホテル」に向かって滑るスキー場だ。だまされた。ビギナーコースには巨大なペンギンがあるというので見に行く。
 あるわあるわ、巨大なペンギンと馬だ。これはビニール製で、中にはビニールで膨らませたトランポリンになっている。内側に空気を送り込み、内圧を上げて膨らませているものだ。やれやれ。すると遠くで奇声が聞こえるではないか。どれどれと見ると、いい年こいたオヤジ、オバサンが20人くらい、キャーキャー言いながらそり遊びをしている。その喜び方が尋常ではないのだ。童心にかえっているのはいいが、あれだけ大勢でやっていると、どこか宗教的な不気味さすら感じられた。よく話を聞いてみたら、中国語だ。きっと香港か台湾あたりから来た、雪が珍しい人達なのだろう。まあいいことだ。大いに楽しんでもらいたい。
 いよいよ温泉に入る。有名な「すずらんの湯」だ。大人は700円だが、すぐ隣で開催中の「氷燈祭」の入場券600円と込みで1000円券があるという。きっとくだらないだろうが、こういう性格なのでそちらも見ることにして1000円券を買う。
 温泉はガラスに仕切られた、白樺湖を眺めることができる露天付(屋根があるのに露天だと)のものだ。非常にすいていてよろしい。
 隣の氷燈祭に行ってみる。ビニールの屋内施設の中に氷の彫刻を置いたものだ。しかし、どういうわけか韓国の建物ばかりで、どれもレンガ作りのものだから形としては単純だ。氷の芸術でよくある白鳥とか、馬とか、そういうものは融けたら形が分からなくなるものはダメみたいだ。室内は寒いとはいえ、冷房設備はないので、融けた痕が見られた。旭川の雪祭りにあった氷の彫刻の方がずっと良かった。しかもそちらは無料だ。
 ここでも大勢の大人が大騒ぎしている。何事かとおもいきや、氷の滑り台でおおはしゃぎしているのだ。そう、やっぱり中国人だ。英語のできそうな人に聞いてみたら、やはり台湾の台北から来たという。氷がめずらしくて仕方ないらしい。彼らが帰ってしまうと急に静寂になってしまい、氷の滑り台も寂しそうに見える。その昔、台北に行った時の街の活気を思い出してしまった。
 明るいうちに帰ることにする。帰りがけ、大門街道で車がモロに壁に激突していて、そこから1分ほど下った所でパトカーとすれ違った。事故は何回見てもイヤなものだ。
 帰りも諏訪南ICから帰ることにする。来た時の道を逆にたどる訳だが、コスモ石油のGSを右折する所の標識が不親切なので、ここだけ注意すれば大丈夫だ。
 それにしてもあの一枚バーンは良かった。蓼科山の愛嬌のある景観にはもう一度会いに行きたいものだ。
orangeline
白樺湖ロイヤルヒル 白樺湖ロイヤルヒル
下のゲレンデだが、すこし
傾いておるわい
車山を見ながら
レッスンだ
白樺湖ロイヤルヒル 白樺湖ロイヤルヒル
これで、へんなボーダー用
の遊び場を作るんだろうな
中腹のレストハウスの名は
ウィスラーだ!
白樺湖ロイヤルヒル 白樺湖ロイヤルヒル
駐車場と蓼科山 白樺湖の対岸から
ロイヤルヒルスキー場を見る
白樺リゾート 白樺リゾート
【ここから白樺リゾート】
白樺リゾートの初心者コース
リフトとの交差
白樺リゾート 白樺リゾート
これがそのペンギンと馬だ 馬の内部。ペンギンも同じで、
中はトランポリンだ
白樺リゾート 白樺リゾート
扉が閉まっている時 出入りして扉が開くと、
内圧が下がり、馬の首が寝る 
すずらんの湯 すずらんの湯
これがすずらんの湯だ サッシの向こうに白樺湖が見える
氷燈祭 氷燈祭
氷燈祭はこのビニールハウスの
中にある 
韓国の仏塔だ
氷燈祭 氷燈祭
ぴかチュウもあるぞ 秀吉の朝鮮出兵で焼き払われた仏国寺
は当時最古の木造建築だった
氷燈祭 氷燈祭
仏像のひざにはお賽銭が 中はこんな感じ
氷燈祭 氷燈祭
ワールドカップだ! ドラエモンはアジアで人気だ
   
 
   
スキー TIP
 インターネットでロイヤルヒルの公式ページに行くと、割引券をGETできる。半日券でも値引きしてもらえるので、チェックしよう。平日半日券が2500円のところ2250円になる。
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